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Rolling Pen

Rolling Pen

本日は「ロールケーキの日」とかいうので名前だけ関連してるこの書体を紹介。モノラインのカジュアルなスクリプト。傾きが強く幅広で字間も広いので、横に横に広がるような感じになる書体である。グリフはオルタネートを含め1,000以上あって、非常に組み応えがある。作例にもあるが、ネオンサインに最適な字形をしているので、飲食店方面で重宝するだろう。1ウェイト。ちょっと細すぎるので、ウェイトバリエーション欲しいかな。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Arazatí

Arazatí

英国風味あふれるヒューマニストサンセリフ。Edward Johnston の書体にインスパイアされ、とあるが、ほぼ Underground まんまかもしんない(笑)。Underground よりはやや小文字が小ぶりで、字幅やカウンターがコンパクトだろうか。アセンダーやディンセンダーも伸び伸びしている。サインよりは本文用を想定していると思われる。字幅は3種類、各8ウェイトとビッグファミリー。モノスペースの Codex というバージョンは無料でダウンロード可能。ただいま90%オフという驚異的なセール中。ぜひ買うべし。名前はジョンストンの出身地であるウルグアイの都市名だそうだ。…え? ウルグアイ出身だったの? ええ?

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Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Libertad

Libertad

可読性の良いヒューマニストとジオメトリックのハイブリッドサンセリフ。というぐらいしか特筆するような所もないが、とにかく大変スッキリして読みやすい。コントラストは弱く、ほぼモノライン。イタリックは手書き感があり、自然で伸びやかなカーブが特徴。ちょっとコンデンスな所も古いスタイルを踏襲している。字種も多く、70言語をフォローしているとの事。矢印も3種のスタイルがあり、サインでの利用も考慮されている。7ウェイトあり、隣り合うウェイトの差は弱く滑らか。字種の少ないアマチュア仕様(?)の Libertad Office というバージョンもある。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Rogliano

Rogliano

軽くてチャーミングな雰囲気のあるスラブセリフ。ストロークはモノラインで抑揚がないが、骨格はヒューマニストで、最近の書体には珍しくx-ハイトが小さめ。かつ字間がやや広めに取られ、全体的に軽めに仕上がっており、すっとした立ち姿がエレガントでさえある。大文字にはサンプルの R のようにスワッシュオルタネートがあり、小文字にはリガチャーが少し多めに入っている。全体的にモダンでありながらクラシックで、非常に筆者好みの書体である。7ウェイト。ただいま79%オフセール中。

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Design Date
2017
Publisher
Giambattista Bodoni, Stephan Füssel / Taschen / 1818, 2016年
Giambattista Bodoni: The Complete Manual of Typography

モダンローマンの代表格・Bodoni にその名が残る Giambattista Bodoni のタイポグラフィに関する著述と書体見本。その死後、1818年に250部限定で2分冊で発行された Manuale tipografico の原版コピーを1冊にまとめた縮刷版である。当然イタリア語で書かれててちっとも読めないが(笑)、大半が本人がデザインした書体の見本帳となっているので、眺めててすごく楽しめる。実は2010年にも同じくタッシェンから原寸大のものが発行されていて、こちらも筆者は所持しているが、これがまぁ巨大で重くてちょっと読むのが大変である。今年出版されたこちらはサイズが半分以下になっており、かつ原書では片面にしか印刷されてないページも多数あったが、これは両面印刷にまとめられ、ページ数も少なくなっている。サイズが小さくなったとはいえ、元々ページ内のマージンがかなり大きく、それを省いてるので図版はさほど小さくなっていない。お値段も半分以下で2,000円ぐらいで買えるので非常におトク。欧文書体ヲタは必携だ。

Peleguer

Peleguer

Fournier 風味のあるトランジショナルローマン。18世紀のバレンシア地方の金細工師、Peleguer Manuel という人が作りかけた(結局完成はしなかったっぽい)書体をデジタル化したものらしい。書体そのものもそうだが、オーナメント類を含めて同時代フランスの Fournier の影響が強く見て取れる。イタリックは、斜めのステムを持つ A や V、W などがステムの傾きを他の字と揃えてしまったために傾き過ぎになっている所とかがすごく当時っぽい。サンプルのようアップライトの r にのみスワッシュオルタネートがあり。アップライトのみ2ウェイト。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher

Brother 1816

Brother 1816

この書体の作者が言うには、本年は最初のサンセリフが世に出てから200周年だそうである(ホントかどうかは知らない)。それを祝して作られたジオメトリックサンセリフ(別に祝さなくても作ればいいじゃんとか言わないように)。結構読みやすい現代的なジオメトリックで、K、Q、R、Z にはサンプルにあるように右へぐぐっと伸びるスワッシュの付いたオルタネートがある。a と g は1階建てと2階建てが用意されている。アウトラインに2種類あって、普通のスムースタイプと、ラフな紙に印刷されたようにギザギザになっている Printed というタイプがあり、それぞれ8ウェイトずつある。ただいま85%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher

Adios Script Pro

Adios Script Pro

日本勢のメダルラッシュで盛り上がりましたリオ五輪も今日で閉幕。まぁまだパラ五輪がありますけども一先ずお疲れさんという事で、ポルトガル語、に近いスペイン語で「さようなら」の意味を持つスクリプトを紹介(ちなみにポルトガル語では adeus)。柔らかくブラッシュのニュアンスに近いカッパープレートスクリプト。1ウェイとしかないがオルタネートが山ほどあって、グリフは全部で1470もあるそうだ。色々と遊べると思う。

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Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Prangs

Prangs

クラシックで Didone なイタリック。アップライトはなくイタリックのみのファミリーで、元は19世紀のプロシア系アメリカ人、Louis Prang という人が出版した学校向けアルファベットの教科書にあった書体だそうである。傾きとコントラストが強くコンデンスで、ほとんどの文字にヘアラインのスワッシュが付いたオルタネートがある。カッパープレートスクリプトの代わりに使えそうなので、これもウェディングなどに。3ウェイトあるが、どのウェイトもヘアラインの細さはほぼ同じ。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Miss Stephams

Miss Stephams

変わりダネのアップライトスクリプト。Charles Blumelein という人が、第2次大戦中にニューヨークでひとりコツコツ200種類ものスクリプトを書いていたそうで、その埋もれていた書体をデジタル化したものだそうである。キャップハイトが極端に大きい、つまり大文字と小文字のサイズ差がかなりある書体で、スクリプトではあるもののほとんど手書き感はなく、丁寧にレタリングされている。ストロークの折り返し部分が重なっておらず二重線になっている。この Blumelein のスクリプトは続々復刻されてるようで、ちょくちょく紹介しようと思う。

Category(s)
Design Date
2006
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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