ヴィンテージ感があるバイカーが好きそうな(偏見)ディスプレイローマン。一見普通のローマンだがフチが歪んでおり、しかも小文字がない(スモールキャップス)ので本文には使えない。あくまでディスプレイ用だろう。レギュラーの他、フィルがない Outline、フチがよりギザギザになった Rough、フィルがかすれてる Stamp の4種がある。ロゴレイアウトの作例があるので参照して欲しい。そういう用途に。
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今日から3月という事でマーチなこちら。アール・デコ調のインラインファットフェイス。図太いサンセリフにダブルラインが入った書体で、1947年にアメリカで出版されたマーチングバンドの教則本 Intermediate Steps to the Band のタイトルにインスパイアされたものとの事。検索したらほぼそのまんまだったので結構びっくりである(笑)。今どきめずらしく Std 版のようで、グリフは213ぐらいしかない。イタリックはあるものの1ウェイトのみ。
ヴィンテージ感のあるセリフドゴシックディスプレイ。太めのウェイトで、基本は直線的でありながら、部分的に植物的なニュアンスのあるふにょっとした曲線で構成されているのが特徴的。スワッシュオルタネートも多数用意されており、そのスワッシュもストロークと同じ太さのものと、抑揚の付いたものがある。それとリガチャーが20種ほど。大文字のみだが傾斜した Slanted バージョンもあり。名前は調べたがあちこちの国にこの名前が地名としてある。元の英国領に散らばってるので、どうも英国由来の名前らしい。意味は不明。ゲール語か…?
どことなく酒のニオイがして来そうなディスプレイ。ベースはコンデンスな太めのサンセリフで、小さなセリフの付いた Winston とセリフがない Winston Sans がある。ノースカロライナ州にあるウィンストン・セーラムの’60~’80年代の雰囲気からインスパイアされたものとの事。この街はタバコの『セーラム』などで発展したが、今はそういう産業は廃れてしまったとの事。下町には往時の雰囲気そのままの古い看板などが残っており、その辺からデザインを起こしたらしい。大文字のみ。1ウェイト。
かなりデコラティブなレタリングスクリプト。見ての通り文字そのものに植物的な装飾がかなりハデに施された、ヴィクトリア風味もあるヴィンテージ感あふれる書体。タトゥーなどに使用される文字からインスパイアされたものとの事で、そっち方面の雰囲気も強い。オルタネートも豊富で、グリフ数は1000近い。フィルがソリッドなものと、アウトラインに下半分だけ薄っすらフィルが入った Deboss というバージョンがある。他、大文字のみのコンデンスなローマンとイタリック、オーナメントやフレームなども付属している。
基本はベーシックな(同じ意味)ブラックレター。字形はごくごく普通で読みやすい近代的なブラックレターなのだが、スワッシュオルタネートが豊富に用意されている。簡単にちょこんと付いたものから、かなり長くうねったものまでバリエーションがある。こちらの Antiqued がフチがラフでよりオカルティックになっているが、スムーズなバージョンの Bucanera Soft というバージョンもあり。Std 版でオルタネートが別になっているものと、異体字切り替え可能な Pro 版(OT)がある。使うアプリによって購入するものを選ぶといいだろう。1ウェイト。
ヴィクトリア朝風味のあるデコラティブなディスプレイ。ブラックレターがベースになっているとは思うが、そこに植物的なスワッシュと細いシャドウを付けてかなりデコラティブになっている。大文字にはオルタネートはないが、小文字には15種ほどあり。本体とシャドウを分けたバージョンもあり、色分けができるようになっている。古いシガーボックスをイメージしてデザインされた様で、そういう名前が付いている。
ボテッとしていながらコンデンスでかわいらしいラウンドサンセリフ。大文字のみで、小文字の部分には普通のグリフが割り当てられており、大文字の方にはちょっとしたスワッシュが付いたものが入っている。Original の方は小さめ、Alternate の方には長いスワッシュが入っている。名前の通りコーヒーショップ向けにどうぞ。作者は屋号の通りレトロなものが大好きなようで、この辺のテイストのものをたくさん作っている。
まったまたハロウィン向け書体をば。これもコンデンスでラインガタガタのローマン。コントラストが強めでモダンローマンぽいが、手書きレタリング感が強くアウトラインもラフになっている。フィルはソリッドなものとラフなものの2種。グリフは確認できないが恐らく大文字のみだろう。あとサンプルにあるようなカードの JPEG および PSD 画像が4種とテクスチャ2種が付いており、すぐにカード作りが楽しめるのもいいところ。これだけあって $12 とかなりお安め。
ヴィンテージ感のあるレタリングイタリック。50’s~60’s アメリカンの風味がある太めのイタリックで、大文字はなかなかダイナミックでスワッシュオルタネートもある。小文字はステンシルタイプ。フィルはソリッドな Regular、ラフな Rough、さらにラフな Textured、フィルがなく影のみの Shadow の4種。それとは別に大文字のみのラフなローマンタイプの Serif、それが傾いた Oblique、それの字間が広い(だけか?) Oblique Tracked がある。ほかスワッシュのみのオーナメント(フィルバリエーションあり)と、あと洋服のタグ型のフレームがあるのが変わってる。