本日『文鳥の日』というワケでこちら。かわいらしいモダンスクリプトのデュオ。アップライトのほぼモノラインの Script と、コネクションのない、文科省のいう所のブロック体の Sans がある。両方ともコンデンス気味で、Script の方にはちょっとしたリガチャーがある以外は字種はスタンダードっぽいので、あまり派手な文字組みはできない。代わりに書体のテイストによくマッチした大量のイラスト画像が各種フォーマットで付属しており、すぐにロゴが作れるようになっている。最近クリスマス用のイラストを多数追加したようだ。これからの季節にいかが?
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本日はかなりの数の○○の日が制定されてるが、その中のひとつ『トマトの日』にちなんでこちら。最近よく見るタイプのブラッシュスクリプト。スクリプトというよりただの手書きと言っても差し支えないほどのつたないハンドライティングで、筆感はたっぷりあって太細のコントラストが大きい。傾きはなくアップライト。スワッシュはないが、字形のオルタネートは結構あって、ランダムに組み合わせるとより手書き感が出るだろう。カジュアルでかわいらしいので、若い女性向けプロダクトやオーガニックなカフェなどに。1ウェイト。
本日『天使の日』という事でこちら。最近ではもうたくさんありすぎて食傷気味な(笑)モダンブラッシュスクリプト。字形はゆるゆる、アップライトでバウンシー。大文字はコネクションが取れたり取れなかったりである。コントラストはやや強め。見ての通りガーリーな雰囲気が強いので、その辺の用途にどうぞ。1ウェイト。
フェミニンなサンセリフディスプレイとブラッシュスクリプトのデュオ。サンセリフの方はややコントラストのあるゆったりしたタイプで、見ての通りリガチャーやスワッシュオルタネートが豊富にあって個性的な文字組みが楽しめる。スクリプトの方はモダンタイプではあるが、傾きは控えめで、サイズやベースラインはほぼ揃っていて行儀が良い。一見カッパープレートかなと思うが、多分筆ペン的なものでデザインしてると思う。共に1ウェイトずつ。
本日は英国のロックバンド「クイーン Queen」のボーカル、フレディ・マーキュリー Freddie Mercury の誕生日(1946)。てなワケで同名のスクリプトを紹介(なんか昨日とダブったが…)。ガーリーなアップライトのモダンスクリプト。派手なスワッシュが付いてるがベースラインはほぼ揃っており、そのせいでそれほどごちゃついた印象はない。めずらしくスモールキャップスがあり、文科省でいうところのブロック体のグリフが入っている。こちらは本体の小文字よりだいぶ大きい。3ウェイトあって、フローリッシュなどのオーナメントもあるのだが、それもちゃんと3ウェイトある。なかなかめずらしい。そういや『ボヘミアン・ラプソディ』まだ観てないや…。
ちなみにマーキュリー(メルクリウス)とはローマ神話の伝達・情報・商売の神で、ギリシア神話のヘルメスと同一視され、水星の英名となっている。
本日は『くじらの日』らしいのでこちら。アップライトのモダンブラッシュスクリプト。ま、最近よく見るタイプっちゃそうである。ちょっとバウンシーがキツめだが、ループが大きく全体に丸っこいので女性っぽい雰囲気がある。ちょっとごちゃごちゃしがちなので、気をつけて組んでもらいたい。ちなみにクジラと何の関係があるのかはまったく不明。検索したら Christopher Whale という名のアートディレクターが見つかったが関係はない模様(笑)。1ウェイト。
ぬちょっとして水分多めな感じのローマン。ストロークのクロスするところにやや大きめなインク溜まり?のようなニュアンスで丸くなっており、それが全体的に柔らかい雰囲気を醸し出している。全体的にはややクラシックながら、字形はオールドスタイルを基本に、やや丸くカウンター大きめにして可愛らしい。特に a のボウルは相当大きく、上のアーチとの隙間が大変狭くなっている。字種はスタンダード。イタリックもあって3ウェイト。本文用というよりディスプレイ向きだろう。名前は英語で「風変わり」。
本日はそりゃもういろんな「日」が設定されてるが、そのひとつ『パパイヤの日』にちなんでこちら。手書き風味のモノラインサンセリフ。やや太めの先が丸いマーカーで書いたような書体で、ややコンデンス。一部にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。カジュアルでかわいらしい雰囲気なので、オーガニックなカフェなどに似合うだろう。大文字のみの1ウェイト。
本日はいろいろ設定されてるが、その中の『花の日』を取り上げてこちら。華々しい感じのディスプレイ。ずんぐりしたプロポーションのモダンローマンをベースに、いろんな装飾が施されている。フィルがソリッドな Black、グリフ内に装飾が入った Tattoo、グリフの上下に装飾が置かれた Crown があり、Tattoo と Crown にはその部分のみのバージョンがあって、色分けして重ね打ちする事が可能になっている。ほかコロコロしたサンセリフの Umba も付属。ウェディングにどうぞとあるが、ちとやりすぎな気がしないでもない(笑)。
おしゃれで(笑)かわいらしい繊細なディスプレイローマン。軽いウェイトでヘアラインもあり、モダンローマンの雰囲気ではあるが、ブラケットがあるのでどっちかなーという感じ。全体的にがっつりバランス調整されておらず多少の不安定さがあり、a の背中がすとんと落ちてたり、v や y などはちょっと左に倒れてるように見えたりするが、それがかえってエレガントな雰囲気を醸し出してるのが不思議。たぶん狙っての事なのだろう。大文字はややコンデンス気味。小文字はx-ハイト大きめだが、あまり本文サイズ向きではないだろう。ただ長文には耐えられると思う。大きなリードコピーならイケるかなという感じ。サンプルのようにカジュアルなスクリプトと合わせるとよくマッチするだろう。1ウェイト。