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Category: Script

Palm Canyon Drive

Palm Canyon Drive

軽いカジュアルなモノラインスクリプト。傾きが強く、アセンダーやディセンダーが大きく、それがちょっとエレガントな雰囲気を醸し出している。派手なスワッシュオルタネートは皆無だが、リガチャーとちょっとしたキャッチワードがある。Bonus Glyphs というのがファミリーにあり、そちらには追加キャッチワードとイラスト、オーナメントが入っている。変わっているのがパソコンやスマホ、タブレットなどのイラストがある所。あとハンドサインがあるが、中にはぶん殴られそうなものもある(笑)。3ウェイトあり、Bonus Glyphs も2ウェイトある。名前はカリフォルニア州パームスプリングスにある渓谷の事で、景勝地となっている。名前の通りヤシの木だらけのおもしろい場所である

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Design Date
2015
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Thillends

Thillends

(多分)平筆によるブラッシュスクリプト。幅広の平筆を用いてデザインされたようで、どっしりとしていてコントラストが強く、また筆のかすれまで表現されている。字形は意外と大人しく、大文字にはオルタネートがまったくない。小文字にちょっとスワッシュの付いたものとリガチャーがある。元々が割とインパクトがあるので、それで派手なスワッシュまで付いたらやり過ぎと思ったのかもしれない。Swash というファミリーがあるが、これはスワッシュラインのみなので、下線として使うほか、うまく文字とコンバインすればそれっぽくなるだろう。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2016
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Pompeijana

Pompeijana

本日は35歳という若さで急死したK-1選手、アンディ・フグ(Andy Hug)の誕生日(1964年)。フグと言えば踵落とし(axe kick)だが何にもヒットしないので(笑)、出身のスイスにちなみ、同じスイス出身のアドリアン・フルティガーの書体を紹介。折角なので全然知られてないこちらを。カリグラフィーで言うところのラスティック・キャピタル(Rustic Capitals)という書体をフォント化したもの。需要がほとんどないのか、滅多にフォント化されることのない書体で、非常にレアである。1世紀頃からある非常に古い書体で、細長いプロポーションと強いコントラストが特徴。ブロードペンで書く時はペン先をほとんど垂直に立てる事が多いので、人差し指と中指の間にペンを持つと書きやすかったりするという、書き方さえも珍しい書体である。このフォントにはやや本体とは異質なボーダーフォントが付いている。

Category(s)
Design Date
1992
Designer(s)
Publisher

Mary Read

Mary Read

本日は女優キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)の誕生日(1972)。彼女と言えば筆者の同年代の方はご存知だろう、『メリーに首ったけ(There’s something about Mary)』の超絶下ネタに大爆笑(あの髪型!)してたクチなので、そのメリーの名を持つ書体を紹介。
こういうのもスクリプトっていうのだろうか。ほぼ間違いなくブロードペンでデザインされており、モダンカリグラフィーの部類に入るかなと思う。コンデンスで直線的な角ばった字形で、コネクションはないが、一応イタリックの体(てい)はしている。セリフがくるっとカールしているのが特徴的。スワッシュオルタネートも少ないながらあり、ちょっとレトロで可愛らしいガーリーな書体である。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
2008
Designer(s)
Publisher

Rinstonia

Rinstonia

カジュアルなボールペンスクリプト。人の自然な筆致に近い字形でありながら、きちんと整理されており可読性をよく保ったスクリプトである。所々インク溜まりがあり、ボールペンの雰囲気がよく出ている。スワッシュオルタネートもあり。欧米人が使うサイン(signature)にも見えるが、あれは「他人が簡単に真似できない」よう特殊なデザインがされており、そういうのとはまったく違うのでご注意。1ウェイトしかないが、2,000円ほどと大変お買い得。ちなみに「ボールペンは和製英語で本来はボールポイントペンだ」とよく言うが、欧米でも ball pen と呼ぶ事はあるようだ(Wikipedia: Ballpoint pen)。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
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Volina

Volina

リボン風味のあるスクリプト。基本はブロードペンで書かれた細めのカリグラフィーイタリックだが、所々線が途切れており、それがリボンが捻れてるかのように見えるのがおもしろい。というぐらいかな特徴は。しかし途切れてる箇所が多いので、実際に文を組むとなかなかおもしろい視覚効果になっている。グリフ数は867と中ぐらい。なぜか鳥のイラストアイコンが多めに入ってる。英国の有名ファウンダリーの作なので品質は良いと思う(多分)。2,200円程度とかなりお買い得。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2017
Publisher

FF Madonna

FF Madonna

本日はマドンナの誕生日(1958年)。来年還暦らしい。いや凄いよねって事でこちらを紹介。フォントでは大変珍しい古い書体。カリグラフィーでいうところのアンシャル体(Uncial)で、大文字風のアンシャルと小文字風のハーフ・アンシャルを組み合わせてひとつのフォントとしてある。これは2~3世紀頃に聖書などによく使用されたもので、書体名のマドンナは歌手ではなく原義通りの「聖母マリア」を意味していると思われる。説明文にはブラックレターと書いてあるが、そっちに分類できるんかな…? 大変歴史のある格調高い書体だが、まぁあんまりその辺に囚われずに雰囲気が合えばどんどん使用してもらいたい。

Category(s)
Design Date
1993
Designer(s)
Publisher

Dom Loves Mary

Dom Loves Mary

スタンダードなカッパープレートスクリプト。まぁまぁ王道な普通のカッパープレートで、オルタネートはあるもののやや控えめ。代わりにオーナメント類が充実しており、珍しいところで平筆で書かれたローマンキャピタルがファミリーにある。あと単語があらかじめ組まれたグリフがいくつか入った Addons というファミリーもあり。ウェディングなどフォーマルな用途にどうぞ。

Category(s)
Design Date
2012
Publisher

Banana Yeti

Banana Yeti

本日「バナナの日」って事でこちらを。ややロンド風味のあるスクリプト。エッジが丸いので一見ブラッシュのようだが、多分ペンスクリプトだろう。アメリカのタイプデザイナーでカリグラファーの Ross F. George の書体と、同じくアメリカの画材メーカー・Speedball 社のカリグラフィーテキストを参考にしたとある。柔らかく可愛らしい雰囲気を持った書体で、x-ハイトが小さくエレガントである。変わってるのが、グリフは一緒だが、ベースラインが微妙に違うオルタネートが7種ほどあり、うまく使えば曲線に乗ったような文字組みが可能。なんかあんま必要ない気がするが(笑)。スワッシュオルタネートやリガチャーはかなり少ない。ま、あんまりハデにしない方が可愛らしいかも。5ウェイト。ちなみに Yeti とは、ヒマラヤで時折目撃されるという雪男?の事。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher

Basile

Basile

本日は82の日だそうな。てなワケでハーブの代表格?のバジルっぽい名を持つ書体を紹介。カリグラフィーと活字の中間のようなイタリック。字形はカリグラフィーイタリックを踏襲しているもののコネクションはなく、傾きもほぼなくアップライトに近い。もちろんスワッシュオルタネートとリガチャーは多数用意されている。サンプルにある Arrighi(アリッギ)とは15世紀イタリアのタイプデザイナー、Ludovico Vicentino degli Arrighi の事で、最初に手書きの書体チャンセラレスカ(cancelleresca = chancery)を元にイタリックの活字をデザインした人とされている。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher
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