「夜が来たら…」という怪しげな名前のフォントパック。元々はフチやフィルがラフなディスプレイローマンのみなのだが、それに Lunar Alchemy(月の錬金術)という名のシグネチャスクリプト、それに魔女の帽子や箒などのイラスト(PNG画像)をまとめてセットにしたもの。スクリプトはオシャレ感があるが、セットに入ることによって全体的に怪しげな雰囲気を醸し出している。こんなのもハロウィンにいかが?
Category: Script
かなりカロリー高めな名前のガーリーなサードウェービーミクスド。アップライトのブラッシュスクリプトと、ややアール・ヌーヴォー風味のあるローマン、コンデンスな手書きサンセリフの3種があり、それぞれフィルがソリッドな Clean とラフな Rough がある。特筆すべきはクリップアートが入ったフォントが4つあり、計260ものイラストが入っていて、サンプルのようなファンシーなカードがすぐ作れるようになっている。全部セットで $16 と大変お買い得。
食欲の秋という事で美味しそうな名前のこちらを。あまりガーリーすぎないサードウェービーなモダンブラッシュ。字詰めがタイトでストロークの上下の返しがやや鋭く、さほど緩くないちょっとキツめな印象のブラッシュスクリプトである。オルタネートやリガチャーもそれなりにあるようだが、グリフは確認できず。ちなみに洋梨の一種、ラ・フランスは、名前とは裏腹にほぼ日本でしか栽培されてないそうな…。
柔らかい印象の優雅な正統派カッパープレートスクリプト。だいぶ前に紹介した Bellissima と似てるが、こちらの方が控えめでより女性的だろうか。最近のスクリプトとしては字種が300ほどと少なく思えるが、大文字とアクセント付きの文字にスワッシュオルタネートがないだけで、小文字には結構豊富にオルタネートとリガチャーがある。その代わり大変安いので、入門編として購入しやすいだろう。1ウェイト。
サードウェービーなゆるゆるモダンスクリプト。アップライトで、左に弓なりになったタテのストロークが特徴的。最近のこのテの書体としては字種が少なく、各字2種程度の字形がある程度でハデなスワッシュオルタネートはない。代わりと言ってはなんだが、スクリプトっぽくないコンデンスな大文字だけのものがファミリーにある(サンプルにある「CHIN UP!」がそれ)。あとはかわいらしいイラストアイコンが40種ほど。名前の chin up とは直訳すると「アゴを上げろ」、転じて「元気出せよ!」という意味で、buttercup はキンポウゲの花の事だそうだ。全部合わせて何かの慣用句みたいなのだが、ちょっとよく解らず…。
ポップでカジュアルなレタリングスクリプト。カウンターが大きく筆で書いたようなニュアンスがあり、大文字だけでも組めるようにデザインしてあって、カフェやスーパーなどの食料品関連によく似合う美味しそうなスクリプトである。コネクトはしっかり取れており、控えめながらスワッシュオルタネートもある。基本アップライトだが、傾いたイタリックスタイルもある。ウェイトも5つとスクリプトにしては豊富。
かわいらしいモノラインのセミスクリプト。ペンではなくレタリングでデザインされたようなスクリプトで、完全垂直のアップライト。キャップハイトがかなり大きく、大小の文字の差が激しい。ストロークの端も丸く、プロポーションも全体的に丸っこくてカワイイ。多少のオルタネートと多数のリガチャーがある。’30年台のグリーティングカードからインスパイアされたものとの事で、イメージもクリスマスっぽい事から、その辺の用途にいかが。1ウェイトのみ。しかし早いよねあと3ヶ月で今年が終わるとかさ…。
本日『野菜の日』らしいので名前だけ野菜っぽい書体を紹介。全体的にゆるい雰囲気ながら、やや筆致にスピード感のあるスッキリしたモダンスクリプト。(多分)筆ではなくポインテッドニブにて書かれたものと思われる。アップライトでカウンター大きめの柔らかい雰囲気で、ステムがきゅっとカーブし、ループも大きくダイナミック。Regular と Extended があって、Extended の方のグリフを確認しようとするとなぜかエラーになるのでハッキリと断言はできないが、多分オルタネートが入ってる。異体字切り替え機能がないアプリでも扱えるようにしてるのだろう。1ウェイト。
ゆるゆるラフなサードウェーブブラッシュスクリプト。最近よくあるタイプのヤツで、傾きはなくアップライト。キャップハイトが大きく、大文字と小文字のサイズの差が大きい。オルタネートがないが、字形を選ぶのにあれこれ悩む初心者には使いやすいだろう。グリフ数が少ない分、安くもあるし。とても女性的な書体だが、デザイナーは男性。1ウェイト。
大変上品でエレガントな(同じ意味)活字スクリプト。何度かこのタイプのスクリプトを紹介してるが、もう暫定的に「活字スクリプト」と呼ぶことにする(笑)。キャップハイトが非常に大きく、大文字と小文字のサイズの差が激しいが、スワッシュはごくごく控えめでオルタネートもなく派手さはない。その代り小文字にはいくつかリガチャーがある。サンプルも大変美しいが、この書体名がひとつのグリフとなっている(ズルい)。1ウェイト。