本日はブルース・リー Bruce Lee の誕生日(1940)。なのでドラゴンの名が入った書体を紹介。フォールデッド(コーラ)ペンでデザインされたラフなモダンスクリプト。サードウェービーな雰囲気の緩い書体で、見本のスクリプトとコントラストの強い大文字のみのサンセリフ、ほかフィルがラフなスクリプトとオーナメント類がファミリーにある。あんまり深く考えずに気軽に使って大丈夫。Don’t think, feel!
Category: Script
優雅なカッパープレートスクリプト。ディプロマというと証書・賞状などの意味なので格式ある感じなのかと思いきや、太いストロークの始点が自然な形をしており、全体的にもやや緊張感ゆるめでゆったりしたデザインである。スワッシュはご多分に漏れず多めに用意されているが、スワッシュライン自体には抑揚がなくモノラインなのがちょっと変わってるだろうか(Ornament というファミリーには抑揚のあるラインが用意されてはいる)。このテの書体にしては可読性が良く、使い勝手が良いだろう。
ガーリーでかわいらしいコンデンスなハンドレタリングディスプレイ。こういうのも一応スクリプトと言って良いのだろうか、それっぽいリガチャーやスワッシュオルタネートが結構用意されている。フリーハンドでデザインしたらしく、ラフなアウトラインとなっている。イタリックもあり。i や j のドットが星型になっているのがちとやり過ぎな気もするが(笑)、ま、よろしいんじゃないでしょうか。
本日はミニスカートの日。1967年、英国からツィッギー Twiggy (公式サイト)が来日し、その短いスカートに日本中が魅了され、ミニスカートが爆発的にヒットした。っつーわけでその名が入っている書体を紹介。つたなくラフでかわいらしいハンドライティング。言ってしまえばラクガキだが、ちゃんと雰囲気が統一され可読性も確保されている。なんといっても300円と非常に安い。字種はごくスタンダードだが、英文には十分だろう。ちなみ安室奈美恵の『NEW LOOK』という曲には、「シネマの中の Twiggy のミニ・スカート真似して」という歌詞がある。
ラフなホントの手書きに近いポインテッドペンスクリプト。サイズもラインも揃っておらず、全然調整されていない。かろうじて「スタイル」ぐらいが揃った書体である。珍しいのがやや左に傾いているところ。オルタネートはたくさんあるが、スワッシュオルタネートではなく字形が違うだけというのが多い。リガチャーもちょろっと。通常のレギュラーの他、大文字のみの Caps とイラストやフレームが入った Icons がファミリーにある。名前は多分 envelope(封筒)をもじった…のかな。
サードウェイビーな(笑)手書きミクスド。AからEの5つのスタイルあって、それぞれ Apple、Basilic、Citro、Dew、Espresso というなんかうまそげな名前が付いている。どんな書体か紹介したいのだが、ここ最近 MyFonts が非常に調子悪く、組見本を全然ちゃんと表示してくれず確認が取れない。日本だとこれほど長期間だとかなり問題になって担当者のクビが飛ぶレベルだが、いいよねこんな環境で仕事したいわ(笑)。ま、サンプル画像を確認していただきたい。ただいま15%オフセール中。ちなみに筆者は最近とあるアプリコットのコンポートを買ったのだが、完全に身が溶けててまったくもってコンポートではなかった。メーカーを晒してやりたい気分である。ぷんぷん。まぁ日本にもゆるい職場はあるって事かな…。
カジュアルでデコラティブなカッパープレートスクリプト。傾きが弱くカウンターは大きめ、緊張感が弱く格調高さはあまり感じない。デフォルトの字形がなかなかデコラティブなせいか、オルタネートはほとんどない。リガチャーはちょこちょこあるかなという感じ。カッパープレートながらカジュアルに使えると思う。1ウェイト。
ロンドタイプの可愛らしい活字スクリプト。元はブダペストのカフェのためにデザインしたものをフォント化したものだそうである。キャップハイトがかなり大きく、スクリプトなのに字間が広めに取られてて、ゆるい雰囲気が現代にマッチしていると思う。6種類のタイプがあり、一番コントラストが強い Cappuccino が普通のカリグラフィーブロードペン、やや太めの Pastry がフェルトペン、ぶっとい Lemonade とエッジがギザギザの Tobacco が筆でデザインした(風な)とある。Poster はポスターや看板用途に合うようにやや太めにデザインされており、それに線を入れた Poster Inline がある。
軽いカジュアルなモノラインスクリプト。傾きが強く、アセンダーやディセンダーが大きく、それがちょっとエレガントな雰囲気を醸し出している。派手なスワッシュオルタネートは皆無だが、リガチャーとちょっとしたキャッチワードがある。Bonus Glyphs というのがファミリーにあり、そちらには追加キャッチワードとイラスト、オーナメントが入っている。変わっているのがパソコンやスマホ、タブレットなどのイラストがある所。あとハンドサインがあるが、中にはぶん殴られそうなものもある(笑)。3ウェイトあり、Bonus Glyphs も2ウェイトある。名前はカリフォルニア州パームスプリングスにある渓谷の事で、景勝地となっている。名前の通りヤシの木だらけのおもしろい場所である。
(多分)平筆によるブラッシュスクリプト。幅広の平筆を用いてデザインされたようで、どっしりとしていてコントラストが強く、また筆のかすれまで表現されている。字形は意外と大人しく、大文字にはオルタネートがまったくない。小文字にちょっとスワッシュの付いたものとリガチャーがある。元々が割とインパクトがあるので、それで派手なスワッシュまで付いたらやり過ぎと思ったのかもしれない。Swash というファミリーがあるが、これはスワッシュラインのみなので、下線として使うほか、うまく文字とコンバインすればそれっぽくなるだろう。1ウェイトのみ。