本日は多数のなんとかの日が制定されているが、そのうちのひとつ『オオサンショウウオの日』にちなんでこちら(※サラマンダーというと RPG に出てくる火トカゲのモンスターを思い浮かべるだろうが、実はサンショウウオのことを英語で salamander という)。レトロポップなレタリングスクリプト。コントラストがあって勢いを感じるタイプで、短いスワッシュがくるくるカールしている。ちょっとしたオーナメント類も付属。雰囲気はレトロアメリカンで、スイーツなどに似合いそうである。2ウェイト。
Category: Script
繊細なスクリプトローマンのコンバインとサンセリフのデュオ。ローマンの方はライトウェイトでコンデンスタイプ。腰が高く優雅である。小文字がなくスモールキャップスだが、オルタネート(多分)にカッパープレートスクリプトの大文字が入っていて、アクセントとして使えるようになっている。大文字には個性的なリガチャーが大量に入っており、かなりバリエーション豊か。これとは別に細めのジオメトリックサンセリフもファミリーに入っていて、こちらは小文字もあってリガチャーも多少ある。うまく使うにはコツがいるだろうが、非常に美しい書体。
関東以北の皆さま台風にお気をつけください、という事でこちら。やや荒っぽいブラッシュスクリプト。スタイルとしてはイタリックで、傾きの強い鋭いストロークで書かれており、結構ダイナミックである。その割にはスワッシュなどは長くなくコンパクト。この手としてはめずらしく、画像にあるような直線的なオーナメントが付いている。フォントはスタイルごとにバラになったヤツと、すべてまとまった Pro 版がある。異体字切り替え機能が付いたアプリなら Pro を買った方がいいだろう。ちなみに台風とハリケーン、サイクロンの違いは発生地域だけらしい。日本や東南アジア近辺のものを台風(タイフーン)、北アメリカ近辺のをハリケーン、インド辺りのものをサイクロンと呼ぶそうな。
本日は『世界カリグラフィーの日 World Calligraphy Day』らしいのでこちら。古典的カリグラフィーイタリックのデジタル版。16世紀にヴァチカンで書記をしていた Ludovico degli Arrighi が著した La Operina(小品)というカンチェッレレスカ体 Cancellarescha の教則本から起こした書体である。カンチェッレレスカとは「公文書体」みたいな意味で、現代ではまぁイタリックと呼ばれてるヤツのこと。おそらくはこの本が世界最古のイタリック体の教本である。わずか32ページの小さな本で、検索すればあちこちで高解像度のスキャン画像が見られる(例えばここ)が、日本ではフランチェスカ・ビアゼットン氏の『美しい痕跡―手書きへの讃歌』という本に付録として和訳とともに掲載されているので、興味があれば参照してほしい。
本日『バナナの日』だそうなのでこちら。ポップでかわいらしいブラッシュスクリプト。ぽてっとしたアップライトで、コネクションは取れてたり取れてなかったり。繋いでるというよりはぶつかってるという感じである。字形は素直で大変読みやすいので、使いやすいと思う。イメージ画像がなんかクールなのだが(笑)、書体自体はとてもかわいらしいのでその辺の用途にどうぞ。画像のように大文字だけで組んでも問題ない。リガチャーやオルタネートは少しだけ。1ウェイトのみ。
誰が拒否しようと本日より8月なのでこちら。ゆったりしたモダンカリグラフィー的なシグネチャースクリプト。一見ふわっと優しいかと思いきやストロークは割と鋭く、よくよく見るとちょっと男性っぽさもある。この辺りがシグネチャー風味なのだろう。グリフは結構はっきりしていて可読性は良い。オルタネートやリガチャーがかなりあり、使いでがあるだろう。1ウェイトのみ。呑気にポエムなんかひねり出せないほど超酷暑だったり超豪雨だったりするけど皆様お気をつけください。
本日「なないろ」で『虹の日』だそうなので、火曜日だけどこちら。カジュアルなシグネチャースクリプト。細めのモノラインのストロークに、柔らかいカーブが多用されたグリフをしていて、シグネチャータイプとしては結構かわいらしい部類に入るだろう。小文字が小さいタイプだが、グリフは割とはっきりしていて読みやすい。リガチャーがほんの少しあるだけで、オルタネートが全然ないのが残念。1ウェイトのみ。
本日は『ブルーベリーマフィンの日』らしい(なんのこっちゃ)ので、そのものズバリのこちら。実にテキトーな(笑)ハンドライテン。サインペンでラフに書いただけのような書体で大変カジュアルで、全体的にコンデンス。大文字のみだが、小文字部分にはオルタネートが割り当てられており、スワッシュなども付いていて、退屈な文字組にはならないようになっている。カフェや雑貨などに意外と使い勝手が良さそう。1ウェイトのみ。
本日は『Blueberry Day』らしいのでこちら。カジュアルなハンドライテン。細めのモノラインストロークで、グリフはややダイナミックながらそんなに崩れておらず可読性はそんなに悪くない。シグネチャースクリプトといえなくもないかなというスタイルで、かわいらしくもカッコよくも見える。オルタネートは全然ないっぽいのが残念。1ウェイトのみ。
男性的なブラッシュストロークのシグネチャースクリプト。大文字は大胆かつダイナミックなストロークで結構変形しているが、小文字は意外と素直なグリフで崩れておらず読みやすい。大文字はそもそもが派手なのでオルタネートはないが、小文字にはすべて水平に伸びるエンディングストロークの付いたオルタネートがある。リガチャーはほんの少し。1ウェイト。