ユニークなアール・デコ風味のディスプレイ。骨格はジオメトリックをベースにしたアール・デコ調で、モノラインのストロークにウェッジ型の小さなセリフが付いたセリフドゴシックである。アンバランスなグリフがユニークでおもしろい。オルタネートはないがリガチャーがちょろっとあって、画像の Le もそのひとつである。ロゴなんかで力を発揮しそう。1ウェイトのみ。
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現代風にアレンジされたブラックレターディスプレイ。カリグラフィー書体のブラックレター(ゴシック)の装飾を軽めにシンプルにし、現代にマッチするようアレンジされた書体。ちゃんとブラックレターの雰囲気は残しつつ、可読性が多少向上しているのが見て取れるだろう。’80年代の RPG にインスパイアされたものとのこと。ややアウトラインが丸くなっているが、さらに丸くなった Rough、角をきっちり出した Sharp の3種類がある。クリスマスよりはハロウィーンに似合ったかな…?
ユニークでポップなグリフながらクールな雰囲気のサンセリフディスプレイ。カーブしたストロークが特徴で、特に小文字は手書きのようなニュアンスが強く出ているが、ストロークが太めで抑揚がなく、やや幅広のプロポーションとかなり大きいxハイトで、雰囲気はあくまでモダンでクール。あまり見ない個性的な書体である。リガチャーが少しある程度でオルタネートなどはないが、そのまま組んで十分目を引くだろう。1ウェイトのみ。
華やかでクラシカルなカッパープレートスクリプト。今どきはもう珍しいスタイルの古典的なタイプのスクリプトで、華美な装飾が大変フェミニンで美しい。オルタネートやリガチャーが豊富で、総グリフ数は1500種を超える。コンデンスではあるものの、昔のものよりはxハイトが大きめで読みやすいだろうか。ウェイトが2種あるのも嬉しい。これからのホリデーシーズンにいかが。
レトロな雰囲気の可愛らしいラウンドサンズディスプレイ。いわゆる丸ゴシックの書体で、大文字のグリフはちょっとしたスワッシュが付いたデコラティブなグリフで、小文字はなくスモールキャップスになっている。アウトラインがスムーズな Regular と、ちょっと荒れた Rough の2スタイル。なんとなくイラストが付いてそうな雰囲気があるけど説明文に付いてるとは書いてない(笑)。
レトロなイタリックディスプレイ。’60年代あたりに家電や自動車などインダストリアル方面で使われてたような書体を模したと思しきスタイルで、全体的な雰囲気はレトロだが、ひとつひとつのグリフは割と手が入っててモダンである。ストロークはちょっと太めで、そのせいか可愛らしい雰囲気もあり。店や商品のロゴなどで結構力を発揮するのでは。1ウェイト。
繊細でクラッシーなモダンローマンディスプレイ。よくあるリガチャーとオルタネートが豊富な書体で、大変美しくエレガントな雰囲気を持っている。この手としては珍しくファミリー展開をしており、Thin から Black まで9ウェイトもある。また小文字もちゃんとあって使い勝手がいいだろう。Creative Market は去年辺りからファミリーでもバラで購入できるようになっており、必要なウェイトだけ買うこともできる。が、この書体は2つ分で全ファミリーパックの価格を超えてしまうので、パックで買った方がお得だろう。画像内のスクリプトは同じ作者による Bustra。
今日が11月初営業日なのでこちら。かなりラフなシグネチャースクリプト。結構ガチャガチャした書体でグリフも安定しておらず、横ではなく縦に荒れて心電図のようで、あんまり魅力的には見えない(失礼)のだが、リガチャーが100種以上もあってバリエーションは割と豊富。というぐらいだろうか…。今年もあと2ヶ月を切った。名前の通り Oh という感じだがやり残しのないよう頑張りましょう。
はい本日ハロウィーンということでこちら。アウトラインガタガタ、グリフも不揃いのよくあるタイプのディスプレイローマン。ぐりぐりカールした不気味なスワッシュオルタネートとリガチャーがかなり豊富で、簡素なものが多いこの手の書体としてはなかなか使い勝手が良い。さらにはイラストアイコンが入ったフォントも別にあり、この点でも素晴らしいと思う。大文字だけかと思いきや小文字もあるのでご安心を。ただ当日に紹介してどうすんねんという気は自分でもする(笑)。皆さん楽しいハロウィーンを。
カリグラフィーテイストを持ったユニークなサンセリフディスプレイ。ストロークの中央部が絞れており、若干フレアセリフ気味になった手書きの跡が残るサンセリフで、見ての通りリガチャーが非常に豊富な文字組みが楽しくなってしまう書体である。元は作者が務めていたデザイン事務所の上司だった John Miles という人のレタリングから起こしたものだそうで、彼の死を悼んで制作した模様。名前のブラックヒースとはロンドン南東部の地名で、ここにそのデザイン事務所があったそうな。これは筆者は多分買うのでは…(笑)。大文字のみで小文字はスモールキャップス。1ウェイトのみ。














