手書き感満載のかなりコンデンスなサンセリフディスプレイ。Cooper Black で有名な Ozwald Cooper の知られざる書体だそうである。本人はサンセリフがあまり好きではなかったそうだが、色々とレタリングした中にこういうのもあったらしい。それを Monotype のデザイナーがフォント化したもの。全体的にオーガニックで優しいイメージがあり、サンプルのように食品関係によくマッチすると思う。ギリシャ文字とキリル文字もサポートし、なぜか M だけスワッシュオルタネートがあり。ノーマル幅(かなりコンデンス)が4ウェイト、ちょっと字幅を広げた Wide が2ウェイトある。ただいま67%オフセール中。
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発売前から本人が Facebook でやたら宣伝してた(笑)ブラッシュスクリプト。字形はどっちかというとカッパープレートに近いが、ストロークのタッチはブラッシュである。スタイルはかっちりしておらず、手書きのラフ感が強い。最近のスクリプトのご多分に漏れず、スワッシュとリガチャーのオルタネートがかなり豊富にある。招待状とかでの利用を想定しているのか、Mrs とか RSVP などのグリフもあり。2ウェイトあるが、あまりウェイトの差はない。Pro 版と Std 版があるが、Illustrator を持ってるなら Pro 版がいいだろう。ただいま50%オフセール中。
ガーリーなミクスドファミリー。よくある拙さをわざとらしく押し出したヤツではなく、手書き感を残しながらきちんとレタリングされたタイプである。アップライトのブラッシュスクリプトをメインに、コンデンスなセリフとサンセリフが付いている。セリフとサンセリフには5ウェイトずつあり、基本的に小文字はないが、セリフの一番太いウェイトの Poster には小文字がある。PhotoWall の名が示すように、フレームオーナメントが数種ある。ただいま60%オフセール中。
1846年の今日、色々な計算で予言されていた海王星の存在が初めて確認された日だそうである。本来海王(神)=ネプチューンなのだが、そのものズバリの書体が見つからなかったので、ギリシャ神話でネプチューンと同一視されているポセイドンの名を持つ書体を紹介する。すべてのステムが波打っている変わったローマンである。結構クセが強いかと思いきや、意外と読みやすい。イタリックは水槽の向こう側にでもあるかのように見えるのがおもしろい。セリフは直線的で太く、ブラケットもないのでスラブセリフと分類できるかもしれないが、なんとなく雰囲気はローマンなのでローマンて事にしといてくれ。
ゆるゆるの手描きイタリック。一応活字のイタリックのスタイルではあるが、全然キレイにレタリングされておらず、手描きでふにゃふにゃのままフォントに仕立てられた書体である。かの Jean Jannon の見本帳にあったものを参考にしたとあるが、こんなんも活字になってたのかな…。大文字にオルタネートはなく、小文字にはあってもかなり微妙な差しかない。オサレ雑貨屋のアロマキャンドルとかに、よくこんなんでなんか書いてあったりするので、その辺の用途に使えるかも。1ウェイト。
ダイナミックでラフなスクリプト。傾きが大きく、大文字と小文字のサイズの差が大きい。ストロークに太細の差がさほどなく、ペンとブラッシュの中間のようなニュアンスがあり、字形は全体的に柔らかく、女性的な雰囲気を持っている。結構可愛らしくて筆者は好きな書体だが、古いので残念ながらオルタネートが皆無である。Pro版の登場を期待したい。1ウェイト。名前は、熱帯雨林に生えるつる性植物の総称らしい。歌手のリアーナとは関係ない模様(笑)。
本日は黒の日。という事でこの書体を紹介。アメリカンテイストあふれるブラッシュスクリプト。メジャーリーグとかコカ・コーラとかこの辺ですよね。オルタネートはそれなりにあるが、塗りつぶしのバリエーションがあって、インラインタイプと印刷でかすれた感じのものがある。あとスワッシュのない大文字のみのものあり。ただいま15%オフセール中。
かわいらしいラフなディスプレイ。名前の通り、「ルージュの伝言」よろしくガラスに口紅で書いた字にインスパイアされたとある。よく2階建て g の事を日本では「メガネ g」とか呼んだりするが、この書体の g はその通りの形をしている。小文字の m と n は大文字の字形である。r は奇抜すぎて、単体だとちょっとそれと気づかないかな…。素朴な書体だが、意外と古代文字のような雰囲気も持っている。オーガニックなパン屋とか野菜中心のカフェとか、そなへんの用途にフィットするだろう。2ウェイト。
かわいらしくオシャレな雰囲気のディスプレイサンセリフ。かなり古いカリグラフィーの書体、スクウェアキャピタルを元にデザインしたとある。確かに正方形に近いプロポーションを持ってはいるが、サンセリフとなり、テイストはいたって現代的にアレンジされている。6ウェイトあるが、小文字はなくスモールキャップスで、イタリックもない。代わりにローマンのイタリック(なんか変な言い方)が1つファミリーにあり、組み合わせて使えるようになっている。レストランや食品パッケージでの利用を想定しているようで、食材やテーブルウェアのシルエットアイコンが多数ある。名前はフランス語で「アッサンブラージュ」と読み、英語でのアセンブル、すなわち「組み合わせる」という意味だが、食品業界では主に「ブレンドされたワイン」の意味で使われる。この書体も4人もデザイナーがおり、それぞれの個性がアッサンブラージュされて素晴らしい書体に仕上がっている。ただいま69%オフセール中。筆者は多分買います(笑)。
フランス語で既製服(プレタポルテ)という名のデュオ。スクリプトとスラブセリフのミックスで、スラブセリフの方は普通のかっちりしたもので、よくある手書き風ではなく、ウェイトも9つある。スクリプトはモノラインとカッパープレート(風)のものがあり、どちらも結構ラフな形をしている。こちらはオーナメントも含め5ウェイトずつ。ただいま79%オフセール中。ちなみに反対語、つまりオーダーメイドは haute couture オートクチュール(直訳すると高級仕立服)というのだが、実はオーダーメイドというのは和製英語で海外では通じない。英語では普通 bespoke ビスポークという。be spoken (話し合った)が語源だとか。