サードウェーブ系ミクスドファミリー。ダイナミックなアップライトのブラッシュスクリプトと、ラフな大文字のみのレタリングローマンが2種。それぞれにアウトラインとフィルがある。オーナメントもアウトラインとフィルに分かれており、トロピカル風味があって夏にピッタリの書体ではなかろうか。名前はスペイン語でレモンの事。欧米では夏はとりあえずレモネード飲むらしい(笑)。
Category: Script
皆さま3連休いかがお過ごしでしょうか。本日は海の日。という事でこちらをご紹介。ゆるゆるのカジュアルなブラッシュスクリプト。コントラストは強めながらx-ハイトが大きく、字形も素直で読みやすい。当然スワッシュオルタネートもある。丸筆でデザインされたアップライトと、若干傾いた Slanted バージョンがある。ほか、平筆で書いたコンデンスでリガチャーも豊富な Caps があり、こちらも Slanted があるほか、若干ラフになった Wild というバージョンがある。ただいま50%オフセール中。ビーチプリーズ!!
優雅なカッパープレートスクリプト。19世紀アメリカのプリンターで「クリスマスカードの父」と呼ばれる Louis Prang の書体を参考にしたとある。ローマンキャピタルの風味も加えたとかあるが、どこらへんがそうなのかは不明(笑)。繊細でタイトな字形で、最近の書体らしくオルタネートがかなりあって、900ほどのグリフがある。2ウェイト。ただいま半額セール中。ちなみに発売元の Studiopos の書体は今気づいたがこのブログで結構紹介しており、スクリプトが得意なようである。
本日はビキニスタイルの日。1946年、フランスのファッションデザイナー、Louis Réard ルイ・レアールがこのタイプの水着を世界で初めて発表したそうな。我々男子にとっては最も崇め奉らねばならぬお方という事になるが、名前が発表の4日前に原爆実験があったビキニ環礁から取ったというのがちと引っかかる。しかしこの水着の素晴らしさは揺らぐことはないだろう(笑)。
そんな事はさておきこのフォントの紹介を。ゆるいラフなブラッシュスクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトの方はイマドキのゆる~いガーリーなアップライトで、いわゆるサードウェーブ的な雰囲気のスタイルである。リガチャーとオルタネートも豊富に揃っている。サンセリフの方はジオメトリックな軽いウェイトのもので、小文字はないがリガチャーが結構ある。もちろん組み合わせて使うことが想定されているので、雰囲気がよくマッチしている。ぜひファミリーで購入を。
本日はアインシュタイン記念日。1905年、のちに相対性理論へと発展する最初の論文を発表したそうな。というワケで、アインシュタインの筆致をフォント化したものを紹介する。Kickstarter で資金を集めて開発したらしい。その制作過程も全部レポートにまとめており、PDF で閲覧可能になっている。正直言うと日本人にはかなり読みづらいと思うが、ま、天才の気分を味わうのもよろしいんじゃないでしょうか。Pro 版は1700もグリフがあり、さらに10ウェイトもあって使いごたえがある。
ちなみにこの天才博士、ノーベル賞の賞金を慰謝料としてやるから離婚してくれと妻に迫り、見事受賞すると本当に支払って、事もあろうに従姉妹と再婚しようとするも、なんとその従姉妹の娘に目移りしそっちにプロポーズするも断られ(当たり前だ)、しょうがなく従姉妹に戻って再婚したというなかなかのゲスっぷりを発揮している。業績の立派さと人格は必ずしも一致しない好例(笑)。
アメリカン風味のあるレタリングスクリプトとサンセリフのデュオ。ビールやメジャーリーグのロゴのような筆感のあるスクリプトで、スワッシュオルタネートがあるのはお約束。あまり字種は多くないが、それでも遊べるだろう。代わりと言ってはなんだがこれにマッチする大文字のみのサンセリフもファミリーにある。作者がインドネシア人という事もあるだろうか、字によってはちょっと字形が逸脱しすぎててそれと判別しづらいものがあるが、ま、大目に見て欲しい(笑)。3,000円もしないお安めなフォントで気軽に使えるだろう。
本日は「恋人の日」らしい。ブラジルのサンパウロでは、この日に恋人同士がフレームに入れた自分の写真を交換し合う日だとか。スマホ全盛のこの時代にまだやってるのかどうかは不明だが、これに日本の全国額縁組合連合会が乗っかったものらしい。
というワケで「恋人たち」という名のスクリプトを。鋭い男性的なカリグラフィックイタリック。カリグラファーはだいたい自分のオリジナルスタイルのイタリックを開発するもので、このイタリックもそうだろう。この作者はやっぱり男性で、ガイドラインを若干無視した、スピード感に溢れるアップライトのイタリックになっている。アセンダーのキュッとしたフックが特徴的。グリフ数は547とそんなに多くはないが、リガチャーが多く、多彩な文字組みを楽しめるだろう。1ウェイト。
本日は「ロールケーキの日」とかいうので名前だけ関連してるこの書体を紹介。モノラインのカジュアルなスクリプト。傾きが強く幅広で字間も広いので、横に横に広がるような感じになる書体である。グリフはオルタネートを含め1,000以上あって、非常に組み応えがある。作例にもあるが、ネオンサインに最適な字形をしているので、飲食店方面で重宝するだろう。1ウェイト。ちょっと細すぎるので、ウェイトバリエーション欲しいかな。
久しぶりに見たような気がする、正統派カリグラフィーイタリック。3年前に紹介した Dream Script に近いだろうか。スワッシュ等も含めて教科書のお手本に出てくるような真面目な書体である。ウェイトは教科書でよく紹介されてるようなものよりはやや軽めで、傾きも弱い。特に奇をてらった所はないが、ローマンキャピタルもグリフに入っている。ファミリーは多く見えるが、実は Pro 版に入ってるグリフを Std 版に分けただけなので、Illustrator 等異体字切り替え機能を持つアプリケーションを持っている場合は Pro 版ひとつで済む。1ウェイト。ただいま25%オフセール中。
なんかやたら和風イメージなのが目を惹いたので紹介。筆感たっぷりのブラッシュスクリプト。かなり柔らかい、おそらくは日本や中国の書道で使うような筆で書いたようなスクリプトで、傾きはなくアップライト。コントラストはかなり強く、スピード感はなくぼったりしている。オルタネートやリガチャーはそこそこあるかなという感じ。代わりに同じく筆で書きながらも、スクリプト感はない大文字のみの Hand と、ちゃんとかっちりレタリングされた Sans がファミリーにある。あとシチュエーションにまったく統一感のないイラスト Doodles も付属。ちなみにファウンダリーはインドネシア。ただいま15%オフセール中。