スワッシュが特徴的なモダンスクリプト。本体はバウンシーでアップライトの、いわゆるサードウェービーなよくあるモダンスクリプトなのだが、スワッシュが本体とは違いスッキリしたラインで長めに伸びているのが特徴的。このスワッシュのおかげで他とは一線を画する事に成功しているように思う。この辺をデザインしたいが、ちょっとアクセントを付けたい時などに重宝するだろう。ファウンダリー名と言うか作家名というか、それが tegaki なのが気になる…。
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優雅なフレアセリフとカジュアルなスクリプトのデュオ。双方ともに適度にコントラストがあり、特にフレアセリフの方は繊細で品があって美しい。スクリプトの方はマーカーあるいはブラッシュスクリプトで、ややバウンシーでラフながら乱暴さはなくオシャレな感じ。スワッシュオルタネートはないが、リガチャーが多数ある。フレアセリフの方は2ウェイトあり、スクリプトの方は傾いたレギュラーと、傾いていない Upright がある。名前の「ジュールとジャック」は、フランスでよくある男女の名前。ちなみに MyFonts ではフォント名が間違って登録されてるので(笑)今後 URL が変更になる可能性があるが、その際はこちらの記事も直します。
大文字がダイナミックなシグネチャースクリプト。筆ペンで書いたっぽいストロークで、ややスピード感がありバウンシーながら乱暴さはなく、女性的な柔らかさがあるだろうか。大文字はスワッシュがあるものとないものの2種。基本アップライトだが、やや傾いた Italic バージョンもある。
本日は仏文学の金字塔『レ・ミゼラブル Les Misérables』の作者、ヴィクトル・ユーゴー Victor-Marie Hugo の誕生日(1802)なのでこちら。ユーゴーの筆致を元に制作されたスクリプト。ユーゴーの筆致は年代によりいくつかのスタイルに分かれるようだが、こちらは晩年の1859年から1881年頃のスタイルを元にしたとの事。そのままだと若干読みづらいようで(笑)、読みやすく整理したらしい。リガチャーもいくつか。1ウェイト。にしても昔の邦題は『あゝ無情』が一般的だったと思うが、いつの間にかまんまカタカナ表記が主流になった模様。
はいはい「にゃんにゃんにゃん」ね。という事でこちら。カジュアルでかわいらしいモノラインスクリプト。ウェイトバリエーションはないが4種のスタイルがあり、ベースラインの揃わないレギュラーと、揃ってる Formal、スワッシュやコネクションがない Casual、傾いてないアップライトの Titling がある。レギュラーにのみオルタネートがあるが、Titling 以外とは組み合わせても多分大丈夫だろう。名前の meow は英語でネコの鳴き声を表現したもの。Rob は単に作者の名前である。
かわいらしいアール・デコ風のコントラストの強いサンセリフとダイナミックなモノラインスクリプトのデュオ。サンセリフの方はやや正方形に近いプロポーションながらほどよいコントラストで、大人可愛い感じ。小文字はなく大文字のみ。スクリプトの方はタイトで上下にダイナミックなストロークが特徴だが、鋭角なところはなくあくまで柔らかく女性的。オルタネートもあるが、派手なスワッシュはなく字形が若干違うのみ。名前の amoret は「キュートでセクシーな女の子」的なニュアンスがあるそうな。非常に安いのでお気軽にどうぞ。
ハッピーバレンタイン♥(うえっ)
ゆるゆるガーリーなサードウェーブスクリプト。まぁよくあるモダンスクリプトと手書きローマンのデュオで、フィルがラフになっていて所々かすれている。植物的なオーナメントも付属しているが、これらはフォントではなく Ai データらしく、15種類のロゴレイアウトと共にパッケージに含まれている。まあ名前がカワイイのでこれもバレンタインにどうぞ。
スピード感のあるシグネチャースクリプト。モノラインでコントラストはなく、字形は柔らかいもののあまり安定せず傾きも強めでダイナミック。スワッシュオルタネートはあんまりないようだが、リガチャーは100以上あるとの事。また本体とは別にスワッシュだけのものもある。1ウェイト。
ガーリーなモダンスクリプト。まあ最近流行りのいわゆるモダンスクリプトだが、字種が最近のものとしてはかなり少なく、その分1,600円程度とお安めで気軽に使えるだろう。派手なスワッシュオルタネートはないが、小文字には主に水平方向に伸びる緩やかなスワッシュオルタネートがある。名前はイタリア語でキャンディなどのちょっとしたお菓子の事。バレンタインにどうぞ。1ウェイト。
本日は『007』シリーズの主人公でおなじみ、ジェームズ・ボンド James Bond の誕生日だそうな(1922か1920か1924か定かではない)。最近の設定では変わってるらしいが、原作の元々の設定では本日らしい。というわけでこちら。007 にはシリーズ中に何度も出てくる “My name is Bond, James Bond” と “Vodka Martini, Shaken, not stirred” という2つの名ゼリフがあるが、その内の後者の名を持つディスプレイ。サードウェーブとも違う、細いペンで子供が書いたようなラフでゆるゆるの書体。名前の通り「かき混ぜずにシェイクしながら書いた」そうな(笑)。なんのこっちゃ。マティーニは強いので、酔っ払って字が書けなくなった状態を表現しているのかもしれない。