オシャレでカジュアルなシグニチャー(サイン)タイプのスクリプト。やはり能書家ではない普通の人が書いたようなスクリプトで、作例のように全部をこれで組むのではなくアクセントとして使い、他はサンセリフなどで組んだ方が映えるだろう。オルタネートはかなり用意されているが、異体字切り替えではなく別フォントになっている。どうも Creative Market で販売されている書体全般がこんな感じ。その代わりパックで$16と非常にお安い。このサイトではこのタイプのスクリプトが非常に豊富に販売されているので、一度ご覧になってはいかが。
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本日は『クマのプーさん Winnie the Pooh』の作者、A. A. ミルン Alan Alexander Milne の誕生日(1882)。なので明らかにそれをもじった名を持つ書体を紹介。ぬちょっとした太くて柔らかいディスプレイ。アップライトの Roman と Italic、Italic をさらに丸めてコネクションを持たせた Script の3種のファミリー。ぶっとい割に結構可読性が良く、ミルクやお菓子のパッケージによく使われてそうな書体である。その辺の用途にどうぞ。
ゆっるゆるのかわいらしい手書きサンセリフディスプレイ。丸いフエルトペンで一発書きでデザインされたような字形で、字幅の狭い Narrow、広い Wide、両方が合わさった Mix、エレメントに花が付いたようなオルタネートがある Playful があり、それぞれにスモールキャップスと Bold ウェイトがある。あとスクリプトがひとつ。またオーナメントがかなり豊富で、春夏秋冬の季節名とそれぞれの花の名前の付いたフォントがあり、サンプルの字や図が小さくて判りづらいが(みんなこんな感じだった…)、ラベルにある図柄はすべてこれらの中にある。すごく女子ウケのよさそうな書体。ただいま50%オフセール中。
珍しいカジュアルなペンシルスクリプト。一見モノラインだが、鉛筆の力の入れ具合や傾きによるものと思われる抑揚がほんの少しだけあって、なかなか再現性が高い。サイトにグリフの表示機能がないので全容は判らないが、見た感じ大文字はかなり大胆に大きくデザインされている模様。スピード感がある割には雰囲気的には緩めでオシャレ。オルタネートがあるかどうかは不明だが、安いし気軽に使えると思う。1ウェイト。
本年ラストの投稿。例年なんか堂々とした書体を紹介することにしてたが辞めました(笑)。ゆるゆる手書きのライトウェイトサンセリフ。小文字はなく1ウェイトしかないが、字幅は Regular、Condensed、Extended の3種類あり、組み合わせて使うことで見本のようなカフェっぽい雰囲気を演出できる。また a や e など一部の文字は小文字形のグリフがオルタネートで入っており、ユニケースのようにして組むことも可能(見本左の MADE など)。元々$19と安いのだが、大晦日まで50%オフセール中。それでは皆さま、来年もお付き合いくださいませ。佳いお年をを~。
流行のゆるいモダンスクリプト。最近はこういうかっちりしてないカッパープレートが流行っている模様。個人的にはちゃんと書けないからまぁいいや的な「逃げ」に見えたりもするが(笑)、現在はこっちの方が受け入れられてる感もあるので、これも時代の流れなのだろう。この書体は2,000近いグリフが入っており、かなり使い出がある。この書体は1番から4番まであり、普通のカッパープレートに近い I、ラフさが少々抑えられた III、サンセリフに近いアップライトの IV というバリエーションがあるが、やはりこの2番が一番人気があるようだ。
ホリデーシーズンにふさわしいスクリプトとローマンのデュオ。スクリプトはブラッシュタイプで、ローマンはアウトラインはきちんとしてるが、フットやステムがラインに揃っておらず、両方共コンデンスでダイナミックに上下しており、大変ポップな印象がある。どちらもソリッドなものとアウトラインで影付きのものがあり、さらにそれらに彩りを加えるアイコンやイラストが入った Doodles がファミリーにある。ちなみに作者は、イスラム教徒が世界一多く、しかも雪も降らないインドネシア在住というのがおもしろい。
くりんくりんの手書きレタリングディスプレイ。基本的には、手書き風味の残るコンデンスなローマンで、字のあちこちがくりんとカールしているのが特徴。向こうの絵本などによく使用されているような書体である。Pro と名の付く割にはオルタネートは小文字にちょろっとある程度で、大文字には皆無。ウェイトバリエーションもなければアイコンもないというちと淋しい書体ではあるが、まぁ安いのでお気軽にどうぞ。
こういうのもスクリプトの類なのだろうかと悩むディスプレイ。伸びやかでラフなキャピタル。カリグラフィーでこういう書体を書く人もいるので、手書き書体である事は間違いない。一見簡単そうではあるが、こう綺麗にコントラストを出すにはブロードペンの細かいコントロールが必要で、さらに一発では書けず、ビルドアップ(複数回でひとつのストロークを書く)になるだろう。見た目とは裏腹に、結構高度なテクニックが必要となる書体である。大文字のみではあるがオルタネートやリガチャーが豊富にあり、さらにギリシャ文字やキリル文字もサポートしている。2ウェイト。イタリックもあり。ただいま90%オフセール中。
名前の度数の強さとは裏腹にかわいらしいミクスドファミリー。ぼったりしたビスケットのようなサンセリフと、ブラッシュとモノラインのスクリプト、あとややウェイトの軽いスラブセリフがある。サンセリフとスラブセリフには小文字はなし。酒よりはスイーツに似合いそうな雰囲気である。ただいま35%オフセール中だが、元々が全部買っても3,000円程度と非常に安い。