レトロなアールデコディスプレイ。ハリウッドの黄金期にタイトルバックに多用されていた(かな?)スタイルで、大文字は C/O/Q 以外はかなりコンデンスで、小文字は小さくアセンダーが長くデザインされている。オルタネートは O にコンデンスなものがあるぐらいで、後はまったくない(笑)。その分お手軽価格なので、気軽に使えるだろう。1ウェイト。
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極端にコンデンスなサンセリフディスプレイ。Empire ほどではないがとにかく字幅の細いサンセリフで、ウェイトはやや太め。フィルに3タイプあり、ソリッドなものとアウトラインのみの Outline、かすれてる Script がある。Script はストロークもやや歪んで端も荒れており、ホントに筆で書いたかのよう。こういうタイプは結構めずらしい。大文字のみでそれぞれ1ウェイトずつ。
スタイリッシュなモダンローマンディスプレイ。ブラケットは大きいがコントラストが大きくアウトラインも直線的なので、モダンローマンでいいだろう。全体的にコンデンスで背が高いが、C や O などの一部の文字は幅広で、それがリズムを崩すアクセントになっている。MM 等6つの文字だけ同じ文字が続くリガチャーがある。もっとあってもいい気はするが、あまり遊びすぎずシックに使う方がいいのだろう。大文字のみで1ウェイト。
スパイキーなセリフのついたディスプレイローマン。コントラストの強いモダンローマンに大きなセリフの付いたディスプレイで、全体的にコンデンスド。見ての通り大文字には多くのリガチャーがあって、おもしろい文字組が楽しめる。小文字にもないことはないが、大文字だけで組んだ方がいいだろう。ウェイトは3つあるが、そのほかにバリアブルタイプもあり。名前のアルモネーダとは、スペインのフリーマーケット的なもののことだそうだ。ただいま50%オフセール中。
「堕天使」という中二病患者が喜びそうな名前の派手なディスプレイ。コンデンスでハイコントラストなモダンローマンをベースに、派手なスワッシュオルタネートが付いている。大文字のみで、大文字のグリフにはスワッシュ付き、小文字のグリフには飾りのないスタンダードなものが割り当てられている。使い方を間違えるとちょっと野暮ったくなるが、うまく使いこなして欲しい。1ウェイト。
コンデンスでコントラストの強いモダンローマンディスプレイ。全体的にかなりタイトで細長いタイプだが、C、G、O、Q など丸い字だけほぼ真円で幅広になっており、強いアクセントになっている。よって、これらが含まれないスペルでは魅力半減の(笑)ちょっと使いづらい書体である。見ての通りリガチャーがいくつかあるが、中でも EE と FF は縦にくっついており、かなり珍しいグリフをしているのがおもしろい。ちょっとレトロ風味もあるだろうか。イタリックもあって1ウェイト。
レトロエレガントなサンセリフディスプレイ。コンデンスでコントラストのあるサンセリフで、アール・デコ風味があるだろうか。全体的に重心が低く、頭でっかちでかわいらしい。ここには直線的な字しかないが、O などは上がすぼんで下が膨らむ、いわゆる卵型で大変変わっている。曲線の多い小文字は特におもしろい。実際どうなってるかは販売サイトに行くなり買うなりして(笑)確かめて欲しい。1ウェイト。
ちょっとクールでちょっとポップなスラブセリフディスプレイ。基本はモノラインのコンデンスなやや等幅気味のスラブセリフで、バーが下がり気味で全体的に頭でっかちでかわいらしい。見ての通りスワッシュオルタネートと、やや背が低く上下いずれかにチルダが入ったオルタネートがある。これはアクセント記号ではなく、単に上下にズラすために入ってるらしい。大文字のみだがキリル文字もサポートしている。1ウェイト。ただいま50%オフセール中。
エレガントでレトロなフレアセリフディスプレイ。1920年代のニュージーランドの飾り板(プレート)にインスパイアされたとある。コントラストのやや強めなタイプで、通常タイプの Norm ですでに字幅が狭く細長い。さらに細い Condensed タイプと、幅を広めた Extended タイプがあるが、Extended というほど大して広がってない(笑)。M と W には中央がループしたオルタネートがある。イタリックもあって各9ウェイトとなかなかのビッグファミリー。
本日はかのデューク・カハナモク Duke Paoa Kahinu Mokoe Hulikohola Kahanamoku の誕生日(1890)。え? 誰って? 知らないの? 筆者も本日知ったんだが(笑)、ハワイ初の五輪金メダリスト(水泳自由形)でサーフィンの父と呼ばれてる人だそうだ。というワケで「波」という書体を紹介。かなりコンデンスなモダンローマンディスプレイ。タイプデザイナーというのは直線に見えてもセリフをちょっと曲げてみたり角を丸くしたりするものだが、これはそれらがされておらず潔くシンプルに纏められている。ややクラシックな雰囲気があるだろうか。ヘアラインが細いので大きく使うほうがいいだろう。大文字のみ。オブリークタイプもあり。