オーガニックなディスプレイサンセリフ。骨格はネオグロテスクかなと思うが、アウトラインの角が落とされて丸くなっており、ステムも中程がややくびれていて、全体的な雰囲気はソフトで柔らかい(同じ意味)。作例にもあるが、オーガニックな商品のパッケージなどに向いてると思う。細いウェイトもあるが、太い方がカワイイかな。イタリックもなく字種もスタンダードだが、その分かなり安くお買い得。5ウェイト。ただいま50%オフセール中。
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本日筆者の地元沖縄は台風が近く荒模様。なのでオカダ・カズチカの必殺技…ではなく直訳で「雨を降らす者」の名を持つこちら。おしゃれでかっこいい(※SEO対策フレーズ)ライトウェイトのモノラインスクリプト。傾きが強くダイナミックだが、カーブが柔らかく全体的にはフェミニンな感じ。サンプル画像の通り、昔懐かしい蛍光ネオンサイン風味がある。リガチャーはないがスワッシュオルタネートがそれなりにあり、グリフ数は600ほど。一応 Bold ウェイトもあるが、それでも細い。2ウェイト。ちなみに rainmaker とは「雨のごとく金をもたらす者」「稼ぎ頭」みたいな意味らしく、その意味で使われてる同名の映画(The Rainmaker [1997])もある。
本日もまぁ多くの○○の日が設定されてるが、その中から『世界占いの日』をとってフォーチュンの名を持つ書体を紹介。カジュアルなシグネチャータイプのスクリプト。ペンとしては若干太めな、サインペンなどを用いてデザインされてるようで、若干のコントラストが見られる。字形はアップライトでかっちりしておらずややバウンシー。オルタネートはまったくなく、リガチャーは小文字にほんのちょろっと。その分扱いやすく値段もかなりお安め。1ウェイト。
ややコンデンス気味な背の高いモノラインサンセリフディスプレイ。小文字はなくスモールキャップスで、大文字のグリフにはスワッシュが付いており、いくつかはスワッシュのタイプが違うオルタネートがある。スモールキャップスの方はリガチャーが30あり、色々とおもしろい文字組が楽しめる。文字と同じ太さのスワッシュラインも別フォントで付属。Clean というファミリーがあるが、違いはよく判らず…。1ウェイト。
本日『俳句の日』って事でこちら。日本製の筆によってデザインされたブラッシュスク…リプト? 筆でデザインされてはいるがあまりスクリプトっぽくはなく、ラフにアップライトのアルファベットを書いた、という感じである。k, m, n のグリフが大文字タイプになっているのがちょっと変わってるかな。というぐらい。何でも作者は小林一茶と松尾芭蕉のファンだそうで、一茶の地元・信濃の名を持つフォントを作ったのだとか。ちょっと傾いたイタリックもあり。1ウェイト。
ジオメトリックすぎるジオメトリックサンセリフ。文字としての形よりも幾何学性を優先しており、可読性をギリギリまで攻めていて若干読みづらいが、視覚的にはコロコロしていておもしろい。そんな中、S だけは字としての形が優先されている。数字の 9 が g や q との差異化を図ってか、なかなか見ない形をしているのも特徴的。イタリックもなく長文には向いてないが、ロゴとかにはいいだろう。家電や IT 向けかな。6ウェイト。
本日はそりゃもういろんな「日」が設定されてるが、そのひとつ『パパイヤの日』にちなんでこちら。手書き風味のモノラインサンセリフ。やや太めの先が丸いマーカーで書いたような書体で、ややコンデンス。一部にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。カジュアルでかわいらしい雰囲気なので、オーガニックなカフェなどに似合うだろう。大文字のみの1ウェイト。
本日はいわゆる世界初の「ホームページ」が公開された日だそうな。1991年、欧州原子核研究機構(CERN)のティム・バーナーズ・リー Tim Berners-Lee がインターネット上に公開したのが最初とか。このページは現在でも http://info.cern.ch で閲覧可能。これが World Wide Web(世界を覆う「情報の」クモの巣)の誕生、という事でクモの巣だらけの書体を紹介。手書き風のラフで細いウェイトのスラブセリフに、とにかくクモの巣が張っている、というだけの書体。文字の雰囲気自体はかわいらしく、子供ウケもいいと思うのでハロウィン向けにいかがだろうか。
ちなみにこの前年の1990年、スピルバーグ総指揮で制作された『アラクノフォビア Arachnophobia』というパニック映画が公開されている。意味は「クモ恐怖症」。異常発生したクモの大群が町を襲いまくるという話で、ラストをぶっちゃけると目に見える景色すべてがクモの巣に覆われてしまうという形で終わる。ウェブ(元々の意味はクモの巣)に世界中が覆われてしまった現代を予言しているような映画であった…。
なんともちょっと分類しづらいディスプレイ。手書きのようなそうでないようなオーガニックな雰囲気があり、ステムも歪んでて安定しておらず、カーブも唐突に折れ曲がったりしている。先端もややフレア気味。「ちょっと碑文風味も加味している」というようなニュアンスの説明もある。変わってはいるが可読性は良好で、割と長文にも耐えうるだろう。字種がかなり多く、キリル文字やギリシャ文字の他、アルメニア文字やアラビア文字までサポートしており、その数は2,000を超える。ウェイトも8つと豊富。
本日『水の日』で節水を呼びかける日だそうな。なので水という名の書体を紹介。ポップなハンドライティングディスプレイ。太めのマーカーでやや丁寧に書いたような丸みを帯びた書体で、ところどころくるっとループしている所がかわいらしい。全体的にキュートで子供向けでもあるかなーという感じ。ではあるが、めずらしい gh や sp のリガチャーがあったりして、マニア心をくすぐるような所もある。2ウェイト。