ちょっと変わった現代的なローマン。セリフがモダンローマンというには太く、スラブセリフというには細いというなかなか分類に困るスタイルで、骨格もスーパー楕円(詳しくはググりたまえ)をベースにしているというおもしろい書体である。x-ハイトが大きく割と可読性は良好で長文にも耐えうるが、大文字にはかなり多くのリガチャーが用意されており、ディスプレイとしても重宝するだろう。イタリックもあり、字形もちゃんとイタリックしているが、傾きが非常に弱く、パッと見はアップライトと勘違いするほど。それも個性的でおもしろいだろう。6ウェイト。ただいま70%オフセール中。
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先日23日は秋分の日。なので「分点」の名を持つこちら(これに Spring が付いて「春分」、 Autumn が付いて「秋分」となる)。おしゃれでエレガントなモダンディスプレイ。軽めのモダンローマンと、そのセリフを取ったサンセリフのデュオである。字幅が全体的にやや広めでゆったりしており、大文字のみながら、変わったリガチャーが結構あっておもしろい。ほか、Illustrator で編集可能なロゴのレイアウトパターンが6種付属している。フェミニンな雰囲気なので、女性向けファッション誌やコスメなどに最適。それぞれ1ウェイトずつ。ちなみに以前にも同名の書体を紹介してるが、それとは随分毛色が違う。
ちょいコンデンスで読みやすいヒューマニストサンセリフ。ヒューマニストがベースになっているもののエレメントが単純化されており、そのムダを省いた感じが現代的な雰囲気を醸し出している。x-ハイトはやや小さめながら可読性はよく、またやや幅が狭めなので、サインなどに結構いいのではという感じ。さらに幅を狭めた Condensed もある。レギュラー幅とともに4ウェイトずつでイタリックもあり。ただいま50%オフセール中。
本日はとにかく「黒」にまつわる日が多く設定されてるので、フランス語で黒の名を持つこちらを。モダンでおしゃれなジオメトリックサンセリフ。全体的に円が強調されており、特に小文字は丸っこい。f や t のバーがかなり短く、丸っこさを邪魔しないようになっている。a と g には1階建てと2階建てのグリフがあり。字間が結構タイトなので、やはり大きくディスプレイとして使う方がいいだろう。イタリックもあって4ウェイト。
オシャレなコンデンスローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はコントラストの強いモダンローマンをベースにしており、コンデンスで腰の位置がかなり高め。全体的に背の高いモデルのような雰囲気を持っている。対してスクリプトの方はボールペンで書いたような感じで、コントラストが弱くほぼモノライン。字形も能書家ではない、普通の人の筆致に近いシグネチャー(サイン)タイプで、それがカチッとしたローマンとのコントラストを生んでいる。スワッシュはないがリガチャーは割と多め。ファッションやおしゃれカフェなどにどうぞ。それぞれ1ウェイトずつ。
フェミニンでラグジュアリー感のあるローマンディスプレイ。ベースはやや幅広でコントラストの強いモダンローマン。リガチャーやスワッシュオルタネートが豊富に用意されていて、目を引く変わった文字組みが楽しめる。小文字はあるがアセンダーたディセンダーはごく短くちょっとずんぐりした印象で、大文字だけで使う方がいいかなーと個人的には思う。高級感があるので、女性向けのファッションやコスメ、エステなどによく似合うと思う。2ウェイト。元々2書体パックで$50ほどと安いが、ただいま50%オフセール中。
本日は十六夜という事でこちら。ライトウェイトのジオメトリックディスプレイ。極細のサンセリフで、ストロークの繋がるところにインク溜まりのようなものが付いている。全体的な雰囲気はモダンでファッショナブルなので、ファッション誌やコスメなどのロゴに似合うだろう。ウェイトバリエーションはあるが、一番重い Bold でも通常の書体より細い。大文字のみで字間はかなり詰まり気味なので、やはりかなり大きく使う方がいいだろう。5ウェイト。
本日はお盆という事でありがたいこちら。クリアですっきりしていてキレのいい(ビール?)ヒューマニストサンセリフ。Regular からしてやや軽めのウェイトで、線も素直でクセがなく、すっと目に入ってくる非常に可読性とお行儀の良い書体である。イタリックもオブリークタイプで、ザ・現代の本文用書体、という感じ。名前は本当に真言宗総本山の高野山からとったそうな。説明文には「大阪南部の」とあるが実際は和歌山県北部(笑)。6ウェイト。
ちなみに沖縄ではいまでも旧暦7月15日にしかお盆はやらないが、今年は偶然にも新暦8月15日とドンピシャに重なっている。実は日本が新暦に変わった時、お盆はそのまま7月15日にしようとしたが、その時期の農家は非常に忙しいらしく猛反対がおき、8月15日にズラしたそうな。したがって新暦のこの日にさほどの意味はない(笑)。まあでも終戦記念日でもあるのでそっちで祈るのもいいだろう。南無…。
ジオメトリックすぎるジオメトリックサンセリフ。文字としての形よりも幾何学性を優先しており、可読性をギリギリまで攻めていて若干読みづらいが、視覚的にはコロコロしていておもしろい。そんな中、S だけは字としての形が優先されている。数字の 9 が g や q との差異化を図ってか、なかなか見ない形をしているのも特徴的。イタリックもなく長文には向いてないが、ロゴとかにはいいだろう。家電や IT 向けかな。6ウェイト。
おしゃれで(笑)かわいらしい繊細なディスプレイローマン。軽いウェイトでヘアラインもあり、モダンローマンの雰囲気ではあるが、ブラケットがあるのでどっちかなーという感じ。全体的にがっつりバランス調整されておらず多少の不安定さがあり、a の背中がすとんと落ちてたり、v や y などはちょっと左に倒れてるように見えたりするが、それがかえってエレガントな雰囲気を醸し出してるのが不思議。たぶん狙っての事なのだろう。大文字はややコンデンス気味。小文字はx-ハイト大きめだが、あまり本文サイズ向きではないだろう。ただ長文には耐えられると思う。大きなリードコピーならイケるかなという感じ。サンプルのようにカジュアルなスクリプトと合わせるとよくマッチするだろう。1ウェイト。