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Category: Display

Pompeian Cursive

Pompeian Cursive

以前に紹介した Duktus のような、スクリプトのようなスクリプトでないようなディスプレイ。1文字1文字は手書き感が強くスクリプトのようだが、前後の文字と繋がる部分はない。x-ハイトは小さく、優雅さとぎこちなさの両方を持つ可愛らしい書体である。r と t にちょっとしたスワッシュのあるオルタネートがある他は、特にオルタネートはない(残念)。Bernhard Tango とか、こういう書体って結構あるので、なんか分類上の名前欲しいよね。この書体は作者が雑誌「アイデア」へオズワルド・クーパー(Cooper Black などの作者)に関する記事を寄稿した時に、その調査過程で見つけたものだという。その記事読んだし、その時の参考文献である The Book of Oz Cooper も持ってるが、見つかんないな…後で探そう。

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Design Date
2010
Publisher

Mr Darcy

Mr Darcy

ヴィクトリア調のデコラティブなローマンディスプレイ。見ての通りセリフに魚の尻尾のような食い込みがあり、たったそれだけなのだが、それがちょっとおばさん趣味な(笑)感じを醸し出している。小文字はなくスモールキャップス。いくつかの字には字形が違うオルタネートが入っていて、色々とバリエーションが楽しめる。スワッシュはほとんどない。まぁこれにスワッシュまで付けるとちょっと鬱陶しくなるだろうな…。5ウェイトあって、Regular はなんと無料でダウンロード可能。ただいま50%オフセール中。

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Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Showcase

Showcase

モノラインのマルチスタイルファミリー。手書きでいろんなスタイルの書体をひとつのファミリーとして発表するのが最近流行っているが、これもその類。派手さはなく全体的に気が抜けており(笑)、ファミリー展開もサンセリフとスラブセリフ、スクリプトが1ウェイトずつある程度(サンセリフにはスモールキャップス?がある)。あとラクガキっぽいオーナメントがちらほら。女子向けカフェやパン屋などにどうぞ。

Category(s)
Design Date
2014
Publisher

Marcus

Marcus

本日天皇誕生日、英語だと The Emperor’s Birthday らしいので、エンペラーにまつわる書体を。ローマ帝国五賢帝の一人に数えられる、トラヤヌス帝のファーストネームを冠するディスプレイローマン。洋書のタイポグラフィの教科書を開けば、まず最初にこのトラヤヌスの時代に建てられたダキア戦争の戦勝記念柱に刻まれた碑文が登場する。なぜなら、ここに刻まれた書体がすべてのローマン体大文字の基礎となっているからである(実際はこれに匹敵する美しさを持つ碑文は他にもたくさんあるようだが、これが一番使われている字種が多いそうである)。これを参考に作られた書体で代表的なものが Trajan なのだが、これは Adobe 製品を購入すれば自動的に付いてくるのであまり紹介する意味がない。なのでちょっと変わったこの書体を紹介する。碑文の書体はもちろん「のみ」で刻まれたものだが、下書きは平筆でもってされていたとされており、現在カリグラフィーでも最高難度の書体として受け継がれている(ちなみに筆者は2年以上練習してるがまだマトモに書けない)。この平筆で書いた感じをそのまま残した書体である。以前もこのテの書体で Stevens Titling とか紹介したことがあるが、こちらは通常はない小文字が付いている。大文字のプロポーションは大変美しく、小文字もそのテイストをキレイに受け継いでいる。リガチャーも色々あっておもしろい。スモールキャップスもあり。フォーマルな用途に。

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Design Date
2012
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Publisher

Hoban

Hoban

極端に細いウェイトと太いウェイトのあるディスプレイローマン。両方ともに細いステムはヘアラインと化しており、小さく使うには不向き。セリフはブラケットと一体化してるというか(まぁ元々一体化してるようなもんだが)。アップライトのみだがスワッシュの付いたオルタネートが豊富。リガチャーも結構ある。いわゆる Didone な書体で現代的なラグジュアリー感というか高級感がある。Vogue的な女性誌などにどうぞ。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Selaive

Selaive

サンプルイメージの時点ですでに見づらいほど細い(笑)ディスプレイサンセリフ(色のせいでもあるが…)。一見ただのジオメトリックのようだが、オルタネートにサンプルイメージのようなくりんくりんなオーナメントが付いている。普通のスワッシュとは違い二股に分かれており、カーブも強く小さいのでほとんど唐草文様である。ガーリーな印象が強いのでその辺の用途に。2ウェイトあり、Bold でやっと普通の太さという感じ。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher

Hopeful Giraffe

Hopeful Giraffe

その名も「希望に満ちたキリン」という名のモノラインサンセリフディスプレイ。アセンダーとディセンダーを極端に大きく取った書体で、それによりかなり縦に細長くなり、名の通りキリンっぽくなっている。大文字には多少のスワッシュがある他、gu や fu といった変わったリガチャーがちょっと。普通にちゃんとした線でデザインされたものと、手書き風の Pen の2バージョンがある。子供向けのものとかにいいんじゃなかろうか。ちなみにキリンの1日の睡眠時間は20分ほどと極端に短い(豆知識)。

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Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Heimat Didone

Heimat Didone

Didot っぽいモダンセリフディスプレイ。「ディスプレイ」と決めつけちゃっているが、ウェイトや字種がかなり豊富なものの、字形がジオメトリック寄りに奇抜でコントラストも強く、やはり本文向きではないだろう。コントラストの強さ(=ヘアラインの太さ)に種類があって、細い方から 10/12/14/16/18/20 とナンバリングされて6種類あり、それぞれに Extra Light から Extra Bold まで6ウェイト、イタリックもあり、計72種となっている。一部の大文字にはちょっとしたスワッシュもあり。この Heimat は他に SansMonoStencil というバージョンもある。この Didone はクリスマスイブまで50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Peterlon

Peterlon

普通のカッパープレートスクリプト…に見えるが、実は周囲の飾り「込み」の書体。文字を囲い、下に伸びてるオーナメントも含めて1文字なんである。かなり使い方が難しいと思うが、フレームの右側が欠けたバージョンがあり、そこから小文字を繋げて書くことも可能。クリスマスとかにはいいんじゃなかろうか。まぁ、う~ん、がんばって使いこなしてクレ(笑)。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Amoretta

Amoretta

これまたサンプルイメージのクリスマス感に負けて紹介する(笑)。拙さの残る手書きディスプレイ。基本的にローマンだが、形がかなり不揃いで、ステムの先にはセリフの代わりにくりっとしたごく小さなスワッシュが付いている。海外の子供向け絵本とかで使われてそうな書体である。傾いたイタリックもあり、2ウェイトある。サンプルイメージの樹の枝が付いたバナーは付属のオーナメント。残念ながら割引セールはしてない(笑)。まぁ比較的安いんで…。名前はイタリア語で「小さな愛」だそうだ。

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Design Date
2014
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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