ステムの太さに差があるディスプレイサンセリフ。基本的にローマンのように縦線が太く、横線が細い。プロポーションは幅広で字形はやや野暮ったく、古い書体の印象がある。イタリックは少し筆っぽいニュアンスがあり可愛らしい。お菓子のパッケージとか合うかも。4ウェイト。ただいま40%オフセール中。
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アップライトのかわいらしいカッパープレートスクリプト。全体的にカウンターが広めで、スワッシュ等もあまり本体の字から離れず、丸くまとわりついていて、全体的にコロコロした印象。オルタネートも割と豊富だが、異体字としてではなくファイルが分かれている。あと Slanted という傾いたバージョンがあるが、これ見たところどうも機械的に傾けただけのような印象。ココら辺がちと残念。3ウェイト。
一昨日紹介した Pluto に似ているが、大幅値引きセール中なので紹介する。ジオメトリックに近い本文用サンセリフ。アセンダーとディセンダーがかなり小さく、プロポーション全体が丸っこい。Pluto と同じく、ふにょっとしたセリフっぽいものが付いている。コンデンスタイプもあり、それぞれに8ウェイト。オルタネートは異体字ではなく別ファイルになっており、おかげで全部で64種という事になっているが、実質32種かな。冒頭でも言った通り、初売りセール中で全ファミリーパックが83%オフの$49。この機会に買っといた方がええでっせ。
惑星探査機のニューホライズンズが冥王星(Pluto)に最接近したという事でコチラを紹介。元々プルートとはローマ神話の冥府の神の事だが、この恐ろしげな名からは程遠い印象の可愛らしいサンセリフ。もっとも作者はこれをサンセリフとは位置づけてないようで、これとは別に Pluto Sans が存在する。ここで紹介する Pluto は、セリフというにはちょっとなんか違う、ふにょっとしたごく小さなスワッシュがちょこんと付いていて、ほんのり手書き感が残っている。これが純粋なサンセリフではないとしているのだろう。基本的にはx-ハイトの大きなジオメトリックである。コンデンスタイプもあり、それぞれ8ウェイトある。先に挙げた Pluto Sans と Pluto Italics、Pluto Sans Italics もそれぞれ同じファミリー展開で、計64種と大ファミリーになっている。
ちょっとバリエーションが少なめなマルチスタイルファミリー。やっぱり全体的に手書き風で、モダンローマンとスラブセリフがあり、ほかブラッシュスクリプトもあるが、こちらは単語単位でひとつのグリフになっており、自由に組めるワケではない(なんでだ?)。オーナメント類は名の通り植物がモチーフになっており(元々そういうもんだが)、アイコン類も鉢が充実している。モダンローマンの方は Pro 版と Std 版がある。作者がブラジルに行った時、その自然と雰囲気にインスパイアされてデザインしたものだそう。
手書きオープンフェイスローマンディスプレイ。ガタガタしたラインが賑やかな雰囲気を持った書体。どの文字も微妙に形が違うオルタネートを持っており、ガタガタ具合が一定にならないように組むことができる。小文字はなくスモールキャップスで、こちらはなぜか上下にラインが付いている。オーナメント(主にブレース)と接続詞などの短い単語がひとつのグリフに入った Ornaments がファミリーにある。あとオープンフェイスのステムをラフに塗りつぶした Bold タイプもあり。
柔らかい雰囲気のややコンデンスなフレアセリフ。B や E、T などの上下のバーがやや内側にカーブし、全体的にカウンターも広めで明るい印象がある優しい書体。Q のテールが離れてるのが筆者好み(なんで離れてると好きなのだろう…)。字種はかなり少なく、fi のリガチャーさえもないという最近の書体では珍しい仕様である。その上ファミリーもなく天涯孤独。そんなに悪い書体ではないと思うので、今後に期待する。サンプルイメージは名前通り、ワインのラベルを模したもの。ただいま50%オフセール中。
コンデンスなモノラインの手書き風スラブセリフディスプレイ。柔らかく可愛らしい雰囲気を持っており、Pro 版にはスワッシュの付いたオルタネートもある。3ウェイトある他、フレームやオーナメント、カフェ関連のイラストアイコンの入った Extra もファミリーにある。筆者は以前、コーヒーを飲むと頭痛がするという特異体質だったが、なぜか最近それがなくなり、いまやエスプレッソマシンを購入しようかと画策するほどハマっている。なのでこの書体を紹介した(笑)。ちなみにコーヒーとエスプレッソって何が違うのかというと、エスプレッソはイタリア生まれで、深煎りした豆を特殊な機械で高圧かつ高速に抽出した苦~~~いコーヒーの事。あんまり苦いので少量で出される。イタリア人はこれを立ち飲みで2、3口で飲んで帰るとの事。その代わり一日に何度も店に寄るらしい。カフェラテは、これを多めのミルクで割ったもの。スタバでは主力商品だがイタリアでは家で飲むものとされ、店で出されることはない。カプチーノはスチーマーで泡立てたミルクでエスプレッソを割ったもの。ラテアートはこれに描かれる。カッフェマキアートは…キリがないのであとはググってください(笑)。
ややスクリプトっぽいテイストのある丸ゴシック。欧文フォントに対してこの丸ゴシックっていう言い方やめたいんだけど、なんかいい呼び名ありますか? まぁいいや。大文字にはちょっとしたスワッシュが付いており、s は頭でっかちになっているなど、全体的に可愛らしい雰囲気を持つ。Oblique はかなりスクリプト風になっている。2ウェイト。
正直あまり好みではないが、イメージがすごく美味しそうだったので紹介してみる(笑)。ボテッとした拙い線が魅力のブラッシュスクリプト。スワッシュはないが、各文字に線の太細を変えたバリエーションがあり、リガチャーもかなり豊富に揃っている。スタイルそのものは結構いい加減に見えるが、コネクションはちゃんと取れていて書体としての完成度は高い。1ウェイト。