レトロ風味のあるややカリグラフィックなディスプレイ。細身の堂々とした碑文系のグリフの書体で、基本はフレアセリフっぽいが、ところどころ鋭い鍵状のセリフが付いている。旧ソ連のブックデザイナー、Solomon Telingater が1959年にデザインしたもので、書体名はここから取られている。同年、ライプチヒで開催された国際ブックアート展にて銀賞を受賞したそうな。キリル文字もサポートされている。1ウェイト。ただいま50%オフセール中。
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繊細でシックなフレアセリフディスプレイ。全体的にややコンデンスで、グリフはちょっと手書き風味があって少し拙いというか崩れてるというか、あまりかっちりしておらず、そこが暖かさを醸し出している。イタリックの傾きはかなり緩やかながら、グリフはちゃんとイタリックのものになっている。5ウェイトあって一番太いものでようやく普通の太さになるが、太くなるに連れてコントラストは強くなる。
ぬちょっとしてエレガントなフレアセリフディスプレイ。ゆったりしたフレアセリフをベースに、あちこち大きなインク溜まりのようなものが付いてアクセントになった書体である。見ての通りリガチャーが20弱と少ないがある。ほか、大文字にはアスタリスクのような飾りの付いたオルタネートもあり。エレガントながらも気取りすぎず使いやすい書体だろう。1ウェイト。
エレガントなコントラス付きサンセリフディスプレイ。大変上品なライトウェイトの書体で、ほんのりコントラストが付いており、ほんのりフレアセリフ気味である。リガチャーが20弱用意されており、ちょっとしたアレンジが可能。ロゴのテンプレートも6種付属している。女性向けのあれやこれやに。イタリックと2スタイル。ちなみに英語では Argentine(アルゼンチン)が「アルゼンチンの/アルゼンチン人」という意味で、Argentina(アルゼンチーナ)が「アルゼンチン(国)」である(ややこしい)。
ゆったりしたエレガントなモダンローマンディスプレイ。全体的にカウンター広めのやや幅広な書体で、それが気取りすぎない優しい雰囲気を醸し出している。セリフのつかないストロークの端もフレアセリフ気味になっているのが特徴。短く控えめなスワッシュオルタネートとリガチャーもあり。名前は古に流行った髪型のソヴァージュ(sauvage)と似てるけどどういう意味かは不明。イタリックと2スタイル。
変形系エレガントディスプレイ。変形の強いサンセリフ(フレアセリフ?)とやや弱めのセリフがあるが、これらはファイルが分かれておらず、オルタネートで入っている。しかもレギュラーとボールドのウェイトがあり、イタリックもあるが、それらも全部ひとつのファイルに収まっているという変わりダネであり、異体字セレクター機能が必須となっている。全体的な雰囲気はやっぱりフェミニン。
エレガントな碑文系ディスプレイ。Optima 風味のあるフレアセリフディスプレイで、全体的に腰高で堂々とした中にも繊細さがあり、K や R のレッグがふよっとしてるのが特徴的。15世紀の彫刻家・建築家のベルナルド・ロッセリーノ Bernard Rosselino が彫った、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にある聖ヴィラナ・ボッティ Beata Villana delle Botti の墓石の書体を参考にしたとある。Optima も確かイタリアの教会でスケッチしたものを元にしたはずなので、こういう書体はそこかしこにあるのかもしれない。製作年が2004年と古いため、字種は最低限のみ。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。
フェミニンなフレアセリフディスプレイ。限界近くまで?大きく取られたカウンターに伸びやかなシルエットで、全体的にゆったりしている。A や H のバーがアーチ状になっているのが特徴的。リガチャーは大文字だけじゃなく小文字にも多数用意されていて、バリエーション豊かな文字組みが可能。やっぱり女性向けのプロダクトやサービスなどにマッチしますかね。名前はフランス語で「マイダーリン」的な意味。1ウェイト。
拡張を続ける TT Ricordi シリーズにまた新たなファミリーが加わった。レトロでエレガントなフレアセリフディスプレイ。ややジオメトリック気味のグリフに、繊細なコントラストの付いたシルエットが特徴。小文字はなくスモールキャップスだが、面白いリガチャーがちょろっとある。キリル文字もサポートし、それにもリガチャーがあるのがちょっとめずらしい。2ウェイトあってバリアブルもあり。名前の allegria はイタリア語で「陽気な」の意。ただいま60%オフセール中。
エレガントなフレアセリフディスプレイ。コントラストの強いモダンなフレアセリフを基本に、一部変わったグリフの字と豊富なスワッシュオルタネートでファッショナブルに仕上げている。ボウルは一部欠いてあってヌケがよい。スワッシュの使い方を間違えるとちょっとクドくなるので、ワンポイントに留める方が品がいいだろう。ちょっと好き嫌いが分かれそうだが、筆者は好きである。3ウェイト。