魚の尻尾のように二股に分かれたセリフをタスカン Tuscan(=イタリア・トスカーナ地方の)スタイルと呼ぶそうだが、そっち方面のデコラティブでかわいらしいガーリーなディスプレイ。モノラインでコントラストがない所が現代的。スワッシュオルタネートやリガチャーが大変豊富で、全部で900近いグリフがある。ウェイトが数字で表されており、細い順に 5, 10, 15, 20, 30, 35, 40, 45 と5刻みに8つ用意されてるが、なぜか25がない。45にはフチがギザギザな Rough、フィルがない Outline、影のみの Shadow のバリエーションがある。字幅はレギュラーとコンデンスド(Cd)とさらに細いコンプレッスド(Cm)、レギュラーより広いエクステンデド(Ex)と4種。ただいま50%オフセール中。
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リガチャーが特徴的なディスプレイサンセリフ。基本はやや重めで角が落とされてぼったりしたジオメトリックサンセリフで、小文字はないながら小さくデザインされたスモールキャップス?が用意されており、それを利用して各文字から伸びてるスワッシュを避けて組むとリガチャーが出来上がる、という具合になっている。スモールキャップスはいちいち位置を調整せずに済むよう、ベースラインに沿ったものと上に上がったものとがあるようだ。フィルはソリッドなものとアウトラインの2種。名前の通り、可愛らしい雰囲気のカフェなどに。
本日は3.11。という事でこちら。「春波」という名の波がコンバインされたシンプルなヒューマニストサンセリフ。4つのスタイルがあって、何も装飾されていない Simple から始まり、Decorative、Embellished、Ornate の順に波の具合が派手になっていく、という具合。波模様は大文字にのみ付いている。ファウンダリーはアメリカだが、作者は名前からすると日本人の模様。制作年は2010年なので震災とは関係ないが、日本人と波、という事で。「忘れない」という意志と、鎮魂と復興の祈りを込めて。
はいはい「にゃんにゃんにゃん」ね。という事でこちら。カジュアルでかわいらしいモノラインスクリプト。ウェイトバリエーションはないが4種のスタイルがあり、ベースラインの揃わないレギュラーと、揃ってる Formal、スワッシュやコネクションがない Casual、傾いてないアップライトの Titling がある。レギュラーにのみオルタネートがあるが、Titling 以外とは組み合わせても多分大丈夫だろう。名前の meow は英語でネコの鳴き声を表現したもの。Rob は単に作者の名前である。
ゆるゆるガーリーなサードウェーブスクリプト。まぁよくあるモダンスクリプトと手書きローマンのデュオで、フィルがラフになっていて所々かすれている。植物的なオーナメントも付属しているが、これらはフォントではなく Ai データらしく、15種類のロゴレイアウトと共にパッケージに含まれている。まあ名前がカワイイのでこれもバレンタインにどうぞ。
ガーリーなモダンスクリプト。まあ最近流行りのいわゆるモダンスクリプトだが、字種が最近のものとしてはかなり少なく、その分1,600円程度とお安めで気軽に使えるだろう。派手なスワッシュオルタネートはないが、小文字には主に水平方向に伸びる緩やかなスワッシュオルタネートがある。名前はイタリア語でキャンディなどのちょっとしたお菓子の事。バレンタインにどうぞ。1ウェイト。
本日は『007』シリーズの主人公でおなじみ、ジェームズ・ボンド James Bond の誕生日だそうな(1922か1920か1924か定かではない)。最近の設定では変わってるらしいが、原作の元々の設定では本日らしい。というわけでこちら。007 にはシリーズ中に何度も出てくる “My name is Bond, James Bond” と “Vodka Martini, Shaken, not stirred” という2つの名ゼリフがあるが、その内の後者の名を持つディスプレイ。サードウェーブとも違う、細いペンで子供が書いたようなラフでゆるゆるの書体。名前の通り「かき混ぜずにシェイクしながら書いた」そうな(笑)。なんのこっちゃ。マティーニは強いので、酔っ払って字が書けなくなった状態を表現しているのかもしれない。
かわいらしいジオメトリックサンセリフディスプレイ。s がデフォルトで筆記体風になっているのが大きな特徴。f, l, r にも筆記体風のオルタネートがある他、いくつかの字にはスワッシュオルタネートがあり、また小文字には2字から3字のリガチャーのグリフがある。なんかこの s はどっかで見たなーと思ったら、以前に紹介した Isabel と同じ作者であった。イタリックもあり。9ウェイトと結構ビッグファミリー。
かなり変わった字形を持つサンセリフディスプレイ。作者本人もアール・ヌーヴォー風かな?と疑問符付きで紹介している、なんとも形容し難い字形をしており、まあとにかく見ていただきたい。全体的にはモノラインで現代的な雰囲気は持っているが、アレンジがクラシックでおもしろい。スワッシュオルタネートやリガチャーもいくつかある。7ウェイト。ただいま69%オフセール中。
丸っこくて柔らかい印象の女性的なシグネチャースクリプト。字形がくっきりしておらず、流動的で平たくかなりラフだが、それでも一応可読性は確保しているところがなかなかすごい。アセンダーやディセンダーのループは大きめで、これが全体の印象を柔らかくしている。アップライトは Regular と Bold の2ウェイトあり、傾きが強い Italic もある。よく似合うテイストのイラストアイコンフォントもあり、それとは別に Illustrator データでのロゴレイアウトもある。