ラフな手書きスクリプト。とは言え、普通に書いた文字とは違い、言えば店頭のPOPに近い。カフェのメニューとかによくありそうな書体である。やはりリガチャーやオルタネートは豊富だが、このテの書体にしては珍しく、5つもウェイトを揃えている。フレーム類も多少あるが、同じ作者によるオーナメント LoveHearts を組み合わせればもっとバリエーションが広がるだろう。安いので手軽に買える所もオススメ。ちなみにFMとあるが、ウチとは一切関係ない(笑)。
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ドイツ優勝おめでとう!ということで、準優勝のアルゼンチンの名を持つ書体を紹介する(なんでや)。アメリカ活字鋳造所(ATF)が1920年代に販売していたSterlingという書体をベースに、同じ作者がデザインしたArgentinaという書体があるのだが、それのスワッシュイタリック。Morris Fuller Bentonのデザインを参考にしたとある。ヘアラインが繊細で優雅。オルタネートがさほどあるわけじゃないが、このテの書体にしてはカウンターが広めで、小さくしても読みやすく、使いやすいと思う。ちなみにだが、英語ではArgentina(アルゼンチーナ)の方が国名であり、Argentine(アルゼンチン)の方が「アルゼンチンの」もしくは「アルゼンチン人」である。ややこしや。
「あした、なに着て生きていく?」的に様々なモノが全体で文字を形作っている書体。もう何をどう使っていいのかさっっっぱり判らないが、なんか気になるので紹介する。サンプルイメージのAを見てもらえれば判るが、ところどころにちょいちょいAやaが入っている。こんなのが26文字+数字。ただいま40%オフ。
台風でネットに障害が出ていたため、久々の投稿。現代カリグラフィーの祖・Edward Johnstonによるロンドン地下鉄で使用されていた書体。当時のものをそのままデジタル化したわけではなく、かなりファミリーや字種を拡張している。ウェイトはもちろんのこと、スモールキャップスとそれよりやや小さめのプチ・キャップスなるものを揃えている。Wには中央のステムがクロスしているものとしてないものがあり、Qもテールの種類が3種類ある。aも2種類、gもループの形が3種類。ギリシャ・キリル文字もあり。ちなみに現在のロンドン地下鉄は英国在住の日本人デザイナー・河野英一氏がリ・デザインしたNew Johnstonを使用しているようだが、これは市販されていない模様。もひとつちなみに、河野氏はWindowsに入っているメイリオのデザイナーでもある。
本日は七夕。これに合わせネタを探していたが、Milky Wayというなんか微妙なフリーフォントが見つかった以外、ロクなものは見当たらず。まぁ日本や韓国、中国の風習なので欧文にはそれにまつわるフォントなんかないの当たり前よね。んで色々考えた結果、織姫=織物=テキスタイル=テキストゥーラ=ブラックレターと強引にこじつけてこの書体を紹介する。名前もまぁキラキラしてていいかな(笑)。装飾は少なく、割とスッキリしたブラックレター。非常に珍しいことに、スモールキャップスとオブリークがある。ブラックレターは慣れないと字が判別しづらく、一般にはかなり読みづらいが、これは読みやすい方だと思う。結構使えるんじゃなかろうか。投稿時点で30%オフセール中。
本日はアメリカ独立記念日。いわゆるインデペンデンス・デイである。ウィル・スミスがトミー・リー・ジョーンズと宇宙人退治をした…あれ? どっちだっけ。まぁいいや。誰でも知ってる書体・Caslonはその汎用性からそりゃもお様々な文書に使われ、アメリカの独立宣言書もこれで組まれたとか組まれてないとか。そんなワケでCaslonを紹介したいと思う。Adobe製品をインストールすれば自動的に入ってくるAdobe Caslonが一番一般的だが、それを紹介してもおもしろくもなんともないので、18世紀当時の見本から印刷のかすれなどもそのままに再現したこの書体を紹介する。活字は、同じ書体でもサイズによって微妙にデザインが違っているのが普通で、このファミリーは12、30、42、96ptの4種類を見本に制作されている。96pt相当の ‘Poster’ を除いた3つについてはイタリックはあるが、当時はウェイトというものがなかったので、ボールド等はない。数字もオールドスタイルのみ。代わりと言っちゃなんだが、オーナメント類は揃っている。このかすれた書体を観ながら、歴史に思いを馳せるのもよろしいんじゃなかろうか。
女子が大好きそうな(ごめんねひとくくりにして)ハンドメイド感たっぷりのディスプレイ。定規どころかガイドラインさえ使用せずに手描きでラフにローマンを書いてそれをそのままフォントにした感じ。太さや塗りつぶし方にいくつかバリエーションがあり、スクリプトとイラストアイコンも多数。作者はチリの女の子。彼女の書体のこのブログでの紹介は気づけばもう3つ目である(笑)。しかしAdornといい、こういうのって最近の流行りだろうか…。投稿時点では75%オフ。マカロン大好き女子はどうぞ。
近年、HelveticaやUniversなどの代わりによく使用されているサンセリフ。2014年7月現在、twitterの欧文はこれの字幅が細いバージョン(Narrow)のWebフォントを使用している。これといって目につくような特徴はないが、それが故に何にでも合う読みやすい書体である。2008年、オバマ大統領の選挙PRにはこの書体が大々的に使用された。ウェイトは8種、字幅はレギュラーと Narrow、Extra Narrow、Condensedの4種あって、いわゆる丸ゴシックもレギュラー字幅のみだがウェイト4種ある。a には1階建てと2階建ての2種がある。ちゃんと揃えようと思うと結構な金額になるが、まぁそれはHelveticaなども同じ。
2日続けてスクリプトになってしまったが、セール期間が短いので。デコラティブなカッパープレートスクリプト。こちらもやはりスワッシュが多いが、ただのスワッシュではなく、それに更に装飾が施されていて、ちょっと注意して使わないとかなりうるさくなってしまう書体である。華やかさではトップクラスなので、ゴージャス感を演出したい場合にドウゾ。ドンペリとか多分似合います。ただいまアメリカ独立記念日キャンペーン中で、7/11(東部時間)まで50%オフ。急げ!
非常に優雅なスペンサリアン・カッパープレート。ご多分に漏れずスワッシュの付いたオルタネートが豊富。カッパープレート系は小さく使うのが基本だが、この書体はあまりにヘアラインが細いので、あまり小さすぎるとかすれてしまうかも知れない。背景もあまりごちゃごちゃしてると埋もれるだろう。使用にはちょっと注意が必要。まぁ白地に黒で使うのが一番かも。レディーハンドスタイルとあるが、個人的にはあまり女性が書いたような雰囲気は感じない(笑)。