ややダイナミックさもあるシグネチャースクリプト。短い筆ペンで書いたようなストロークで、ややコントラストがあるタイプ。バウンシーで、ベースラインや字の高さが不揃い。大文字と小文字のサイズの差も大きく、全体的にかわいらしさもありながら結構ダイナミックである。オルタネートはほとんどないが、リガチャーが135もあって文字組みのバリエーションが楽しめるだろう。基本アップライトだが、やや傾いた Italic もあり。1書体600円ほどと非常に安いのも魅力。
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本日『キスの日』で夏も近づいてるのでこちら。「しょっぱいキス」という名のモノラインシグネチャー。細いマーカーでラフに書いたようなスクリプトで、カジュアルでかわいらしい。いまどき TrueType でオルタネートは皆無だが、その分安い。ちなみに添えてあるサンセリフはパッケージにはないのであしからず。
昨日は『カクテルの日』だったらしいので、一日ズレて悔しいがこちらを紹介。レトロなアメリカンネオン風味のあるモノラインのスクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトの方は大文字は割とダイナミックだが、オルタネートはあまりない。小文字は大文字と比べてかなり小さめにデザインされており、こちらはオルタネートが少々。サンセリフの方はジオメトリック寄りだがあまりカッチリしておらず、やや手書きの雰囲気が残る。プロポーションも頭でっかちでコロコロして可愛らしい。こちらは大文字のみ。双方とも4ウェイトずつ。
1986年の本日、チェルノブイリ原発事故が発生した。というワケでこちらの書体を。陸上トラック型楕円(なんか数学的に名称ないの?)を基調としたステンシルディスプレイ。1字1字は遠目にはややコーヒー豆っぽい。個人的には’80年代ぐらいの雰囲気を感じてレトロだなぁと思う。Amelia という古い書体に若干似てるかな。A, M, V, W はデフォルトではテーパードになっていて他の字とは若干字形が違うが、楕円形を合わせたオルタネートも持っている。作者がなんでこんな名前をつけたのかは不明。1ウェイト。
本日は『世界ペンギンの日 World Penguin Day』だそうなのでこちら。切り絵のようなファットフェイスディスプレイ。紙をラフに切り取って形作ったような可愛らしい書体である。グリフには白黒反転したものがあり、字を囲う黒い部分はただの四角ではなくガタガタしており、こちらもなかなかおもしろい。「数年前(1995年より前)に日本のタイポグラフィ雑誌で見た書体にインスパイアされた」と説明にあり、感じからしておそらくは平野甲賀氏あたりの書体を見たのかなー、と推察する。イタリックもあり、Bold と Black の2ウェイトの他、いわゆる袋文字の Outline がある。
アール・デコ風味のある可愛らしいディスプレイサンセリフ。基本的にジオメトリックで、プロポーションは全体的に頭でっかち。ちょっとステムの太さがアンバランスだったり、カーブがぎこちなかったり、バーの端の裁ち落としの角度が変わってたりと色々とちょっと変わった字形がおもしろい。E と O にオルタネートと、L と母音5つにリガチャーがあるそうだがグリフは確認できない。購入してみて欲しい。イタリックがあり2ウェイト。
本日は『パンの記念日』。1842年に日本で初めてパンの「ようなもの」が焼かれた日だそうな。ということでこちら。サードウェービーな雰囲気バリバリのアップライトなブラッシュスクリプト。元は筆でデザインされていると思うが、フォント化するにあたりだいぶアウトラインをいじっているようでスッキリしている。コントラストは強め。この手としてはバウンシーさは弱めでさほどはしゃいでない。レギュラーの他、大文字だけで組めるよう調節されたバージョンもある。あとサンプルにあるような可愛らしいイラストも付属。かなり日本風味があるけど、作者は何人なのだろう…。
非常に変わったウルトラコンデンスなディスプレイ。名前からすると映画のエンドロールなどによく使用されるほっそい書体を模しているようで、一応字幅があるバージョンもあるが、基本的にかなりほっそい。字形も相当変わっており、インクトラップのような「欠け」がそこかしこに、また結構大ゲサに入っており、それが書体に強いアクセントを与えている。高さが半分のグリフも入っており、縦に2つ並べて組んだりすることも可能。なんとも使い方が難しいだろうが、うまく使えば強い差別化ができるだろう。9ウェイトある他にバリアブルなものもあり、対応アプリ(Illustrator等)で字幅やウェイトを自由に設定することが可能。ただいま70%オフセール中。
パズルのように組み合わせてリガチャー(?)を作れるスラブセリフディスプレイ。大文字のみで、小文字には基本的に字幅の狭いバージョンの大文字が入っているが、サンプルのように Li や Ta など、組み合わせがあるものに関しては(アプリが対応していれば)自動でこのように組んでくれるようである。プロポーションは頭でっかちのものが多く、全体的に可愛らしい。アンパサンドを含む “Versalita&” までが名前らしく、その名前のサンセリフ版があり、こちらはスラブセリフ版、という事らしい。1ウェイト。
本日『さくらの日』だそうなのでこちらを。ぼったりして美味しそうなレタリングスクリプト。筆感たっぷりのアメリカンテイスト満載なスクリプトで、お菓子やアイス、炭酸飲料等のパッケージに多用されてそうなヤツである。スワッシュオルタネートはないが、スワッシュだけのグリフがあるので、それを好きにあちこちに付けて使うタイプとなっている。フィルはソリッドなものとラフな Print というタイプの2種。2ウェイトあり、それとは別にやや細身の大文字のみのサンセリフがある。ちなみに cherry は正確には「さくらんぼ(さくらの実)」であり、日本人が言う花の「桜」は cherry blossom である(笑)。