本日11月第4木曜日はアメリカやカナダでは感謝祭(Thanksgiving day)。なんか起源がよくは判らなくなってるらしいが(笑)、まぁ秋の収穫を祝うような日、らしい。七面鳥の受難日であり、家族みんなでローストターキーをつつくのが恒例となっているそうだ。ちなみに翌金曜日は Black Friday と呼ばれ、なんだか不吉な呼び名だが、モノが売れに売れてみんな黒字になる事からこう呼ばれている。
それにちなんだ書体を探したがなく、ま、家族みんなで「家」に集まる、という事で、スペイン語で「家」の名を持つこの書体を紹介。フック状のカーブが特徴的なヒューマニストサンセリフ。ちょっとクセが強いがなかなかかわいらしい。ファミリーにはイタリックとは別に、モノラインのスクリプトもある(画像参照)。また、ミッドセンチュリーモダンな家具のシンプルなイラストアイコンもあり。スラブセリフタイプの Hogar Slab もある。5ウェイト。
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手書き感満載のかなりコンデンスなサンセリフディスプレイ。Cooper Black で有名な Ozwald Cooper の知られざる書体だそうである。本人はサンセリフがあまり好きではなかったそうだが、色々とレタリングした中にこういうのもあったらしい。それを Monotype のデザイナーがフォント化したもの。全体的にオーガニックで優しいイメージがあり、サンプルのように食品関係によくマッチすると思う。ギリシャ文字とキリル文字もサポートし、なぜか M だけスワッシュオルタネートがあり。ノーマル幅(かなりコンデンス)が4ウェイト、ちょっと字幅を広げた Wide が2ウェイトある。ただいま67%オフセール中。
事情により更新を休止していた本ブログを再開します。絶賛リオ五輪開催中という事で、なんかロゴに似たイメージが描かれていた書体を紹介(笑)。手書きのニュアンスを多分に残したオーガニックなサンセリフ。あちこち不用意に折れ曲がっており、それがユニークな印象を与えている。ノーマル幅の他、コンデンスな Con とエクステンドな Ext があり、それぞれ8ウェイトずつ用意されている。
柔らかい印象のサンセリフ。水平・垂直のバーやステム以外の線はすべてカーブしており、にゅよっとしたオーガニックなラインとなっている。加えてすべての角が落とされて丸くなっており、目に優しい。可読性もよく、日本で言う丸ゴシックに近い雰囲気を持っており、食品パッケージや子供向け商品などに重宝すると思われる。字種もかなり豊富で、a や g は1階建て・2階建て両方のグリフがあり、ウェイトも8つと大ファミリー。なのに全部で$150と大変リーズナブルな上、ただいま70%オフとかなりお買い得。
名前の通り、オーガニック(?)なヒューマニストサンセリフ。ステムの太細にほとんど差がなく字形もスタンダードそのもので、個性を極力消すことで逆に個性を出したような感じ。拡大しないと判らないがステムの角が落とされており、より柔らかさを持たせている。R のレッグの弧の描き方がちょっと独特。視認性もよく、何にでも使えそうな汎用性の高い書体である。6ウェイト。
字間の広いラフなスクリプト。見ての通りかなりラフなつたない感じのアップライトなスクリプトだが、コネクションは意外とちゃんと取れている。最初コーラペンで書いたのかなーと思ったが、名前や別の写真からどうも竹ペンを使用してデザインした模様。ほとんどの小文字にターミナルレターがあり、右方向に伸びるストロークが追加されているほかは、ハデなスワッシュやフローリッシュは見当たらない。代わりにサンプルイメージにあるような、ただの一本線が多少ある。ボールドウェイトのほか、ややコンデンスなアップライトもあり。ただいま50%オフセール中。
コンデンスなヒューマニストフレアセリフ。ステムが樹木の幹のようにオーガニックで、じーっと眺めていると林の中にいるような錯覚を起こす(筆者だけ?)。
Albertus によく似ているが、Albertus ほどには変わった形はしておらず、割とスタンダードである。イタリックがオブリークタイプなのがちょっと残念。一見するとファミリーが多いようだが、20年ぐらい前の書体のため、TrueType 仕様でスモールキャップスやオールドスタイル数字が分かれたものや、OpenType Std 版が入り混じっている模様。間違って全部買ったりしないように。Pro 版の8つだけ買えばいいだろう。4ウェイト。
カリグラフィーペンでむりくり(笑)書いたようなローマン。一見普通のローマンに見えるが、よくよく見ると輪郭がうにうにしており、ラフにレタリングしたような形をしている。骨格は割とスタンダード。作者の Jim Rimmer が初めて制作した書体らしい。1ウェイトでイタリックもないのだが、名前の通りトーテムポールのオーナメントが付属していて、1~3段でバラバラになっており、好きなように縦に積んで組めるようになっている。字種は Pro 仕様。
ちょっとバリエーションが少なめなマルチスタイルファミリー。やっぱり全体的に手書き風で、モダンローマンとスラブセリフがあり、ほかブラッシュスクリプトもあるが、こちらは単語単位でひとつのグリフになっており、自由に組めるワケではない(なんでだ?)。オーナメント類は名の通り植物がモチーフになっており(元々そういうもんだが)、アイコン類も鉢が充実している。モダンローマンの方は Pro 版と Std 版がある。作者がブラジルに行った時、その自然と雰囲気にインスパイアされてデザインしたものだそう。
様々なスタイルの書体を手書きしたマルチスタイルファミリー。以前紹介した Adorn よりもさらにラフで、ほとんどラクガキ(笑)。サンセリフ、モダンローマン、モノラインスクリプト、モノスペース(タイプライター)およびオープンフェイスが揃っている。スクリプトにはロープをのたくらせたようなスタイルもあり。あとラクガキアイコンも。ホントに二本指で書いたんかな…。