高級感のあるフレアセリフディスプレイ。基本はハイコントラストでコンデンスなタイプだが、C や O などの丸い字はゆったりと大きなグリフになっており、それが文字組みにゆらぎを生んでいる。大文字にはリガチャーが20種ほどあり。全体的にクラシカルで優雅な雰囲気があり、筆者の思うカラっと明るいカジュアルな「カリフォルニア」とはちょっと違う印象。まあ行ったことがないんだけど(笑)。1ウェイト。
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細っっっそいモダンローマンディスプレイ。なんか日本に強い影響を受けたファッション・ライフスタイル誌からの依頼でデザインした書体だそうで、メグミなんて名前が付いている。作者は英国出身だがタイ在住で、恐らくは地元の出版社からの依頼だろう。ステムは大変細く、また字幅も細く大文字はほぼモノスペースとなっているが、C や O など一部丸い文字は真円に近いグリフのオルタネートがある。イタリックがあるが35度も傾いており(普通は10度前後)、かなり個性的。Light とウェイト名が付いているので、今後ファミリーが増えるかもしれない。ただいま60%オフセール中。
本日はスコットランドの建築家・デザイナーのチャールズ・レニー・マッキントッシュ Charles Rennie Mackintosh の誕生日(1868)。なので氏の名を冠した書体を詳解。アール・デコ風味のあるディスプレイ。元々マッキントッシュがスケッチしてたものを元に書体化したものだそうである。全体的にコンデンスで、A や H のバーが二重になっていたり、M の中にドットがあったりと一部若干変わったグリフになっているのが特徴的。割と古い書体だが、最近ウェイトが増え、ギリシャ文字とキリル文字がサポートされて New となった。4ウェイトでイタリックもあり。
繊細でエレガントなディスプレイローマン。全体的にコンデンスで背が高く、エレメントに一部変わったカーブを持っていておもしろい効果を生み出している。大文字にはリガチャー、小文字には変わったグリフのオルタネートがあってバリエーション豊かな文字組みが楽しめるようになっている。フェミニンな雰囲気を持っているので、その辺の用途にどうぞ。9ウェイトとこのテとしてはウェイトも豊富。ただいま50%オフセール中。
筆っぽさの強いストロークのモダンスクリプト。アップライトでコンデンスなタイプなのでゆったりさがなく、そのためちょっとラフさが目立つタイプである。名前とは裏腹にちょっと男性っぽさも感じ、シグネチャーっぽもくある。リガチャーが119も用意されているようで、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。もちろんスワッシュオルタネートもあり。1ウェイト。ただいま50%オフセール中。
奇抜ながらエレガントさを保っているローマンディスプレイ。基本はコンデンスなモダンローマンで、見ての通りかなりクセの強いグリフになっている。大文字のみで、小文字部分にも大文字のグリフが入っているが、こちらにはややおとなしめなスタンダードなグリフが入っている。あまり奇抜なグリフだけで組むと見苦しくなってしまうので、小文字部分で緩和しつつ組むといいだろう。1ウェイト。
本日はフランスの作家ガストン・ルルー Gaston Leroux の誕生日(1868)。代表作『オペラ座の怪人 Le Fantôme de L’Opéra』にちなんでこちらの書体を。コンデンスなモダンローマンとモダンスクリプトのデュオ。ローマンの方は陸上トラック型の楕円がベースになっており、全体的に縦に細長く、一部の小文字にはスワッシュオルタネートが付いている。スクリプトの方はまあよくあるモダンスクリプトで、やや傾きがありバウンシーで緩やかなタイプ。全体的に品があって女性的なので、コスメなどの用途にどうぞ。
本日はランボルギーニ創業者、フェルッチオ・ランボルギーニ Ferruccio Lamborghini の誕生日(1916)だそうなので、なんかレースにちなんだ名前のこちら。手書きっぽさの残るレトロなディスプレイローマン。大文字のみのスモールキャップスタイプだが、大文字がただのローマンではなくイタリック風味のがあり、かつフリーハンドで書いたようなバランスでおもしろいグリフになっている。小文字にも傾いたタイプがあるので全体に傾けることは可能だが、デモのように混ぜて使う方がおもしろいだろう。ノーマルタイプとアウトラインの角が丸くなった Round があり、それぞれ3ウェイトずつある。
コンデンスでシンプルなディスプレイサンセリフ。見ての通り Q がちょっと変わってる以外は特に奇をてらったところのないシンプルな書体だが、フィルが5種類あり、ソリッドなレギュラーとドットが入った Dots、線の入った Lines、アウトラインのみの Outline、太めのアウトラインの Outline Two がある。大文字のみで小文字はなし。ちなみにアボカドはカフェブームで世界中で需要があるが、かなり土地を痩せさせるらしく、干ばつを引き起こしたり問題になってるそうな…。あとヒト以外には毒らしい(笑)。
本日はドイツのタイプデザイナー・タイポグラファーのヤン・チヒョルト Jan Tschichold の誕生日(1902)なのでこちら。アール・デコ風味のあるスクリプトっぽいディスプレイ。ライトウェイトでコントラストが強く、コンデンスでやや傾いていてスクリプト風味があるのが特徴的。カリグラファーでもあった作者の本領発揮という感じである。一部ストロークが欠けており、ステンシルっぽさもあり。レトロ風味満載の書体である。1ウェイト。