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Card-O-Mat

Card-O-Mat

いわゆるフォントではないフォント(?)。グリーティングカード作成に特化したフォント?で、鳥を中心とした手書き風味の強いファンシーなイラストと、よく使われる “Hello” や “Thank you” などのワードの入ったグリフを組み合わせて、簡単にカードが作れるようになっている。ワードは固定されていて書き換えることはできないが、様々な書体とレイアウトがあって選択肢は多少あるのでご安心を。ただいま40%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Minigap

Minigap

ちょっと変わったグリフのジオメトリックサンセリフ。名前に入っている文字に特徴があり、アセンダーが直角に曲がった g のほか、中央が高い M、ショルダーが詰まった n などに独特のクセがある。a には2階建てのオルタネートがあるが、それ以外はグリフ数が200ちょいと最近のものとしてはかなり少ない。クセが強いのもあり、やはり長文よりはディスプレイ向きかなと思う。イタリックもあって7ウェイト。レギュラーのアップライトのみ無料でダウンロード可。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Architect

Architect

本日はフランスの建築家、ル・コルビュジエ Le Corbusier の誕生日(1887)。というわけで「建築家」という名の書体を紹介。これぞまごうかたなきジオメトリックスラブセリフ。曲線を廃して直線のみで構成されており、駆け出しのグラフィックデザイナーが Illustrator で作りそうな(笑)、どこまでも角張った潔い書体である。こういうのは割と破綻しやすく読みづらくなるのが常だが、これは結構読みやすい。他にも多数書体を作っている作者の技量に依るものだろう。1ウェイト。

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Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

ITC Tiffany

ITC Tiffany

本日はアメリカの作家で『ティファニーで朝食を Breakfast at Tiffany’s』の著者、トルーマン・カポーティ Truman Garcia Capote の誕生日(1924)。というわけでこちら。名前だけ同じなトゲトゲしいディスプレイローマン。何年にデザインされたのかはっきりしないが、版元の ITC の設立が1970年なので、書体としてはそこまで古いワケでもないだろう。RonaldsonCaxton という書体をコンバインさせたと説明にはある。コントラストの強いトランジショナルスタイルで、セリフは結構鋭くトゲトゲしい。e のバーが斜めなのと、イタリックの f のテールが流れているのがクラシカル。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
Designer(s)
Publisher
ITC
Carolyn Porter / Skyhorse Publishing / 2017年
Marcel’s Letters: A Font and the search for One Man’s Fate

2015年にこのブログで P22 Marcel という書体を紹介した。この書体はあるフランス人男性が書いた手紙の筆致から起こしたものなのだが、フォント制作者のアメリカ人女性はこのフランス語の手紙の内容がどうしても知りたくなった。なぜならこれは、第二次大戦中にドイツからフランスへと送られたものだったからだ。その手紙が、なぜミネソタのアンティークショップで売られていたのか。この手紙を書いた男性は、受け取った人は、その後一体どうなったのか。この本は、それらを調べた顛末を記したものである。Amazon では200件以上ものレビューが付いており、かなり好評だったようである。

興味はあったものの、この本はいわゆるタイポグラフィ本ではないので、筆者の Amazon カートの「後で買う」リストに長年放置されていた。しかしたまたま最近覗いてみたところ、データのミスなのかなんなのかなんと「393円」となっており、しかも残り1冊だったので「まあ買うか」とポチっていま筆者の手元にある。小口がアンカットでクラシックな雰囲気があってよい。ただ筆者は英語が大して読めない。この Marcel 氏の運命を知ることができるのがいつになるかは知る由もない。ひょっとしたらそのまま古書店へ流れる可能性もある。そしてたまたま手に取った人が興味を持つ事になれば、それもまたおもしろいだろう(そうか?)。

ちなみに本日7月14日はパリ祭(フランス建国記念日)だそうである。そんな日に届いた事にちょっと縁を感じる。

Barcelona Historia

Barcelona Historia

本日はかのサグラダ・ファミリアの設計者アントニオ・ガウディAntonio Gaudí y Cornet の誕生日(1852)。というわけでバルセロナの名を持つ書体を紹介。モダンスクリプトとモダンローマンのデュオ。スクリプトの方はサイズにバラつきがありベースラインもバウンシーで暴れているが、ループが丸く大きく、それほど乱暴な感じは見られない。傾きはアップライトと傾いた Italic の2種。ローマンの方は字幅が広くカウンターも大きめでちょっとコロッとしていてやや可愛らしい。どちらも1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)

Vendura

Vendura

コントラストが強く、ややオーガニック風味のあるモダンローマン。ヘアラインがかなり細い書体で、そのため軽いウェイトでも結構コントラストが強め。小文字のステムのフット部分がすっと流れていたり、e のアイに少し手書きっぽいカーブが入っていたりと、ちょっと柔らかいエレメントが入っているのが特徴的。a と g には1階建てと2階建てがあり、N と n にのみほんのちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。xハイトがかなり大きく、そのためエレガントな雰囲気はないが、なんとなくゴージャス感はあるかなという感じ。7ウェイト。字種を制限した Semi Bold のデモ版が無料でダウンロードできる。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

Kaiser Fruktur

Kaiser Fruktur

奇をてらったところがない、正統派のフラクトゥール(Fraktur: ドイツでよく用いられていたブラックレターの一種)。15世紀ドイツのカリグラファー、Johann Neudörffer(ぜひリンク先をご覧あれ)と Leonhard Wagner の書体を参考にしたとある。大変真面目な感じのするフォントで、すごくかっちりしていてカッコいい。スワッシュオルタネートはあるが、それでさえ遊んでいる感じは薄く、作者はマジメなんだろうなぁと思う(笑)。普通にカリグラフィーの手本になる素晴らしい出来。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Apparel

Apparel

ハイコントラストなモダンローマン。1912年頃の ATF (American Type Founders) の書体、MacFarland を参考にしたとある。オプティカルになっており、ノーマルと見出し用の Display とがあって Display の方がよりコントラストが強くはあるが、ノーマルからして結構強めで、xハイトは大きいものの、ちょーっと長文には向いてないと思う。モダンでラグジュアリー感もあるので、やはり名前の通りファッション業界の広告向けだろうか。ノーマルと Display、それぞれに5ウェイトずつ。ただいま80%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2020
Publisher

Allitta

Allitta

先頃より MyFonts が Fall into Fonts と称して秋のセールを行っている(なぜだろう…)。その中からひとつを紹介。ゆるゆるなモダンスクリプト。グリフの丸っこいかわいらしいタイプで、ベースラインも揃わずバウンシー。大文字にはオルタネートはないが小文字にはビギニング/ターミナルスワッシュがあり、その先にはハートが付いている(笑)。あとリガチャーも少々あり。アップライトと少し傾いた Italic もあり。それぞれ1ウェイトずつ。ただいま50%オフセール中で1書体500円ほど。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
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