本日は『世界左利きの日 International Lefthanders Day』らしいので(なんでや)こちら。コンデンスでクリーンなディスプレイサンセリフ。見ての通りモノラインのほっそ長いシンプルな書体で、カーブが 1/4 円弧を用いて木の葉のようになっているのが特徴。古代ギリシャのイオニア式柱頭をヒントにデザインしたとあるのだが、どの辺がそうなのかはよく分からない(笑)。多分意図してではないだろうが、アール・デコ風味があるようにも思う。5ウェイト。
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本日は暦の上では立秋だそうなので(どこがだよ)こちら。ユニークなストロークを持った優雅なディスプレイ。平筆で書いたような S 字カーブのストロークをあちこちに持った変わった書体で、エレガントな雰囲気を持っているが全体的にやや太めなの気取りすぎてない所が親しみやすいだろうか。小文字にはいくつかリガチャーがあるが、画像の tu はちょっと t が変形しすぎて読みづらいかなという感じ。ま、注意して使ってほしい。1ウェイトのみ。
本日は童話『ごんぎつね』の作者、新美南吉の誕生日(1913)だそうなのでこちら。リガチャーがおもしろいクラッシーなモダンローマンディスプレイ。繊細で腰高なモダンローマンをベースに、ユニークなリガチャーを多数持った書体。まあ最近よくあるっちゃよくあるタイプ。基本的なグリフ自体は割とスタンダードで奇妙に変形した文字はないが、リガチャーの仕方がにゅよっとしたカーブが隣のグリフに食い込むという変わったやり方をしていておもしろい。小文字はなく大文字のみ。1ウェイト。ちなみに筆者はごんぎつねを読んだことはない(笑)。教科書になかったんだよね…
古い見本帳を入手したので、それに掲載されていた書体を紹介。レトロエレガントなタイプスクリプト。20世紀初頭のドイツのタイプデザイナー Lucian Bernhard の作で、当時よくあった活字と手書きのスクリプトの中間のようなスタイルで、これを筆者は勝手に「タイプスクリプト」と呼ぶことにしている。全体的にカッパープレート風味で、文字にリレーションはないが、大文字は特にカリグラフィックで美しい。作例がなかったので、画像は見本帳をスキャンしたもの。とてもエレガント。Bernhard の書体はいくつものファウンダリーからデジタル化されているが、この書体はこの Elsner+Flake 版しかない。2ウェイト。
非常にコンデンスなモダンローマンディスプレイ。19世紀末期頃に広告などでよく見られた(らしい)スタイルのハイコントラストでコンデンスな書体で、ゴージャス感もありつつどこかちょっと野暮ったい感じが英国(Inglesi)ぽい。派手なオルタネートなどはないが、大きく使えば結構目を引くのではと思う。普通に使えばレトロ感が、アケて組めば若干今っぽくはなるだろう。小文字はなく大文字のみで1ウェイト。
本日はフランス建国記念日だそうなのでこちら。正統派のクラシカルなフレンチオールドスタイル。18世紀に出版された Le chemin Royal de la Croix という本の書体を参考に制作されたものらしい。大変優雅で美しい繊細なローマンに仕上がっており、字種も本文用として十分に揃ってる他、画像のようなオーナメント類も少しある。オプティカルになっており、レギュラーの他、コントラストが強くセリフが細くなった High、逆にコントラスト弱めでセリフも太い Low がある。スクリーンでの使用を想定しているらしい。それぞれイタリックもあって6ウェイトずつで計36種。
クラシカルでフェミニンなカリグラフィーイタリック。通常のスクリプトかと思いきやコネクションが取れておらず、活字のイタリックをカリグラフィックにしたような、双方をコンバインしたテイストの書体である。オルタネートはそれなりにある模様。変わってるのがファミリー展開で、ほんの少しだけウェイトや傾き具合を変えたバリエーションがあり、それぞれ3種ずつの組み合わせで全部で9種類となっている。名前は「私をトスカーナへ連れてって」という意味。
本日は七夕という事でこちら。織姫ことベガ(こと座一等星)の名を持つモダンカリグラフィースクリプト。よくあるスタイルの書体だが、他に比べてややコントラストが強くグリフもかっちり目だろうか。大文字にはオルタネートがないが小文字には大量にあり、中には画像のようにスワッシュの先にハートのような飾りが付いたものがある。リガチャーも20種ほど。1ウェイトのみ。
繊細なローマンディスプレイ。コントラストの弱いライトウェイトのクラッシーな書体で、大きなフローリッシュの付いたオルタネートが特徴的。多くの字にこの8の字ループのあるフローリッシュ付きのオルタネートがあり、ほか多くはないがリガチャーもある。グリフはほぼスタンダードで変形はしておらず、カウンターが大きめでゆったりしてる。全体的に優しめな雰囲気の書体。1ウェイト。
ユニークでオシャレな変形系ディスプレイ。ライトウェイトのジオメトリックなローマンをベースに、多数の変わったオルタネートやリガチャーを持った書体である。雰囲気はオシャレでありながら気取りすぎておらず、カジュアルに使いやすい。ただかなり細いので小さく使うには向いておらず、文字主体のデザインで使う方がいいだろう。大文字のみで小文字はなし。名前はスペイン語で「太陽の海岸」という意味で、スペイン南部のリゾート地の事を指す。1ウェイト。













