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Tag: #geometric

TT Norms

TT Norms

ほんのりヒューマニスト風味を加えて可読性を良くしたジオメトリックサンセリフ。最近のやたらカウンターを広くしたものとは違いx-ハイトをやや小さめに取っており、エレガントさがやや増した感じになっている。a が2階建てになっているのも特徴的。オールドスタイル数字や丸数字を揃え、本文用として利用しやすくなっている。キリル文字もサポート。9ウェイト。名前は「規範」とか「標準」とかの意。これは名詞だが、形容詞になると normal ノーマルとなる。

※幅に Condensed と Expanded を加え、モノスペースも加えられて拡張された TT Norms Pro が発表されている。

Category(s)
Design Date
2017
Publisher

Boston

Boston

みんな大好きジオメトリックサンセリフ。カウンターが広めで、F や R が頭でっかちで全体的にコロコロしているが、ファンシー過ぎることはなく可読性は良好で、本文用として十分機能する。A や Y に U 字形のアーチになったオルタネートがあり、これを使うと可愛らしいかな。a は1階建てと2階建てがあり、スモールキャップスやオールドスタイル数字を用意するなど字種は豊富。元は以前に紹介した Trend に小文字を加えた Trenda にインスパイアされたものとのこと。なんでボストンなんて名前がついてるのかは不明。8ウェイト。

Category(s)
Design Date
2017
Publisher

Suez

Suez

本日は地中海と紅海をつなぐスエズ運河の開通日(1869)。なのでその名を持つ書体を紹介する。アセンダーとディセンダーが極端に長いスラブセリフディスプレイ。文字本体の方は素直なジオメトリックスラブセリフ。その上下に、x-ハイトの3倍はあるアセンダーとディセンダーが伸びている変わった書体である。「エジプシャン」の上下に線が伸びている事でスエズ運河を表現している…のかもしれない。3ウェイトでイタリックはなし。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

2030

2030

なんか未来的な数字が名前になったジオメトリックサンセリフ。パウル・レナー(Futura の作者)やカッサンドル(フランスのグラフィックデザイナー)、シャルル・ルーポ(同じくフランスのグラフィックデザイナー)のタイプフェイスやレタリングを参考にしたとあり、ややアール・デコ風味のある書体に仕上がっている。短いアセンダーやディセンダー、頭でっかちな R がそうかな。字幅や字間がやや広め。イタリックはオブリークタイプなので、アップライトとあまり字幅が変わらない。9ウェイトとビッグファミリー。ただいま60%オフセール中。しかし2030にあんま未来を感じなくなったよね…。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

bill display

bill display

本日はフランスの建築家、ル・コルビュジエ Le Corbusier の誕生日(1887年)。てなわけで調べるとこの書体が出てきたので紹介する。同時期に活躍したこの書体の作者マックス・ビル Max Bill (1908–44)とコルビュジエは親交があっただろうけど、この書体そのものとどういう関係があったかは不明。ただ、サンプルにコルビュジエの名前や写真があったもんで(笑)。
こういうのもジオメトリックというのだろうか。O 以外は曲線を排除し、直線のみでデザインされた書体である。Adobe Illustrator を使用するグラフィックデザイナーの7割ぐらいは、一度はこういうロゴを作ったことがあるだろう(笑)。それぐらい単純で誰でも思いつくスタイルなのだが、こうしてちゃんと書体化する所がエライ。線を太くすると鋭角部が仮想ボディをはみ出したりして結構めんどくさいからね。16ウェイトもあるビッグファミリー。レトロSFなどにどうぞ(限定的やなー)。

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Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

FF CST Berlin East

FF CST Berlin East

本日10月3日はドイツ統一の日。1990年、東西ドイツが統合され、ドイツ連邦共和国が誕生した。そのきっかけとなったのがベルリンの壁の崩壊なのだが、その東西ベルリンの名を持つ書体を紹介。こちらは東(East)。社会主義で窮屈だったせいか(笑)、かなりコンデンスなサンセリフとなっている。Original という表記が付いたものがラウンドと2種、そうでないのは3ウェイトあってイタリックはなし。オリジナルとそうでないのの違いが正直良くは判らない(笑)。ヒマな人は見比べて欲しい。

Category(s)
Design Date
2000
Publisher

FF Super Grotesk

FF Super Grotesk

みんな大好きジオメトリックサンセリフ。一見 Futura かと見紛うほど似ているが、C の開口部の裁ち落とし方や t のしっぽ、u のステムの有無など細部が微妙に異なるので、見比べてみるのもおもしろいと思う。こちらはファミリー展開が弱く、イタリックはなく3ウェイトしかない。代わりと言ってはなんだがコンデンス体がある。あと変わっているのが自作リガチャー用のグリフがある事。A や O などの一部が欠けたグリフがあり、別の字をその欠けた部分にぴったり合うように重ね打ちすることでリガチャーを作れるようになっている。

Category(s)
Design Date
1999
Designer(s)
Publisher

WildFire

WildFire

名前の豪快さとは裏腹に可愛らしい丸ゴシック。先端が丸いだけではなく、あらゆるコーナーにRが取られており、アルファベットのビスケットのような印象の書体である。大文字のみで、スワッシュの付いたオルタネートも一部の文字にしかなく、アクセント記号は皆無。括弧類もまったくなくて総グリフ数75という潔い書体である。完全にロゴ用途に特化してると言っていいだろう。もちろんその分$19と安くはある。ワイルドだろ~?(古い)

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Marseille

Marseille

アール・デコ調のディスプレイ。軽いウェイトのジオメトリックサンセリフで、大変可愛らしい書体。半円の幅を調整せずそのまま使用しているので、字によって字幅が結構異なるが、それがそのままアクセントになっていておもしろいだろう。オルタネートはほとんどないが、アクセント記号はまぁまぁフォローしており、200言語に対応しているとある。作例に「サボン・ド・マルセイユ」とあり、そういう有名な石鹸があるが、これ別に商標ではない模様。フランスのマルセイユ地方の伝統的な製法によって作られた石鹸の事らしい。ちなみに作者の Louise Fili はアメリカのグラフィックデザイナーで、タイポグラフィに関する本を多数出版している。

Category(s)
Design Date
2017
Publisher

Space Colony

Space Colony

本日は宇宙の日。’92年、毛利衛さんがアメリカのスペースシャトル・エンデバーで宇宙へ飛び立った日だそうなのでこちらを紹介。昭和SFを思わせるレトロなディスプレイ。幅広のジオメトリックで字形は余分な所を極力省いており、角は大きめにRが取られている。なんで昔は「未来」っていうとこういう書体が用いられたのだろう。不思議である。作者は Yasashii と同じ方。6ウェイト。

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Design Date
2012
Designer(s)
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
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