本日は『ピーターラビット Peter Rabbit』の作者ビアトリクス・ポター Helen Beatrix Potter の誕生日(1866)。というワケでその世界観に合いそうなこちら。素朴(rustic)なフォントとイラストのパック。いわゆるブロック体の手書きの Postcard(2ウェイト)と Pure Cotton、ラフなスクリプトの Prairie Wind と Summer Journal の4種のフォントと、これらによく似合いそうなイラストがベクターデータと PNG で添付されている。大変ガーリーなのでそこらへんの用途にどうぞ。
Category: Script
本日は『アマチュア無線の日』という事なのでこちら(英語では amateur radio)。ラフでぼったりしたモダンスクリプト。筆ペンで書いたタイプで、コントラストがかなり強い。太いストロークは筆を倒し、細い部分は立てて書くとこういう感じになる。傾きはなくアップライトで、リレーションはまぁまぁ取れている。ロシア産らしく、キリル文字もサポートされている。名前の volna はロシア語で「波」という意味らしい。1ウェイト。
優雅なモダンスクリプト。最近のテキトーでゆるゆるなものとは違い、ちゃんとした能書家が書いたと思しき筆致で、よどみなく美しいストロークである。わざとらしく拙い感じを演出したものよりよっぽど質が良い。スワッシュオルタネートやリガチャーもあるが、総グリフ数は400ちょいと最近のスクリプトとしては少なめ。ただ元々が結構デコラティブなので、これでも十分かなという気はする。2000円弱と大変安いのも魅力。1ウェイト。
クラシックなイタリックスクリプト。カリグラフィーを学んだことがある人は必ずと言っていいほど目にするタイプのスタンダードなイタリックで、中でもこれは結構古いスタイルである。どこがどうと説明はしづらいのだが、やや重いウェイト、弱い傾き、丁寧な筆致とスワッシュなどがそう思わせるのかもしれない。現代的なものはもうちょっと細く、傾きももう少しあり、かつもっと伸び伸びと書かれているように思う。とにかくとてもマジメ~な感じのするスクリプトで、現代ではちょっとめずらしいかもしれない。作者がそう思ったかどうかは不明だが、遊び心のあるステンシルタイプもある。2ウェイトあり、やや細めでコントラストの強い Headline タイプもある。
本日は(現在の)チェコ出身の作家フランツ・カフカ Franz Kafka の誕生日(1833)という事でこちら。カフカの筆致をフォント化したスクリプト。『審判』という作品および日記の筆致を参考にしたとのこと。全体的にやや左に傾いているという変わった筆跡で、かなり筆跡に忠実にしているものと思われ、なかなかに読みづらい(笑)。ペンよりは筆ペンみたいなストロークとウェイトの付き方だなーという印象がある。リガチャーも多数あり。1ウェイト。
本日より下半期(こわっ)で夏という事でこちら。エレガントなモノラインスクリプト。アップライトで筆致にスピードはないが、字のサイズにバラつきがありバウンシーでなかなかダイナミック。スワッシュオルタネートやリガチャーも豊富。全体的にかわいらしい雰囲気で女性向き。ほんのちょっとだけ傾いた Italic もあるが、ほとんど変化はない(笑)。元々は Black Pink Signature というコントラストのあるシグネチャータイプのスクリプトのモノライン版らしい。1ウェイト。
ライトでカジュアルなサンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフは割と古いネオグロテスクタイプのやや細いウェイトで、フィルがややかすれていて大文字のみ。スクリプトは細いマーカーで書いたようなテイストで、ややダイナミックでほんのりコントラストがあり、こちらもフィルがかすれている。この2種のフォントを使ったロゴのレイアウトが22パターン Illustrator データで付属している。女子向け雑貨などにどうぞ。
本日『生姜の日』らしい。金沢の香辛料の神を祀る波自加彌神社ではこの日に生姜を配るそうな。結構なんぢゃそらという気もするが、そんなことはさておきこちら。ちょっとアメリカン風味のあるブラッシュスクリプト。太めの丸筆で書いたような(実際は多分レタリング)アップライトのスクリプトで、コントラストが強めでぼったりしているが、コンデンスなのでぼったり感がやや薄まってるかな、という感じ。字形は崩れておらず大変読みやすいと思う。右から左へのストロークのアンダーラインが別フォントであり、それを行末から繋げることでよりアメリカン風味が増すだろう。3ウェイト。
本日『時の記念日』だそうなのでこちら。ラフでカジュアルなモノラインスクリプト。これもまぁシグネチャータイプと呼んでいいだろう。名前のしんどさとは違い、字形は柔らかめでさほど暴れておらず読みやすい。小文字にはオルタネートやリガチャーがあるが、派手なスワッシュオルタネートはない。なので文字主体ではなくあくまで写真やイラストに添える程度に使う方がかわいいだろうと思う。1ウェイト。
6月なので(もう8日…)こちら。エレガントなカッパープレートスクリプト。最近のものとしては割とクラシカルなタイプで、あまり暴れておらずスタンダードなグリフが多く、オルタネートも大文字だけで、小文字に派手なスワッシュなどはない。全体的にはかなりコンデンスなタイプ。グリフが少ない分、初心者には扱いやすいだろう。1ウェイト。