やけにセールで推されてる(笑)書体なので紹介。全体的にかなりコンデンスなサンセリフ。名前の通りプラカードなどに詰め込みやすいようになっているのだろう。字幅の細い方から Compressed、Condensed、ノーマル、Wide と4種類あるが、ノーマル時点で結構細く、一番細い Compressed になるとかなり判読しづらくなる(笑)。Wide でも通常の書体よりはやや細め。適切なウェイトと字幅なら可読性は悪くないので、サインやポスターなどに良いだろう。いわゆる丸ゴシックタイプの Round もあり、各6ウェイトで計48種とビッグファミリー。ただいま40%オフセール中。
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久しぶりに出た超ビッグファミリー。なんと100種類を誇る大所帯書体である。サンセリフとセリフがあり、それぞれにコントラストの強弱があり、さらにそれぞれに字幅が5種ある。サンセリフはネオグロテスクタイプで、Low はほぼモノラインだが、High の方はかなりコントラストが強く、モダンローマンのセリフが取れた感じになっている。セリフの方はトランジショナルタイプで、Low と High の差はそれほどでもなく、オプティカルの本文用と見出し用程度。字幅は細い方から Compressed、Condesnsed、無印(通常幅)、Extended、Expanded がある。さらにそれぞれに5ウェイトで、2 × 2 × 5 × 5 で計100種。これだけあってなぜにイタリックがないのかは不明(笑)。
スッキリと読みやすいジオメトリックサンセリフ。とにかく可読性が良い書体で、a は2種類あるものの、2階建てがデフォルトになっていて本文用を意識しているのが伺える。A には中折れのバーを持ったオルタネートがあり、ちょっとだけロゴなども想定してるのかな、という感じ。字種が多く、キリル文字とギリシャ文字をサポートしているほか、丸数字などもある。字幅に2種類あり、レギュラーと Condensed があって、可読性もいいことからサイン用途にも使えるだろう。8ウェイト。記事を投稿した本日のみ65%オフセール!
本日はシルヴェスター・スタローン Sylvester Enzio Stallone の誕生日(1946)。という訳でロッキーの名を持つ書体を紹介。コンデンスでジオメトリックなサンセリフディスプレイ。幾何学的にするあまり、視覚的な調整がなされておらず、ところどころイビツに見えるが、まあこの書体の場合はこれでもおもしろいんじゃなかろうか。ストロークの端がナヨンと曲がっているのがアクセントになっていてかわいらしい。1ウェイトのみ。
コンデンスで硬い印象のディスプレイローマン。セリフが大きくて刺々しく、骨格もなんだか無骨であまり親しみやすくはない書体。ディセンダーが和文書体の従属欧文のようにかなり短いのが特徴だろうか。全体的に無愛想だが(笑)、それがなんだかカッコいい。イタリックは傾きが強く、ややカリグラフィー風味が強い。重いウェイトはちゃんとコントラストが付いているが、それだとなんだか普通でこの書体の特徴が活きない気がする。コントラストの弱い細いウェイトを大きく使う方が良いように思う。名前は多分ベトナムの都市名。6ウェイト。
本日マッサンことニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝の誕生日(1894)ということでこちら。ヴィンテージ感のあるセリフドゴシックディスプレイ。ウイスキーをはじめいろんな酒類のラベルに似合いそうな書体である。大文字のみでやや太めのコンデンスなスタイルで、ほぼモノラインで小さなセリフが付いている。2種類あり、I はステムの中央にトゲのような飾りが付いており、II の方はそれがなくツルンとしている。大きなロゴは I で、ちょっと長い文章は II で組むと良いだろう。双方ともイタリックあり。
本日はイタリア出身の天文学者、ジョヴァンニ・カッシーニ Giovanni Domenico Cassini の誕生日(1625)。カッシーニは土星の4つの衛星の発見者であり、輪が複数に分かれていることも突き止めた事から、1997年に打ち上げられた土星探査機の名前にもなっている。ので、土星の名を持つ書体を紹介。かなりコンデンスなサンセリフディスプレイ。アール・デコ風味のあるレトロな雰囲気の書体で、結構かわいらしい。使用の際は作例のように空け気味で組んだ方が今っぽいだろう。大文字のみでスモールキャップスだが、キリル文字もサポートしている。1ウェイトのみ。ちなみに今日現在判明している土星の衛星の数はなんと146個である。
シンプルでコンデンスなディスプレイサンセリフ。初心者が Illustrator 上でデザインしがちな(笑)ジオメトリックのシンプルな書体だが、きちんと「文字」としての調整はなされてるようで、見た目に違和感なくキレイにまとまっている。アウトラインの角が落とされているので、それほど冷たい感じはしない。ただ「モヒート」という名前ならシャープにしても良さそうではあるが…。フィルに2種類あり、ソリッドなノーマルとかすれた Rough がある。どちらもオブリークと2種で計4種。大文字のみ。
ゴージャス感のあるモダンローマンディスプレイ。コントラストが強くブラケットの大きいコンデンスなモダンローマンで、全体的に腰高でやや変わっており、C/G/S の上の部分が筆っぽくなってるのが面白い。大文字のみだがリガチャーが多数用意されており、バリエーション豊かな文字組みが楽しめるようになっている。アケて組みたくなるがリガチャーを活かすためには我慢しよう(笑)。1ウェイトのみ。
ややコンデンスでダンディなオールドスタイルローマン(トランジショナルかも?)。「ネオクラシカル」をうたっており、確かに普通のオールドスタイルとはちょっと違うなという雰囲気はある。通常セリフは外側に対して沿って凹んでいるが、これはやや膨らみ気味である。可読性もよく、狭い空間に小さく組む新聞などで本領を発揮するだろうが、大きくディスプレイで使ってもカッコいいだろう。キリル文字もサポート。イタリックもあって10ウェイトで、Semi Bold だけデモ版が用意されており、無料でダウンロード可。