Monotype

Archive: 2014

Gist

Gist

「要旨・要点」という名のインラインが入った(意味がダブる…)スラブセリフディスプレイ。アップライトとイタリックがあるが、ネーミングからするとどうもイタリックの方がレギュラーという位置づけのようである。双方にスワッシュのあるオルタネートが入っているが、そちらがよく活きるのがイタリックなのだろう。インライン部分にも彩色できるように、それぞれのライン幅で作られた書体もファミリーにある。5ウェイト。投稿時点では50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)

Cyan

Cyan

これも碑文系と言えば碑文系かな。というワケで、かなり私好みの書体。x-ハイトが大きめな小文字が揃っており、イタリックやウェイトの充実もあって、十分本文用として耐えうる設計になっている。ボウルの所々が欠いてあるため風通しが良くなっており、そのお陰で名の通り涼やかで上品な雰囲気がある。葉山に避暑に来るご令嬢のようだ(行ったことないけど)。これからの季節、初夏にかけてよくマッチする書体じゃなかろーか。

※2016年、Cyan Neue という拡張された新バージョンが登場している。

Category(s)
Design Date
2006
Designer(s)
Publisher

Delgado

Delgado

これもTypodarium本日の書体(笑)。一応言い訳をすると発表当初からキレイな書体だなーと目をつけてはいた。かなり細身のディスプレイローマン。大変エレガントで上品な書体である。大きく使うと古い映画のタイトルのようだ。サンプルではオーナメントがあるように見えるが、実はない(笑)。作者がロシア人のため、ラテン文字のみならずキリル文字も入っている。両方共リガチャーが豊富で、キリル文字のはあまり目にする機会がないと思うので参考になるだろう。ウェイトやイタリックなどのファミリーはないが、サンセリフ版がある。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Maestro

Maestro

昨日某デパートのイタリアンフェアに行ったのでイタリアンな書体を(笑)。男性的で力強いカリグラフィックイタリック。見ての通りオルタネートが非常に豊富で、スワッシュやフローリッシュが死ぬほど入っている。使用の際はついついやり過ぎてゴテゴテになりがちなので、控えめにするのがコツだろう。ファミリーが異様に分かれているように見えるが、実はオルタネートがTrueTypeフォーマット用に分かれているだけ。OpenTypeフォーマットのPro版には全部入っているので、Illustratorなどの異体字切り替え機能があるアプリで使うなら、これひとつで事は済む。ウェイトは2種。

Category(s)
Design Date
2009
Publisher

Diotima Classic

Diotima Classic

筆者の大好きな書体のひとつ。Hermann Zapfさんの奥さん、Gudrun Zapf von Hesseさんデザインの古い書体を、小林章さんが改刻しファミリーを増やして2009年に新しくDiotima Classicとして発表したもの(新しいのにクラシックとはこれいかに)。元々は(Classicでいう)Lightウェイトしかなかったが、3ウェイト増やして4ウェイト8種となった。カウンターが広めでステムに程よい抑揚があり、どことなく女性らしさを感じる優しい書体である。小林さん著『フォントのふしぎ』pp.82–3に看板での使用例を紹介してるが、これがホントに良い。手元に同書がある方はぜひご確認を。同じGudrunさんデザインのAriadoneSmaragdとよくマッチするので、合わせて使ってみてはいかが。実はこれだいぶ前に買ったんだけど、ファイルがどっか行ってしまった…とほほ。

Category(s)
Design Date
1952, 2009
Publisher

Duktus

Duktus

日めくりフォントカレンダーTypodariumの本日の書体なので紹介(笑)。一応スクリプトに分類してるが、こういうのってどう分類したら良いのやら。普通のイタリックとスクリプトの中間のような書体である。’40年代のスタイルと解説されている通り、このような書体は昔は結構あった。私の好きな古い活字書体にTraftonというのがあって、これに似てるなぁと思ったらちゃんとこれも参考にしたとある。活字では難しかったスワッシュがいっぱい入っており、より表現力が豊かになっている。3ウェイトで、ほか字幅の狭いCondensedがある。カジュアルな結婚式の招待状などに。そういえば今の筆者の名刺でもこのタイプのフォント使ってるなぁ…。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher
Sigmund Freud Typeface

精神分析学の権威・フロイトの筆致をフォント化したスクリプト。クラウドファンディングのKickstarterで資金を集めて開発したらしく、ウィーンやロンドンのフロイト博物館などに通って調査したそうだ。#1から#4はそれぞれ異なる字形を収めたもので、Proはスペリングによりこの4種から自動で字形を選んでくれる。ドイツには非常に独特な筆記体(Kurrent)があって、フロイトはそれも用いていたようで、それもフォント化されている。デザインがどうとかいうより、その行動力と調査力に頭が下がる書体である。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Minotte

Minotte

とても個性的で可愛らしいディスプレイ。手書きでラフに書いたようなアウトラインで、太細のメリハリが大きく、かつコロコロしたプロポーションで女子ウケがよさそうである。見ての通りスワッシュも豊富で、ファミリーには太い部分をちょっとだけ塗りつぶしたFill、完全に塗りつぶしたSolid、、影をつけたShadowがある。加えて塗りつぶし部分だけをセパレートしたCenter、塗りつぶしをラフにしたGradientがあり、ノーマルのものに重ねて使えるようになっている。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Ivory

Ivory

デコラティブなオーナメントが付いたオールキャップス。書体そのものの字形はちょっとイマイチな気がするが、サンプルイメージにあるようなオーナメントが付いている。オーナメント付きのHeadline(小文字グリフにはオーナメントなしが割り当てられてる)、オーナメントなしのNoSwashes、それに重ねて使うオーナメントのみのSwashesがある。文字本体とオーナメントの色を変えて使いたい時は後者を使うといいだろう。サイトへ行って作例を見てもらえれば解るが、うまく使えばかなりキレイ。筆者のお気に入りの書体。

Category(s)
Design Date
2009
Publisher

Yapa

Yapa

使い道もないのに昨日この書体を衝動買いしたのでご紹介(笑)。オールキャップスのディスプレイ。全体的に重めのウェイトで、小文字(?)は普通のサンセリフだが、大文字(?)にはちょっとしたスワッシュが付いている。また大文字のベースラインが下がっており、小文字は大文字の中央付近に組まれる。そのまま組んでロゴになりそうなおもしろい書体。これに似合うちょっとしたオーナメント類も揃ってる。何となくラテン系で酒の匂いがする(ブドウとおぼしきオーナメントあり)ので、イタリアンやスペイン・南米料理の店や食品・酒類のパッケージなどに良さそう。ただいま50%オフ。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher
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