モダンスクリプトではめずらしい、ブロードニブで書かれた(と思われる)書体。やや男性的かなーという感じはするが(デザイナーも男性みたいだし)、バレンタインでも大人の男性向けにはこんなのもいいだろう。Creative Market はグリフを確認する機能がないので判らないが、サンプル画像を見ると、4~5回転してる特殊なスワッシュオルタネートがある模様。
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大文字が非常に大きいダイナミックなモダンスクリプト。文字の大きさに統一感はなく、かなり自由。その割に字間は結構整っている。グリフ数は343と少ないながらも、元々が字形にバリエーションがあるので、少なさは感じさせない。しかし最近はデモ画像もインスタ映えしとるよね…。
勢いのあるブラッシュスクリプト。あんまりオルタネートはなく、代わりと言っては何だがちょっとしたキャッチワードが付属している。案外小さいと可読性が悪いので、サンプルのように大きく使う方がいいだろう。他、微妙に違うスワッシュラインが多数。2ウェイト。
いくぜバレンタイン(向け)特集。スピード感あるカジュアルなモダンスクリプト。ポインテッドニブで書かれたよくあるヤツで、傾きが強めながら線は緊張感がなく、スピードが若干落ちている感じはする(笑)。お気軽に使ってくださいな。ちなみにリンジー・スミスが誰かは知らない。
ウチの庭のカンヒザクラ(=寒緋桜:名前の通り寒くないと咲かないという変わった品種)がぽつぽつ咲き始めたのでこちらを紹介。ブラッシュタイプのモダンスクリプト。傾きのないアップライトで、ウェイトは Light からあるがコントラストはやや強め。字形はあくまでもカジュアル。という具合。考えたらバレンタインも近いって事で、これからこの辺のスクリプトを多めに紹介していく。正直字形以外の大した違いはないとは思うが(笑)、ま、好みのものを選んでね。
女性的でかわいらしいカッパープレートスクリプト。傾きやコントラスト、スワッシュなどがすべて控えめでややおとなしい静かな印象の書体。元は Citix というスクリプトで、それよりは字幅が狭くコントラストもやや弱くなっている。グリフ数は729と最近のスクリプトにしてはやや少なめだが、変わってるのが、大文字のみではあるが、ほぼ普通のローマンイタリックがオルタネートにあること。サンプルの看板上部に小さく入ってる「OLD & NOTABLE…」というのがそれである。わざわざ別の書体を使わずともいいのが便利。可読性もよくキレイな書体だなと思う。1ウェイト。
華やかでレトロなスクリプトとローマンのデュオ。スクリプトはカッパープレートとブラッシュの中間のようなテイストで、細めで繊細ながらダイナミックでもある。ローマンはコントラストが強い太めのウェイトで、ステムが伸びやかでセリフがやや刺々しい。字幅は通常のものと幅広のものと2種類あり、通常の方はアウトラインバージョン、幅広の方はステムにテカリのような裂け目が入っているバージョンがある。あとはフレームとイラストがファミリーにあり。
流行のゆるいモダンスクリプト。最近はこういうかっちりしてないカッパープレートが流行っている模様。個人的にはちゃんと書けないからまぁいいや的な「逃げ」に見えたりもするが(笑)、現在はこっちの方が受け入れられてる感もあるので、これも時代の流れなのだろう。この書体は2,000近いグリフが入っており、かなり使い出がある。この書体は1番から4番まであり、普通のカッパープレートに近い I、ラフさが少々抑えられた III、サンセリフに近いアップライトの IV というバリエーションがあるが、やはりこの2番が一番人気があるようだ。
ホリデーシーズンにふさわしいスクリプトとローマンのデュオ。スクリプトはブラッシュタイプで、ローマンはアウトラインはきちんとしてるが、フットやステムがラインに揃っておらず、両方共コンデンスでダイナミックに上下しており、大変ポップな印象がある。どちらもソリッドなものとアウトラインで影付きのものがあり、さらにそれらに彩りを加えるアイコンやイラストが入った Doodles がファミリーにある。ちなみに作者は、イスラム教徒が世界一多く、しかも雪も降らないインドネシア在住というのがおもしろい。
モノラインのスクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトはカウンターが広めで丸っこく、ちょっとかわいらしい雰囲気がある。サンセリフの方は小文字がなく、あくまでスクリプトの添え物っぽい。と思いきや、ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートも用意されている。5ウェイトあるが、Regular でも結構細め。オーナメント類もあって、そちらにも3ウェイトあるのが変わってる。名前は「国際人」という意味ではあるが、同名のカクテル名としての方が有名かも。ちなみにウォッカベースなのでまぁまぁ強い。