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Tag: #traditional

Analogia

Analogia

今どき珍しい、ウェイトファミリーのないクラシックなローマン。18世紀にベルギーのルーヴェンという街で、Martin van Overbeke という人が印刷した本の書体を参考にしたとある。x-ハイトが大きくややコンデンス気味で(特に a が潰れてる)ビジネスライクだと紹介されてるが、A の腰が高かったり N や M の肩が張り出してたりと、クラシックで品が良い感じが筆者好みである。イタリックとスモールキャップスはあるが、前述した通りウェイトはレギュラーのみ。まぁ当時はそんなもんだったのでいいかなとも思う。その代わり字種は豊富で、ヨーロッパ全域はカバーしている。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Monkton

Monkton

ローマンキャピタルがベースになっているローマン。作者が幼少時代を過ごした英国南東部、Monkton Combe での体験からインスピレーションを得たとあるが、一体どういう体験をしたのかは不明(笑)。どうもあの辺にも碑文が残っていた…ようである。碑文系の特徴としてコントラストは弱めだが、プロポーションはさほど碑文しておらず本文用に近い。通常は小文字やイタリックはないものであるが、これには用意されている。イタリックはなんとなく筆のニュアンスがあって特徴的。葉っぱのオーナメントがあるが、これなんだろう。アーカンサスかな。ウェイトは4つあるが制作年が古いので、ウェイトによって Pro 版と Std 版が入り混じっているのがなんかややこしい。ちょっとまとめて欲しいなと思う。

Category(s)
Design Date
1986
Designer(s)
Publisher

FF Parango

FF Parango

ヌメっとしたクラシカルなローマン。ストロークのコントラストが弱くてセリフもやや太く、x-ハイトも小さめと、e のバーが斜めじゃないというだけでほとんど雰囲気的にはヴェネチアン。イタリックはカリグラフィー風味が強く、大文字にはスワッシュがついている。可読性はなかなか良いのではないだろうか。ファミリー展開は弱いが、字種はプロ仕様。全体的に非常に筆者好みの書体。フォーマルな用途にもいいのでは。

Category(s)
Design Date
2001
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Publisher

Mynaruse Royale

Mynaruse Royale

カッパープレート風味のあるディスプレイローマン。元々 Mynaruse という書体が別にあり、それのスワッシュ&リガチャー増加のバリエーションである。ちょっとデコラティブ過ぎてクセが強いので扱いが難しいが、うまく使えば高級感が出るだろう。このテの書体はちょっと空け組にするものだが、リガチャーがあると詰めるしかないので、その辺もハードルが高い。ご健闘を祈る。小文字はなくスモールキャップスで6ウェイト。

Category(s)
Design Date
2010
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Publisher

Berenjena

Berenjena

まだまだ暑いが暦の上では秋。秋茄子は嫁に食わすな、という事で、スペイン語でナスの名を持つこの書体を紹介。フレンチ風味のあるかわいらしいローマン。拡大すれば判るが直線部分はなく、どこも僅かに沿っていてオーガニックな雰囲気を醸し出している。イタリックは手書き風味がふんだんに出ており、ほぼスクリプト。オルタネートも豊富にある。全体的に非常にエレガントで、結婚式とか華やかな雰囲気を演出するのに持って来い。Std、Pro 版ともに4ウェイト。ここのファウンダリーのウェイト名の付け方は独特で、スペイン語で「白」から「黒」までをグラデーションで表現している。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Pacioli

Pacioli

本日はお盆で終戦記念日。ではあるが、これにちなんだような書体などないので、鎮魂の意味を込めて(?)碑文系を紹介する。1509年に Luca Pacioli という人が De divina proportione という本の中で、ローマンキャピタルを幾何学的に分析したものを書体化したもの。こういう分析をした人は Albrecht Dürer が有名だが、なぜか Pacioli のものを採用したらしい。ルネサンス期の芸術家たちは、古代ギリシャ・ローマ人たちが数学的にも秀でていた事に目をつけ、きっと文字の設計もこうしたに違いないと分析したらしいのだが、実際は平筆でフリーハンドだったらしく、現在この手法は否定されている(笑)。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
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Bunyan Pro

Bunyan Pro

Eric Gill の絶筆(?)となった書体だそうである。Gill らしい碑文風味のあるオールドスタイルローマンだが、Gill の代表的なローマン、Perpetua と比べるとコントラストが弱く、x-ハイトが大きくてややコンデンス気味。つまりより本文向きになっているだろうか。イタリックはカリグラフィー風味が抑えられており、f にディセンダーがない。3ウェイトしかないが、Pro 版らしく字種は豊富。ちなみに制作された当時は通常の手組みの活字版と Linotype 版があったようで、Linotype 版は Pilgrim という名前だったそうな。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher

OL Engravers Classic

OL Engravers Classic

クラシックなカッパープレートローマン。小文字のカウンターがかなり大きく、特にボウルは正円に近くなっており、それに合わせて小文字は全体的に正方形のプロポーションを持っている。セリフは鎌のように曲がっていて鋭い。どことなく University のような雰囲気がある。デフォルトでは字間がかなり詰まっているようだが、広めに組む方が今っぽくなるだろう。1ウェイトしかないが、サンプルイメージのように影付きのものとそれがないシンプルなものがある。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher

Magneta

Magneta

ディスプレイ組みが充実しているオールドスタイルローマン。ややコンデンスでカウンターが大きくディセンダーが小さいという、新聞用の特徴を備えた普通のローマンのようだが、アップライトの大文字は多くのリガチャーを持っており、クラシカルなディスプレイ組みが楽しめる。小文字のリガチャーもかなり多めで、ちょっと変わったオーナメント類も持っている。Q のテールが非常に独特で特徴的。20世紀前半のアメリカのタイプデザイナー、William Addison Dwiggins の書体にインスパイアされたとある。6ウェイト。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher

Psalter Gotisch

Psalter Gotisch

本日はナンパの日。ナンパといえばイタリア(偏見)、ということで、そっちら辺でよく使用されていたゴシックを紹介。というよりセール中で目についたので強引に結びつけただけなんだけど(笑)。多分このブログでは初めて紹介するタイプの書体である。Rotunda(ロタンダ)と呼ばれるゴシックの一種で、イタリアで生まれ、12~15世紀頃によく使用されていたようである。なかなかマイナーな書体でフォントになっているものも少なく、カリグラフィーの作品でもこれはあまり見たことがない。他のゴシックに比べて書きやすいが、見た目に派手さがないのが人気がない理由だろう(笑)。スワッシュも付けられないしね。実際このフォントにもオルタネートはない。一回イタリア料理屋のロゴをこれで提案してボツ食らったなぁそういや…(涙)。ただいま23%オフという中途半端なセール中。

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Design Date
2009
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