シックなモダンローマンのオープンフェイスディスプレイ。しっかりしたスタンダードなグリフのモダンローマンをベースに、大変控えめなスワッシュの付いたオルタネートと、これまた「リガチャーか?」と思うぐらい控えめな(笑)リガチャーが数種ある。ウインターホリデー向けの書体は子供向けのポップなものが多いが、これは実にシックで大人向け。Christmas Display とはあるが、もちろんそれ以外の時期でも使えるだろう。1ウェイトのみでイタリックもなし。
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自分でエレガントって言っちゃってるエレガントなディスプレイ。コントラストの強いフレアセリフ?で、全体的にカウンターが広めでゆったりしている。リガチャーやスワッシュオルタネートが多数あり、イメージのようにおもしろい文字組が楽しめる。イタリックと2種で1ウェイトずつ。
繊細なカッパープレートスクリプトとコンデンスなオールドスタイルローマンのデュオ。スクリプトはカッパープレートのそれのスタイルだが、通常に比べて小文字のxハイトがかなり大きく、可読性が良くなっている。ただし派手なオルタネートはない。ローマンの方は一見コントラストが強いのでモダンローマンに見えるが、肉付きをよく見るとオールドスタイルのようである。全体的にライトウェイトで幅が狭く大文字のみ。同じポイントでほぼサイズが揃うので、以前紹介した Beverly Hills のように両方を混ぜて使うのも面白い。ローマンはさらに幅が狭い Condensed もある。ただいま50%オフセール中。
Creative Market もブラックフライデーセール中なのでその書体を。大変上品で優雅なディスプレイローマン。スクリプトと混じって見えるが、大文字にはカッパープレートスクリプト体、小文字の方には繊細なモダンローマンの大文字のグリフが入っているというミクスドフォントで、ひとつのフォントファイルに両方の字体が入っている。小文字の大文字?にはリガチャーが多数あって、バリエーション豊かな文字組みが楽しめるようになっている。全体的にフェミニンなので、女性向けラグジュアリーブランドなどに。名前は言わずと知れたカリフォルニアの高級住宅街。我々世代はエディー・マーフィーを思い浮かべるだろう(笑)。イタリックと2種あって1ウェイトずつ。ただいま40%オフセール中。
※2024.4.24追記:スクリプトのみの Calligraphy というタイプがファミリーに追加された。
本日はシュールレアリスムの画家ルネ・マグリット René François Ghislain Magritte の誕生日(1898)。というワケで同名の書体を紹介。コントラストの強いうにょっとしたディスプレイ。見ての通り植物的なニュアンスを持った耽美的な書体で、シュールレアリストをうたっているが、雰囲気的にはアール・ヌーヴォー風味も感じる。そのまま組むだけでかなりクセが強いが(笑)、リガチャーも多少あってワンパターンにならないよう配慮されている。ギリシャ文字もサポート。作者はカリグラファーとしても有名な方。1ウェイトのみ。
エレガンス感あふれるモダンローマンディスプレイ。基本はスタンダードな骨格のコントラストの強いモダンローマンで、ストロークがクロスするところやセリフの部分でくっと切れ込みが入ったような処理がなされていて、普通よりも目を引くアクセントになっている。派手なオルタネートやリガチャーはないが、小文字にクラシカルなリガチャーが少しある。「モクテル」とは最近できた造語でノンアルコールのカクテルのことを指し、それのスペルは mocktail で最後の e が付かないが、多分それをもじってると思う。1ウェイトのみ。
繊細でレトロ感のあるディスプレイ。ライトウェイトのモノラインサンセリフで、見ての通りグリフがいびつでかわいらしい。アール・デコの風味もあるだろうか。大文字の大半に幅の違うオルタネートがあり、好みによって使い分けられる。作例のようにランダムに字幅を変えるとおもしろいだろう。この手は小文字がなかったりするがこちらはちゃんと用意されている。1ウェイトのみ。
最近じゃ珍しい超ビッグファミリー。ゆったりしたフェミニンなグリフに小さなセリフが付いたエレガントなディスプレイローマンで、イタリックがあってウェイトバリエーションが6種類あるのは特に普通だが、それに加えて6種類もの幅があり、かつフィルにラフなものとアウトラインだけのものがあって合計116ものスタイルのビッグファミリーとなっている。オマケにブラッシュスクリプトが付いてるが、これが1種類(なんでや)。こういうバリエーション展開は本文用ならあるが、ディスプレイでは珍しい。これだけあって $44 はかなり安いのでは。
コンデンスでエレガントなディスプレイローマン。かなり幅の細いローマンでウェイトバリエーションが多く、細い方はオールドスタイルっぽいが、太い方はコントラストが強くなりモダンローマンの雰囲気が出てくるという不思議な書体である。全体的には品が良くエレガントなので、高級感の演出や女性向けに良いだろう。広告やロゴ向け。イタリックもあって8ウェイト。
大変品があって美しい碑文系ディスプレイローマン。20世紀アメリカのブックデザイナー・カリグラファーの Oscar Ogg 的な解釈でデザインしたとの事。セリフが小さめでブラケットが大きいので、一見フレアセリフにも見えるのが特徴的。小文字もあって、xハイトが小さくややコンデンス気味。アップライトでも2度傾いており、ほんのり前のめりである。いくつかの字にはオルタネートがあり、RG にのみリガチャーがある(どこで使うん)。カリグラフィックなイタリックがあってそれぞれ1ウェイトのみ。