鍋のおいしい季節になりました、ということでこちら。「しらたき」の名を持つスクリプト。モノラインで、意識してか、小文字は極力コネクションが取られている。オルタネートはあるがスワッシュは付いておらず、スワッシュのみのグリフがあるので、そちらを繋げて使用するようになっている。字形は丸っこくかわいらしい。フィンランド人の作者がどこでしらたきを知ったのかは不明(笑)。確か欧米ではノンカロリーのヌードルとして利用されてるとは聞いたことあるかな…。1ウェイト。
Archive: December 2018
クリスマスオーナメントの定番、ヤドリギの名を持つディスプレイ。つたないストロークのステムの端にV字型の独特なセリフが付いており、インラインのステムの中にはヤドリギが埋め込まれている。他の木に寄生して生えるヤドリギの名にふさわしい意匠である(元々 stem も「木の幹」の意)。これはカラーフォントになっており、Adobe の Photoshop や Illustrator などの対応しているアプリでは色付きのフォントとして使える。ちなみになんでヤドリギがクリスマスに飾られるようになったかは調べたが、正確な所は判らない(笑)。あとヤドリギの下でキスを迫られたらなぜか拒んではならないというルールがあるそうで…。
チョークで書かれた風味のあるサードウェーブミクスド。すべてのフィルがチョーク風にかすれたもので、スクリプト、ローマン、サンセリフがあり、サンセリフはコンデンスでウェイトが3種あり、イタリックと、逆に傾いた Backslanted がある。あと数字だけの Figures とちょっとしたオーナメントがあり。名前はイタリア語でチョークの事。ただいま30%オフセール中。
クラシック感のある派手なディスプレイ。3重ラインの内側にドットが入った重厚感あふれる図太いステムに、ふよっとした筆で書いたようなセリフが付き、なんだかこってりねっとりしたクリームを思わせる書体である。大文字のみ。同じテイストのスワッシュオーナメントが付属し、それとは別に、サンプルにあるチョコレートの高解像度画像も付属しているそうな。こんなのもクリスマスにどうぞ。
図太いモダンローマンとモノラインのスクリプトのフォントデュオ。以前に紹介した Silver South とほぼ同じやんけ!と突っ込まれたら何も言い返せない(笑)が、細かい違いを言うと、モダンローマンはこちらの方がより図太くセリフも大きい。よってプロポーションもややずんぐりしている。スクリプトの方はこちらはまったくと言っていいほど抑揚がない。こちらはマーカー、Silver South の方は筆ペンのようなニュアンスがある。スタイルとしてはアップライトのラフなハンドライティングでほぼ同じ。華やかな印象があるので、ラグジュアリーな雰囲気を演出したい時に。
植物的なニュアンスのあるアール・ヌーヴォー風ディスプレイ。ステムの端に魚尾のような飾りが付き、あちこちくるっと巻いているファンシーな書体で、小文字はなくスモールキャップスだがスワッシュオルタネートとイタリックもあり、フィルはソリッドなもの、ラフ、アウトライン、インラインの4種がある。スペーシングなどがちょいーと雑な気がするが、そこはウデでカバーしてもらいたい(笑)。名前の通りクリスマスにどうぞ。
リボンで文字を象ったようなディスプレイ。見ての通りリボン風のライン(日本では両子持ち罫とか呼ぶ・笑)で文字が作られているのだが、エラいのが可能な限り一筆書きになっているという所。破綻がないようステムに巻き付いて切り替えたりしており、一見シンプルなようでなかなか凝ったデザインとなっている。このテは大文字だけというのが多いが、これは素晴らしいことに小文字もある。ただ残念ながらアクセント記号は皆無で、それゆえかかなり安くお手頃価格。クリスマスのディスプレイにどうぞ。
スクリプトともサンセリフとも判じ難いディスプレイ。筆ペンで書いたサンセリフ、とでも言おうか、そういうニュアンスのある変わった書体である。コントラストはごく弱くほぼモノラインで、どのステムもふよっとほんのりしなっており、筆感がよく出ている。イタリックはさらにスクリプト感は強くなるが、派手なスワッシュオルタネートはない。あって A や R のレッグがやや伸びている程度である。他、ヴァインリーフのオーナメントが少し。全体的に可愛らしい雰囲気の書体である。Light Italic と Medium はフリーでダウンロード可。6ウェイト。ただいま80%オフセール中。
本格派本文用ローマン。ヘルマン・ヘッセやオルダス・ハクスリーの小説で使用されていた Garamond や Sabon を参考にしたとあり、骨格はオールドスタイルながらコントラストがやや強めで、印象的にはトランジショナルっぽくなっており、x-ハイトは最近の書体としてはやや小さめで、アセンダーが長くて品がある。イタリックはカリグラフィー風味が強い。ちょっと MyFonts の調子が悪くてグリフが確認できないが、アップライトは大文字に変わったリガチャーを含み1300、イタリックはスワッシュオルタネートも含め1600ほどの字種があり、使いごたえがある。可読性はもちろん大変良好。イタリックは大変優雅で、それだけで招待状などが組めるだろう。名前はヘッセからとったものと思われる。5ウェイト。ただいま75%オフセール中。