ハイコントラストなモダンローマン。基本的には Didone なコントラストの強い書体だが、セリフがウェッジ型で大きめなのが特徴的。ファミリーも多めだが大文字には多数のリガチャーがあり、やっぱりどちらかというとディスプレイ向きだろう。もうすぐ春だねぇということで春っぽいイメージの書体を紹介した。これ多分ランだけど(笑)。7ウェイト。ただいま50%オフセール中。
Archive: February 2021
カジュアルなシグネチャータイプのスクリプト。実におおらかでお気楽なスクリプトで、字形は伸びやかで崩れているものの基本から大きく外れてはいないので読みやすい。アップライトで、リレーションは取れたり取れてなかったり。まあその辺はあまり気にしないほうがいいだろう。おしゃれカフェや雑貨店などに。1ウェイトのみ。
デジタルデバイスにフィットした新しいサンセリフ。コントラストがほとんどなくグリフが単純化されており、大変シンプルでスッキリしている。またエッジが丸くなっていて目に優しい。小さく使っても読みやすいだろう。イタリックはなく、ウェイト展開も4つしかないところがデジタルに特化してるなという感じ。とにかく大変モダンで今っぽい書体である。スタートアップのロゴとかこんなの多いよね(笑)。発音はおそらく「ビヨルン」。北欧によく見られる男性の名前らしい。j を y として使うところがそれっぽい。ただいま50%オフセール中。
本日『猫の日』ということでこちら。やたら縦に長いモダンスクリプト。大文字や l, t など一部の文字がかなり縦に長く、そのため全体にコンデンスに見えるが、その他の小文字はアセンダーがやや長めなぐらいでさほど奇抜でもないので、まあ読みやすい。ストロークのコントラストはやや強めで、並びはバウンシーなものになっている。kitten とは「子猫」という意味で、品評会などでは9ヶ月未満と定義されてるそうな。なので little kittens だと意味が二重になる気がするが気にしないように(笑)。1ウェイト。
本日『チョコミントの日』らしいがそのものズバリはなかったのでこちら。ゆるゆるでかわいらしいハンドライテン。女子がやや丁寧に書いたようなグリフで、ストロークはボールペンのようでコントラストはほとんどない。スクリプトタイプの Regular と、コンデンスな大文字のみの Skinny、極端に小さいグリフの Small の3種がある。それぞれ1ウェイトのみ。
本日はフェラーリ創業者、エンツォ・フェラーリ Enzo Ferrari の誕生日(1898)。というワケで似た名前(笑)の書体を紹介。Bodoni を現代的にリファインしたモダンローマンディスプレイ。特に奇をてらったところもないスタンダードなモダンローマンだが、見ての通りヘアラインがかなり細くなっており、小さく使うことを拒否しているようである。「俺はデカく使え」と主張してて、実際そうした方が活きると思う。イタリックはないが、a と g に1階建てがあるところが変わってるだろうか。& は3種、二重円になった @ のオルタネートがある。10ウェイトあって、Light と Regular の間に Quasi(ちょっと) Light という変わったウェイトがある。
ラグジュアリー感のあるローマンディスプレイ。大文字のみだが骨格はローマンキャピタルというワケでもなく、普通のセリフ書体に見える。見ての通りインライン処理がされているが、単純な並行ではなくひねりが入っている。2~3文字のリガチャーが40ほどあるので、ちょっとしたアクセントになるだろう。高級感があるので、コスメやワインなどに似合いそうである。名前はラテン語で opening という意味だそうだ。オープンフェイスだからそう名付けたらしい。本日はバスケの神様マイケル・ジョーダン Michael Jordan の誕生日(1963)らしいので、作者の名前が同じな書体を紹介した。1ウェイト。
かわいらしいモノラインサンセリフディスプレイ。ジオメトリック気味ないわゆる丸ゴシックで、スワッシュの付いたオルタネートがあり、そのバリエーションも3、4種あって結構豊富。スタイルが4種あり、レギュラーとボールドのウェイトのほか、白抜きシャドウ付きの Extrude、角にインク溜まりのようなものが付いた Rounded がある。レトロ風味もあってオシャレ。
本日はガリレオ・ガリレイ Galileo Galilei の誕生日(ユリウス暦1564)なので、そのままの名前の書体を紹介。ローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方はコントラストが強く品のあるタイプで、ブラケットが大きくてそのためなんとなくぬちょっとした感じがある。スクリプトの方は中太のマーカーでラフに書いたようなタイプで、ストロークにはほんのりとコントラストがある。グリフはゆったりとしていた潰れたところがなく読みやすいだろう。両者は対象的だが、気取りすぎず安っぽすぎずいいバランスだと思う。
ラフなハンドライテン。アップライトで縦のストロークがよく伸びててバウンシー。グリフもあまり洗練されてない感じでだいぶラフである。全体のニュアンスとしてはシグネチャーに近いだろうか。にしてはちょっと子供っぽさもある。全体的に大変カジュアルなので、ま、気軽に使ってくださいな。1ウェイト。