名前の通りカジュアルなスクリプト。欧米人が署名する際に使うような雰囲気のアップライトのラフなもので、Regular は見ての通りモノラインのペンスクリプトだが、Bold の方はコントラストの強いブラッシュスクリプトとなっている。ただし字形の骨格に変化はない。グリフ数は479で、オルタネートやリガチャーは多少あるものの、最近のスクリプトとしてはちょっと物足りないかなという感じ。ま、気軽に使って欲しい。ただいま単品だと50%オフだが、2つセットで買うとなぜか高くなるという変な設定がされている。設定ミスかな?
Category: Script
今週末は母の日。書体名はスペルは違うが明らかにハートをイメージしてるのでこちらを紹介。ポインテッドペンでデザインされたカジュアルなスクリプト。ややコンデンス気味で、見た目の傾きもバラバラだが、ストロークにダイナミックさはなく、あくまでゆるゆる。全体的にガーリーな雰囲気があるかわいらしいスクリプトである。スワッシュオルタネートはほとんどないが、リガチャーはたくさんあるので文字組みのバリエーションが楽しめる。1ウェイト。ただいま40%オフセール中。
本日は「アイスクリームの日」だそうなのでこちらを紹介。ぬっちょりしたクリームたっぷり感あふれるレタリングスクリプト。傾きは弱くややアップライト気味。ウェイトは重めでカウンターも狭く、黒黒とした所が特徴。多少スワッシュの付いたオルタネートはあるが、あくまで控えめでそんなに派手なものはない。「ジェラート」という名前ではあるものの、全体的にはちょっとアメリカンな雰囲気があるかなという気がする。ちなみに一般的なジェラートは、日本の規定ではアイスクリームには分類されないそうな…。1ウェイト。MyFonts Best Fonts of 2011 受賞書体。
1519年の本日はレオナルド・ダ・ヴィンチの命日だそうである。4月15日が誕生日だそうだがなぜその日にこれを紹介しなかったかというと、今年は土曜日だったからである(笑)。というわけでダ・ヴィンチの筆致をフォント化した書体を紹介。当時のペンのせいかどうか知らないが、どうもかっちりしておらず、筆で書いたようなふにゃふにゃしたストロークである。ダ・ヴィンチは左利きだったせいか、鏡文字で右から左に書くクセがあった(というか手跡のほとんどがそうらしい)事が知られており、それを再現した Backward というバージョンもある。後はダ・ヴィンチのスケッチかなんかのオーナメントがちょろっと。
ラフな手書きモノラインスクリプト。ストロークは普通のペンで書いたように抑揚がない。非常にコンデンスな書体で上下に激しく振れており、ウソ発見器のグラフのようである。だが字形はさほど崩れておらず、まぁまぁ読みやすい。One、Two、Three と3種類あるが、ただ単に字形が違うだけ。OpenType 機能を使ってオルタネートにすりゃひとつにまとめられたと思うが、Office 系アプリなどでも使いやすくしたのだろう。3種まとめて買っても $16 と非常に安い。この作者はスクリプトを得意としており、他にも多数発表している。英国在住の本人の twitter アカウントによれば紅茶オタクとの事(笑)。名前は「超うめぇ~!」ぐらいの意。
アセンダーとディセンダーが極端に長いカリグラフィックイタリック。サンプルでは文字が結構上下に伸びているが、これはオルタネートではなく、デフォルトでこんな感じの書体である(横に伸びるスワッシュはさすがにオルタネートだが)。キャップハイトもかなり大きい。傾きは弱く、アップライトに近くなっている。1ウェイトでファミリーがないが、グリフ数は1884とかなり多めで使いごたえがあるだろう。ちなみに「ファド」とはポルトガルの民族音楽の事。でも作者はロシア人。
少々ラフで男性的な雰囲気のあるカッパープレート。19世紀アメリカの方でよく見られたスクリプトを参考にしたとある。やはりスワッシュオルタネートはあるが、それよりはリガチャーがかなり豊富。3文字以上のものも多数あって、どの字形を選ぶか悩みがちな人には楽でいいだろう。1ウェイト。名前は「無知」と「不知」とかいう意味らしい。なんででしょ。ただいま50%オフセール中。
活字寄りなカッパープレートスクリプト。手書きのブレが少なくシステマチックにレタリングされたような印象で、どちらかというと Didot のイタリックのような雰囲気がある。作者もそれを意図してか、リガチャーはあるものの、スワッシュオルタネートはまったくと言っていいほどない。5ウェイトあるがヘアラインの太さはほぼ変わらないので、一番太い Bold は見ての通りかなりのコントラストになる。あまり高級感はないが可読性はいいので、パッケージとかに使えるかと思う。ただいま65%オフセール中。
本日は 328 で三ツ矢の日だそうな。という事でサイダーの名を持つ書体を紹介。作者本人がとあるサイダーのロゴを作ったそうで、それを書体化したものらしい。欧米ではサイダー(シードル)とは発泡性のリンゴ酒の事で、ビールのように気軽に飲めるお酒らしく、その雰囲気がよく出ている。なぜか日本では無色透明のノンアルコール炭酸飲料の事になっているが、なぜそうなったかは不明。1ウェイト。
ガーリーでかなり派手な装飾の付いたカリグラフィースクリプト。見ての通りくりんくりんのスワッシュがこれでもかと入ったスクリプトで、可読性よりも装飾に重きをおいたスタイルとなっている。華やかさの演出には持ってこいだろう。字種は Pro 版で385と意外にも少ないが、これは制作年がまだ OpenType が一般的に広まる前だったからだと思われる。1ウェイト。名前はフランス語で「私の愛する人」の意。