言葉では何とも説明しづらいディスプレイ。基本は Didone に近いコントラストの強いジオメトリックなローマンで、コントラストの付け方はアール・デコ風。バーや斜めのストロークがある字はそこで上下あるいは左右に分かれており、かなりおもしろい独特な形をしている。この文字に似合うヘアラインにティアドロップの付いたオーナメントも付属している。可読性に難はあるがラグジュアリー感があり、ファッションや化粧品などによく似合うと思う。大文字のみで1ウェイト。
Tag: #quirk
これもバレンタイン向けといえばそうかな。最近発表されたディスプレイ。見方によってはモダンセリフにも分類できると思う。それをさらにデコラティブにしたものと言えるだろう。ヘアラインが細すぎるので小さく使うのには不向き。Didotのように高級女性ファッション誌などに大きく使うといいだろう。アップライトとイタリックが2ウェイトずつ、それとそれらのデコラティブバージョンがある。オーナメントもあり。販売サイトではかなり豊富な組版事例を見ることができるので、一見の価値あり。特にオーナメントだけで組んだパターンは、チョコレートの包装紙なんかに良さそう。