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Humanista

随分久しぶりに見る正統派カリグラフィーイタリック。実に真面目でクラシック、カリグラフィーのお手本になりそうなスタンダードな書体である。Hermann Zapf やWerner Schneider の書体を参考にしたとあるが、全然そんな個性的な感じはない。ウェイトがやや細めなのが今っぽいだろうか。グリフ数が300ほどの Std と800近い Pro があり、当然 Pro の方がスワッシュオルタネートやリガチャーが豊富。Adobe な人は Pro を買えばいいだろう。1ウェイト。

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Design Date
2021
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Publisher

ITC Stone Informal

本日はタイプデザイナー、サムナー・ストーン Sumner Stone 氏の誕生日(1945)。ということで氏の書体を紹介。この Stone という書体は Serif、Sans とこの Informal の3種があって、この Informal と Serif の違いは、コントラストが弱め、セリフがちょっと丸い、一部セリフが欠けている、a と g が1階建て、というところだろうか。「フォーマルじゃない(堅苦しくない)」という意味の名前がぴったりだろう。ちなみにこの Stone シリーズは Adobe のボブ・イシ Bob Ishi という人と共同開発したそうで、偶然にもふたりとも名前が「石」だったんでこの書体名は即座に決まったそうである(笑)。

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Design Date
1987
Designer(s)
Publisher
ITC

OCR B

本日はスイスのタイプデザイナー、アドリアン・フルティガー Adrian Frutiger の誕生日(1928)なので、氏が制作したこちら。誰もが日常的によく目にするサンセリフ。どこで見てるかと言うと、市販商品のバーコードの下にある数字。アレはどの商品のものもほぼこの書体である。名前の通り、OCR(Optical Character Recognition: 自動文字読み取り装置)で誤読を極力防ぐために開発されたもので、元々は他の書体 OCR A があったが、あまりに機械で読みやすいようにし過ぎたため文字としてはちょっと奇抜であり、「これちょっと変じゃね」という事になって、より文字として読みやすいこちらが開発された。今となっては OCR A も面白くて個人的には好きだが、現在はこの OCR B の方が主流である。機械のための文字なので、モノスペースでイタリックもなし。もちろんウェイトバリエーションもない。ただただ、生活を便利にするために開発された書体である。

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Design Date
1966
Designer(s)
Publisher

Augustin

スタンダードで読みやすい本文用オールドスタイルローマン。15世紀にヴェネチアで活躍したフランス人タイプカッター、ニコラ・ジェンソン Nicolas Jenson の書体を元にデザインしたものとの事。彼の書体はよく参考にされ、代表的なものに Adobe Jenson や Centaur などがあり、それらはヴェネチアンと呼ばれるタイプだが、こちらの書体は普通のオールドスタイルに仕上がっている。ウェイトは2種類と少ないが、これぞ本文用という事だろう。名前が8月っぽかったので紹介した。本日は8月6日。暑いね…合掌。

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Design Date
2009
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Publisher

Cosmos

ちょっと変わったグリフのかわいらしい太めのジオメトリックサンセリフ。サンプルでは、ホログラムシールのような、もしくは版ズレを起こしたような加工がされてるように見えるが、実はこのフォントはカラーフォントであり、対応アプリ(Adobe製品全般)でただ打つだけでこの色が再現されるという変わりダネ。色の出方が11種類あるが、紹介しきれないので販売サイトの MyFonts へ行ってサンプル画像を見て欲しい。システムはカラーフォントに対応していないようで、文字の試し打ちができないのが残念。ただいま20%オフセール中だが、元々が全ファミリーパックで3,800円程度と安い。

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Design Date
2020
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Rosewood

本日は『ローズの日』らしいのでこちら。レトロ感満載のデコラティブなディスプレイ。レトロも何も元は19世紀アメリカでデザインされたもので、それをデジタル化したものである。多分どこかで似たようなものを一度は目にしたことがあるだろう。Clarendon などのスラブセリフをベースに装飾を施したもので、文字の上下でフィルが分かれているが、2~3色で色分けして刷っていたらしい。なかなか使い所が限られるとは思うが、ジョジョっぽいイラストと合わせるといいだろう(超限定)。

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Design Date
1874, 1994
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Mistletoe

クリスマスオーナメントの定番、ヤドリギの名を持つディスプレイ。つたないストロークのステムの端にV字型の独特なセリフが付いており、インラインのステムの中にはヤドリギが埋め込まれている。他の木に寄生して生えるヤドリギの名にふさわしい意匠である(元々 stem も「木の幹」の意)。これはカラーフォントになっており、Adobe の Photoshop や Illustrator などの対応しているアプリでは色付きのフォントとして使える。ちなみになんでヤドリギがクリスマスに飾られるようになったかは調べたが、正確な所は判らない(笑)。あとヤドリギの下でキスを迫られたらなぜか拒んではならないというルールがあるそうで…。

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Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Minion Pro

本日は「フォントの日」。2017年に Adobe が登録申請した4月10日の「フォントの日」が、日本記念日協会に登録されたそうな。筆者の勝手なイメージだが、Adobe と言えば欧文ではこの書体(か Myriad)なので紹介したい。とはいえ、Adobe の製品を買うと大抵これも付いてくる(はず)ので、デザイナー諸氏にはお馴染みだろう。非常に可読性の良い、ルネサンス後期風の正統派オールドスタイルローマンである。この作者の書体は大体ビッグファミリーで、これもまぁかなりのバリエーションがある。オプティカル対応で字幅もいくつかあり。字種も大変豊富で、ギリシャ文字とキリル文字をサポートしており、1700弱のグリフがある。スクリプト以外でここまで字種があるのもスゴい。Typekit にもありはするが、デスクトップへは一部しか同期できないので、フルファミリーは購入する必要がある。

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Design Date
1990–2000
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Publisher

Opulent

筆感満載のブラッシュスクリプト。アップライトで、なんとなく東洋の書道方式で書いたような雰囲気のある書体である。3種のバリエーションがあり、アウトラインがソリッドなものと、「かすれ」を表現したものの他、スミの濃淡を表現したものがある。これは OpenType-SVG、いわゆるカラーフォントの技術を用いて作成されているので、対応するアプリケーションが必要。Adobe の最新バージョンは大抵対応してるので、デザイナー諸氏はご心配なく。たった$20と非常にお買い得。名前は「富裕な」「華やかな」の意。

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Design Date
2018
Designer(s)
Publisher

Quake

1995年の本日午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生した。こちらの書体は地震の揺れを表現したもの。一見不謹慎にも思えるかもしれないが、これも実は多大な被害を出した1989年のサンフランシスコ大地震(ロマ・プリータ地震)を受け、その後に同じカリフォルニアに本社がある Adobe のタイプデザイナーがデザインしたものだそうだ。説明文には、破壊的な事象からも創造的な事はできるんだということを示したかったのだ、とある。そう聞くと、この書体からは、「ただやられっぱなしになんかならないぞ」という人間の強い意志を筆者は感じたりもする。黙祷。

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Design Date
1993
Designer(s)
Publisher