ヴィンテージ感のあるローマンディスプレイ。ウェッジ型のセリフを持ったコントラストの弱い太めのローマンで、一部の文字はスワッシュオルタネートを持っている。大文字のみで、大文字のグリフにはフィルにハイライトが入ったもの、小文字のグリフにはソリッドなものが入っている。アメリカンヴィンテージやレトロ感のあるロゴをデザインするのに重宝すると思う。1ウェイト。
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碑文タイプのフレアセリフ。20世紀後半のイタリアのタイプデザイナー、アルド・ノヴァレーゼ Aldo Novarese の書体(多分 ITC Novarese)を参考にデザインしたとある。ストロークはあまり抑揚がないモノラインに近い。骨格は古代ギリシャ・ローマなどの遺跡で見られる碑文のスタイルを踏襲しているとみられ、ちょっとラフでつたない感じがある。大文字にはハーブ・ルバーリン Herb Lubarin のスタイル(多分 ITC Avant Garde)を取り入れたというリガチャーが多数あるので、ウェイトバリエーションも多く可読性は良いものの、ディスプレイ用途で力を発揮するだろう。筆者なら食品かレストランなどのロゴで使うだろうか。イタリックもあって5ウェイト。ただいま75%オフセール中。
本日ハロウィンなのでこちら。ゴシックっぽいデコラティブなディスプレイ。本体のグリフは基本図太いセリフ体で、ストロークの端が尖ってたり、ちょろんとしたスワッシュが付いたりしてかなり装飾的になっているが、本体は割としっかりしていて可読性は確保されている。実用性はありつつ雰囲気もある使い勝手の良い書体。フィルに光沢のようなヌキが入った Line というバージョンもあり。双方ともイタリックもある。1ウェイトずつ。
エレガントでフェミニンなアール・デコ風味のあるサンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフの方はコントラストが強くかなりコンデンスド。このテは通常大文字だけというのが多いが、こちらは小文字どころかスモールキャップスまでフォローしており、さらにはほとんどの字にちょっとしたスワッシュが付いたオルタネートがあるというのが珍しい。スクリプトはモダンタイプに近いカッパープレートで、派手ではないがこちらもスワッシュオルタネートがある。双方ともフィルがソリッドなものとインラインがあり、ほかオーナメントが200個ほど。
ヴィンテージ感のあるディスプレイ。19世紀頃によく見られた植物的な装飾が施された書体で、このフォントは同じグリフで7種のフィルの違うものが用意されており、これらを重ねて色分けしたりして自由にカスタマイズできるようになっている。YouTube に利用法を解説した動画が上げられているので、詳細はそちらで確認して欲しい。ていうか再生回数が33回(執筆時点)という悲しい数字なのでぜひ見てあげて欲しい(笑)。
レトロテイストの太めなサンセリフディスプレイ。ヴィンテージ風味があふれており、手書きのレタリング感がありぬくもりを感じる書体である。グリフもちょっと変わってておもしろい。2種類あって、One の方は角がシャープでスモールキャップス。Two はアウトラインがラフで角も丸くぼったりしており、小文字はないが代わりにスワッシュオルタネートがちょっとだけ。グリフ自体も似てるようで若干違う。色々と使いみちがあるだろう。価格も安いのでお勧め。
アール・ヌーヴォー風味のあるフレアセリフディスプレイ。20世紀初頭のアメリカのパンチカッター、John F. Cumming の Elandkay という書体がベースになっている。当然拡張されており、ウェイトバリエーションの他、オルタネートやリガチャーがかなり追加されている。オリジナルにはない小文字も追加された。ヨーロッパというよりは、なんかちょっとオリエンタルな雰囲気がある。エスニック辺りに似合うんじゃないかなーと個人的には思う。8ウェイト。ただいま50%オフセール中。
レトロ感というかヴィンテージ感というかそういう感じのあふれるディスプレイ。19世紀頃のエフェメラ(端物印刷。チラシ)やシガーボックスなどのレタリングにインスパイアされたものとのこと。基本はモノラインのフレアセリフで、小文字はなくスモールキャップス。大文字にはくるっと回ったスワッシュが付いており、オルタネートにはスワッシュの位置が違うものがある。またこれに似合うフレームオーナメントが付属している。フレームは角と途中がバラになっているので、サイズ調整もラクにできるだろう。6ウェイト。
本日は「グレイテスト・ショーマン」こと P.T. バーナム Phineas Taylor Barnum の誕生日(1810)。なのでそのものズバリの名を持つ書体を紹介。コンデンスでコントラストの強いスラブセリフ。クラシカルでインパクトの強い書体である。1880年頃にシカゴの Barnhart Brothers & Spindler というファウンダリーで制作されたそうで、当時よく見られたいわゆるヴィクトリアン・タイポグラフィのスタイルをよく受け継いでいる。その頃はこのようなスラブセリフや図太いサンセリフなどでチラシなどを作ることが多く、この辺を再現したい場合は代表的な Playbill などがよく使用されるが、こっちを使ってみるのもいかがだろうか。
日本銀行券(紙幣)のデザインが変わるらしいのでこちら。欧米(というかアメリカ?)のお札に使われてそうなディスプレイ。直線的で、ジオメトリックで、コンデンスで、ゴシック風味のある、モノラインな書体である。ソリッドなものはウェイトが2種あり、他にフィルが斜線で埋められたLines、水平ラインでシェーディング処理がされた Inset、影部分の Shadow がある。フォントの他、フレームやシームレスなバックグラウンド、アーカンサス?のオーナメントなどのベクターデータも同梱されていて、紙幣のデザインには事欠くまい。良い子はニセ札作っちゃダメだぞ。