拡張されたカッパープレート風ゴシック。どこが拡張されたかというと、通常はない小文字があるのと、ウェイトが増えている事。a や g は1階建てと2階建てが用意されている。やや平べったい Copperplate Gothic に比べ、プロポーションは普通。セリフも細めになっているだろうか。名前は「ガーコン」じゃなくて「ギャルソン」とフランス語読みにする。ちなみにフレンチレストランでは給仕係(ウェイター)の事をギャルソンと呼ぶが、意味は「少年」である。英語で言えば boy。要するにボーイさんって事である。昔はウェイターのことをボーイと呼んだ。日本ではもう筆者の世代でもギリギリ覚えてるかというぐらいの古い習慣だが、フレンチの世界ではまだ残ってる模様。英語圏ではまだ boy っていうのかな? ただいま75%オフセール中。
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名前の通り、あちこちカットされているディスプレイ。元々はローマンのようだが、セリフ部分を所々スパっと切り落としている。C や S など、セリフとステムがハッキリ分かれていないようなのは、ストロークの一部が結構大胆に切り落とされている。見た目に中々おもしろい。ファミリー展開がちゃんとしており、イタリックもあって4ウェイトある。しかもギリシャ文字とキリル文字もサポート。本文用としても使えそうだが、可読性的にどうかな…。偶然だが、2回続けて URW++ の書体になっちゃった。
割と有名な古いスクリプト。大文字はかなりデコラティブで、イタリックというよりはゴシック・カーシヴの雰囲気が強い。小文字の f のテールが途中からいきなり細くなっているのが特徴的。あちこちのファウンダリーから発売されているが、調べた所この URW++ 版が一番字種が多いかなという感じ。Elsner+Flake 版は何やらファミリーが分かれているが、ウェイト以外の違いがよく解らない(笑)。名前は17世紀の有名な音楽家から。ヴィヴァルディの「四季:春」とかは誰もが聴けば一発で「あーあの曲ね」というぐらい超有名。
コンデンスなヒューマニストフレアセリフ。ステムが樹木の幹のようにオーガニックで、じーっと眺めていると林の中にいるような錯覚を起こす(筆者だけ?)。
Albertus によく似ているが、Albertus ほどには変わった形はしておらず、割とスタンダードである。イタリックがオブリークタイプなのがちょっと残念。一見するとファミリーが多いようだが、20年ぐらい前の書体のため、TrueType 仕様でスモールキャップスやオールドスタイル数字が分かれたものや、OpenType Std 版が入り混じっている模様。間違って全部買ったりしないように。Pro 版の8つだけ買えばいいだろう。4ウェイト。
珍しい丸スラブセリフ(?)。自分で gentle & elegant とか言ってるが、まぁその通りスラブセリフとしては本文用として十分耐えうるジェントルでエレガントな書体である。元々は Decour という普通のスラブセリフのセリフ部分の角を落として丸くしたもので、その辺が Soft なのだと思われる。Decour の方にはコンデンスタイプもあるが、こちらにはない。どちらでもお好きな方をドウゾ。7ウェイト。ただいま70%オフセール中。
繊細でスピード感のあるスクリプト。カッパープレートペンでデザインしたとあるが、雰囲気的にはブラッシュに近い。ストロークが非常にダイナミックでありながら線が細いので、エレガントさも持ち合わせている。スワッシュの付いたオルタネートも豊富。名前は「星の爆発」かと思いきや、消滅ではなく、逆に「星が同時期に爆発的に多数発生する現象」(スターバースト銀河)の事らしい。ただいま20%オフセール中。
ところで、サンプルイメージ下部にある書体名を大文字だけで組んだヤツはいかがなもんだろう。うーん(笑)。
本日J-Waveが007特集で、それ関連の重た~い音楽ばっかり流れてるので、それに似合う(と個人的に思う)書体を紹介。有名定番本文用書体・Caslon のディスプレイ特化版。コントラストが強く、雰囲気的にはモダンローマンに近い。どっしりとしていながらラグジュアリー感もあり、真っ黒で使うとタキシードでキメた英国紳士のような雰囲気がある(強引か?)。Mac にも標準搭載されてるが Medium ウェイトしかなく、こちらの版では3ウェイトあり、イタリックまである。…実を言うと筆者は007を一本も観たことがない(笑)。わははは。
コリッとしたヒューマニストサンセリフ。ステムの太細がほとんど差がなく人工的な感じがするが、骨格はヒューマニストで手書きの要素があり、その中間的な雰囲気があっておもしろい書体。所々ステムがポキっと折れるようなストロークがあるところもアクセントになっている。字間は広めで明るい印象。字種は非常に豊富で、組版に困ることはないだろう。7ウェイト。カタログのPDFも配布されている。ただいま50%オフセール中。一目見て気に入った書体。オススメ。
ボテッとした大きめのセリフが付いたローマン。本文用で字種が非常に豊富。イタリックはボウルとステムが離れ気味で、カリグラフィックな要素が強い。AタイプとBタイプがあり、サンプルにあるようにBの方がほんのちょびっとだけアセンダーやディセンダーが小さい。それぞれに Small, Text, Title, Display と4種類あり、Small が一番コントラストが弱めで小さいサイズに向いており、Display が一番コントラストが強くて大きなサイズに向いている。またそれぞれに4ウェイトずつあり、計64種の大ファミリーとなっている。でもAとB分ける必要…まぁいいか。
ステッチ(刺繍)風の模様で形作られたスクリプト。制約が強すぎて決して文字としては良いとは言えないが、どっちかというとこの書体は文字の方がまぁオマケであり、本体はオーナメント類であると言える。可愛らしいアイコンやボーダーが非常に豊富で、ちょっと組んだだけで、2億年ぐらい前(オオゲサ)に大流行した昔懐かしいカウチンセーター風のデザインがあっという間にできあがる。これからクリスマスシーズンに向けていかがだろうか。ただいま50%オフセール中。