優雅でフェミニンなディスプレイ。ほんのりコントラストのある細身のサンセリフで、リガチャーやスワッシュオルタネートが豊富。そのまま組んでロゴになりそうな書体である。ちょっとアール・デコ風のレトロな雰囲気もあるだろうか。コスメやスイーツ等、女性向けのあれやこれやに。1ウェイト。名前はフランスの地名で、現地発音だと st は発音せず「ボレ」らしい。$18(2,000円ぐらい)と非常に安くてお勧め。
Category: Display
コントラストの極端なモダンローマンディスプレイ。元は ’60年代にアメリカのタイプデザイナー、エド・ベンギアト Ed Benguiat が写植用にデザインしたもので、それをデジタル化したもの。見ての通りのウルトラファットフェイスで、そこにヘアラインが付くというトップクラスのハイコントラストな書体である。ウェイトバリエーションはないが、5種の字幅がある。レギュラー以外にはコンデンス幅に3種、ワイド幅に1種。しかしこのファウンダリーはこのテの書体大好きだよね…。
ヴィンテージ感のあるローマンディスプレイ。ウェッジ型のセリフを持ったコントラストの弱い太めのローマンで、一部の文字はスワッシュオルタネートを持っている。大文字のみで、大文字のグリフにはフィルにハイライトが入ったもの、小文字のグリフにはソリッドなものが入っている。アメリカンヴィンテージやレトロ感のあるロゴをデザインするのに重宝すると思う。1ウェイト。
粘性が極めて高そうなディスプレイ。見ての通りディ○ニー風の「ぬにょん」とした動きを表現したようなべっとりねちょねちょな書体で、ステムの抑揚が大きいフレアセリフのようなローマンにスワッシュの付いたオルタネートがある。サンプルは最大ウェイトの Black だと思うが、Thin や Light のような細いウェイトは結構エレガントな雰囲気がある。そのまま組んで洋菓子店のロゴになりそうな書体。7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
レトロで優雅な雰囲気のあるおしゃれなローマンディスプレイ。基本は大文字のみのコンデンスなモダンローマンで、コントラストは強いもののウェイトはやや軽め。スワッシュオルタネートが多数用意されており、ちょろんとした軽めのものから、派手にぐりんぐりん回っているものまで数種各文字に用意されている。最多の字は7種もあるとの事。大変エレガントなので、高級ファッションやウェディングなどに重宝するだろう。ウェイトは Regular と Bold の2種。それぞれイタリックもあり。
本日ハロウィンなのでこちら。ゴシックっぽいデコラティブなディスプレイ。本体のグリフは基本図太いセリフ体で、ストロークの端が尖ってたり、ちょろんとしたスワッシュが付いたりしてかなり装飾的になっているが、本体は割としっかりしていて可読性は確保されている。実用性はありつつ雰囲気もある使い勝手の良い書体。フィルに光沢のようなヌキが入った Line というバージョンもあり。双方ともイタリックもある。1ウェイトずつ。
エレガントでフェミニンなアール・デコ風味のあるサンセリフとスクリプトのデュオ。サンセリフの方はコントラストが強くかなりコンデンスド。このテは通常大文字だけというのが多いが、こちらは小文字どころかスモールキャップスまでフォローしており、さらにはほとんどの字にちょっとしたスワッシュが付いたオルタネートがあるというのが珍しい。スクリプトはモダンタイプに近いカッパープレートで、派手ではないがこちらもスワッシュオルタネートがある。双方ともフィルがソリッドなものとインラインがあり、ほかオーナメントが200個ほど。
ヴィンテージ感のあるディスプレイ。19世紀頃によく見られた植物的な装飾が施された書体で、このフォントは同じグリフで7種のフィルの違うものが用意されており、これらを重ねて色分けしたりして自由にカスタマイズできるようになっている。YouTube に利用法を解説した動画が上げられているので、詳細はそちらで確認して欲しい。ていうか再生回数が33回(執筆時点)という悲しい数字なのでぜひ見てあげて欲しい(笑)。
レトロテイストの太めなサンセリフディスプレイ。ヴィンテージ風味があふれており、手書きのレタリング感がありぬくもりを感じる書体である。グリフもちょっと変わってておもしろい。2種類あって、One の方は角がシャープでスモールキャップス。Two はアウトラインがラフで角も丸くぼったりしており、小文字はないが代わりにスワッシュオルタネートがちょっとだけ。グリフ自体も似てるようで若干違う。色々と使いみちがあるだろう。価格も安いのでお勧め。
頭でっかちジオメトリックサンセリフ。コロコロして可愛らしいアール・デコ風味のディスプレイで、小文字のないスモールキャップスのアップライトと、小文字があってスクリプトのようにコネクションのある Corsivo Italico(イタリックカーシブ)というバージョンの2種がある。後者はちと読みづらいが、視覚的におもしろい。’30年代イタリアのプロパガンダに使われていたレタリングなどにインスパイアされたものとの事。Italian Art Deco という本が手元にあるが、確かにこういう書体がよく見られる。ギリシャ文字やキリル文字もサポート。5ウェイト。