カジュアルでかわいらしい手書きレタリングディスプレイ。3種のラフなハンドリッテンで、コンデンスな Serif、普通の(笑)Sans、いわゆる筆記体の Script がある。Serif と Sans は大文字のみだが、小文字の方にちょっとグリフの違う大文字のグリフが割り当てられており、組み合わせて使うことでより手書き感が出るように工夫されている。加えて Serif と Script にはちょっとしたリガチャーがある。ほか、ちょっとしたイラストアイコンの Dings もあり。
Category: Display
変わったグリフのレトロ風味のあるディスプレイサンセリフ。ストロークはモノラインでほぼ同じ太さの書体で、見ての通りグリフがあちこちぐにゃっと曲がって特徴的。アール・ヌーヴォー風味があるだろうか、ちょっとレトロな感じもする。ノーマルなグリフのオルタネートもちょっとだけあり。字幅にノーマルと細めの Cnd(Condensed)の2種があり、それぞれ5ウェイトずつ。
本日『円周率の日』だそうなので円をモチーフにしたこちら。とにかく丸っこいライトウェイトのジオメトリックディスプレイ。極力真円とその円弧、直線のみで構成された書体で、どうにかこうにか文字としての体裁を保とうとあらゆる工夫が施されていておもしろい。特に S はよくできてるなぁという感じがする。O は 数字のゼロと区別するためか、真円が中央で水平に切られてズレている。アケて組めば結構今っぽく使えるんじゃなかろうか。1ウェイトのみ。
本日は第二代グレイ伯チャールズ・グレイ Charles Grey, 2nd Earl Grey の誕生日(1764)。諸説あるが、紅茶の「アール(Earl 伯爵)グレイ」は彼の名から来てるらしい。ということで同名の書体を。ぼったりしたレトロなソフトセリフディスプレイ。全体的に滲んだようなシルエットが特徴で、ところどころ欠けた部分があるのがさらにヴィンテージ感を増す要素となっている。画像上部に見えるオーナメントの画像データが Illustrator .ai と PNG で付属しており、すぐにロゴやラベルの作成が可能。1ウェイトのみ。
繊細でエレガントなローマンディスプレイ。ライトウェイトのモダンローマンで、大文字のプロポーションがやや正方形に近いのが特徴。エレメントがちょこちょこ変わっているが、そこまで大きく変形はしていない。大文字にはおもしろいリガチャーが15種ほど。傾斜した Slanted と2種あって、それぞれ1ウェイトずつ。
本日「サンキュー」ということでこちら。通常のフォントではなく、ひたすら「Thank you」のグリフが26種入ったものである。なので他の文字列を組むことはできないが(笑)、様々なスクリプトスタイルで入っているので、それなりにバリエーションが楽しめる。手軽にカードが作成できるだろう。フランス語の Merci が3つ、ドイツ語の Danke も1つあるようだ。いちおうグリフは52あるが、大文字小文字でまったく同じグリフが入っているのであしからず。
本日『国際女性デー』で女性に黄色い花を贈るらしいが、イタリアではもっぱらミモザが選ばれ『ミモザデ―』ともされてるそうな。というワケでこちら。ぼったりしたレトロなソフトセリフ。ちょっとしたスワッシュが付いているが、これはオルタネートではなくデフォルトでこのようである。少ないがリガチャーがあり、ng / mg というめずらしいものがあり、これが入ったスペルを使うことをオススメする(笑)。ちなみに画像は花ではなくカクテルのミモザ。シャンパンとオレンジジュースを 1:1 で割ったものである。生を絞ると粒と泡でさらに美味しい。Bold とさらに重い Black の2ウェイト。
シンプルな太めのサンセリフディスプレイ。作者は「セミ・ジオメトリック」と名付けており、確かにジオメトリックとネオグロテスクの中間のような書体である。g に2階建てを採用している以外は特にこれといった特徴はないが、組まれた時になんだかちゃんとしていてすごくスッキリ目に入ってくる優秀な書体である。それだけに1ウェイトしかないのが残念。今後のファミリー展開に期待する。
ソフトな印象のジオメトリックディスプレイ。基本的に幾何学的で、角の R が大きく取られているのが特徴。そのおかげでシャープさがとれ、全体的に近代的ながら柔らかい印象に仕上がっている。いくつかの大文字には一部が欠けたグリフのオルタネートがあり、リガチャーも少し。これらを駆使すれば、退屈ではないロゴがデザインできるだろう。IT系のスタートアップによく似合いそうな書体である。名前はいわゆる「からくり人形」のこと。イタリックはなく6ウェイト。
繊細でエレガントなディスプレイローマン。最近流行りの変形系かと思いきや、一部ちょっと変わったグリフはあるものの、そんなにクセは強くなく許容範囲である(誰の)。スワッシュオルタネートやリガチャーが多めにあるのはお約束である。めずらしいのはオブリークタイプだがイタリックがあるところ。それぞれ1ウェイトのみ。