先頃より MyFonts が Fall into Fonts と称して秋のセールを行っている(なぜだろう…)。その中からひとつを紹介。ゆるゆるなモダンスクリプト。グリフの丸っこいかわいらしいタイプで、ベースラインも揃わずバウンシー。大文字にはオルタネートはないが小文字にはビギニング/ターミナルスワッシュがあり、その先にはハートが付いている(笑)。あとリガチャーも少々あり。アップライトと少し傾いた Italic もあり。それぞれ1ウェイトずつ。ただいま50%オフセール中で1書体500円ほど。
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本日『グミの日』らしいのでこんなのを。ラフな手書きだがラフすぎない丁寧なラフ(?)なブラッシュハンドライテン。筆ペンですっと書いたようなストロークで、全体的に細めながらコントラストが緩やかに付いており、グリフは手書きではあるもののしっかりしていて大変読みやすい。小文字には同じ文字が続きがちなものにリガチャーがあり、例えば ee や mm、nn などはデザインが違う2文字が続くようになっていて(画像の mm など)、退屈にならないような気配りがなされている所がニクい。カジュアルながら品がよく、いい書体だと思う。1ウェイト。
フォントというのもおこがましい(失礼)ような手書きフォント。これといった特徴はなく、ただただ子供がゆっくり丁寧に書いたような文字がそのままフォントになったよう。まあ可愛らしいのでは。イタリックもあって2ウェイト。
ちなみに Fiddle フィドルとは、アゴに挟んで弓で弾く4弦の楽器のこと。ようするにバイオリンの事なのだが(笑)、クラシックを弾くときは「バイオリン」、民族音楽を弾くときは「フィドル」と呼び分ける(『屋根の上のバイオリン弾き』という有名なミュージカルがあるが、これの原題が Fiddler on the Roof である)。楽器としての違いはまったくない。ただし奏法はだいぶ違う。歌い方で言えばオペラと民謡と思っていただければよい。本日は『バイオリンの日』だそうなので紹介してみた。
またまた出ました、最近流行りのレトロなソフトセリフ。2タイプあり、a や n のステムや e のバーが斜めのレギュラーと、それらが垂直水平になりセリフの形もちょっと違う Roca Two がある。どちらもボテッとぬちょっとしていて可愛らしいのは同じ。一部の字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。キリル文字もサポート。レギュラーと Two のいずれもイタリックがあって6ウェイトずつ。ただいま80%オフセール中。
本日『はちみつの日』らしいのでこちら。六角形をベースにしたハニカムなディスプレイ。基本はややコンデンスなモノラインのサンセリフで、水平なバーがほとんどなく、どれも60度(たぶん)に折れ曲がっているのが特徴。…まぁそれぐらいであり、ハチミツ関係以外には使いづらいのだが(笑)、まあこんなのもよろしいんじゃないでしょうか。サンプルは大文字のみだが、ちゃんと小文字もある。1ウェイトのみ。
本日は『ピーターラビット Peter Rabbit』の作者ビアトリクス・ポター Helen Beatrix Potter の誕生日(1866)。というワケでその世界観に合いそうなこちら。素朴(rustic)なフォントとイラストのパック。いわゆるブロック体の手書きの Postcard(2ウェイト)と Pure Cotton、ラフなスクリプトの Prairie Wind と Summer Journal の4種のフォントと、これらによく似合いそうなイラストがベクターデータと PNG で添付されている。大変ガーリーなのでそこらへんの用途にどうぞ。
本日は『アマチュア無線の日』という事なのでこちら(英語では amateur radio)。ラフでぼったりしたモダンスクリプト。筆ペンで書いたタイプで、コントラストがかなり強い。太いストロークは筆を倒し、細い部分は立てて書くとこういう感じになる。傾きはなくアップライトで、リレーションはまぁまぁ取れている。ロシア産らしく、キリル文字もサポートされている。名前の volna はロシア語で「波」という意味らしい。1ウェイト。
本日は 722 で『ナッツの日』だそうなので(なんぢゃそりゃ)こちら。手書き風ローマンとサンセリフのディスプレイ。カリグラファーがよくやるブロードペンでのレタリングでデザインされた(と思われる)書体で、字のサイズが不揃いなカジュアルなタイプである。セリフとサンセリフの両タイプがあるが、骨格はほぼ同じ。セリフの方には、グリフをちょっと変えた Salted(塩をふった)というタイプもある。かわいらしくもしっかりしたグリフで、手練のカリグラファーが書いたんだろうなぁ、というのが判る。
しつこくソフトセリフ。アクシスはほぼ垂直で、モダンローマンに近いだろうか。割とスタンダードで素直なグリフで、これまでのものよりはクセがあまりなく読みやすい。代わりというか、控えめなスワッシュオルタネートがあり、それでアクセントを付けられるようになっている。イタリックがないのがちと残念。5ウェイト。しかしこうやって連投しているとホントに多いと感じるな。日本でも流行れ~。
怒涛の流行りソフトセリフ攻めでこちら。スワッシュオルタネートがかわいいディスプレイ。やや太めの1ウェイトのみで、ソフトセリフにしてはややコントラストが強め。見ての通りスワッシュオルタネートがあり、また変わったリガチャーもそこそこある。普通のソフトセリフじゃ物足りないという人に。