とんでもなくドハデに装飾されたディスプレイ。見ての通り文字が装飾されたというより、花などの様々なモチーフを組み合わせて文字を構成したといった方が正確な書体である。名前からしてメキシコのトロピカルな植物やドクロなどが用いられている模様。さらにこちらカラーフォントになっており、Adobe の対応したアプリなら最初からこのように色付けされた文字が打てるようになっている。通常のモノクロもあるのでご心配なく。大文字のみ。
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信じようが信ずまいが10月がスタートしたので挨拶しましょう。かわいらしくカジュアルなモノラインスクリプト。グリフが結構暴れててラフではあるが、ストロークのせいか結構かわいらしい雰囲気の書体。大文字のオルタネートはないが、小文字にリガチャーが50種以上あって、文字組みのバリエーションが楽しめる。画像のアップライトの他、やや傾いたイタリックバージョンもあり。他、なにやら Single Line というバージョンがファミリーにあるようだが、グリフが確認できないのでどういうものか不明。
本日中秋の名月ということでこちら。繊細でコントラストの強いモダンローマンをベースに、ヘアラインの先に大きなドットの付いたオルタネートを持つ変わった書体である。リガチャーも150種以上ある他、スワッシュのみの Swashes もファミリーにあって、好きなだけ付け足せるようになっている。ハデにおもしろい文字組みが楽しめるが、センス良く使いこなすのはなかなか難しそう。1ウェイトのみ。
なんか最近やたら勧められるので紹介。レトロなモノラインスクリプト。20世紀中盤ぐらいまでのスタイルで、派手さはなく全体的に丸っこい。大文字にオルタネートはなく、小文字のスワッシュオルタネートもかなり控えめで、個人的には正直あんあまり…(笑)な書体である。i や j のドットがハート型なのか V 字型なのかちょっと判別がつかないが、そういう風になっているのが特徴。全体的にガーリーな雰囲気があるのでその辺にどうぞ。3ウェイト。
みんな大好きジオメトリックサンセリフ。この種の書体はあまりバリエーションを出せないと思うが常に開発され続けており、まだちょっと違いを出せるようである。この書体は基本はxハイトが大きめの現代的なもので、そのほかには見ての通り、ちょっとしたグリフ違いのオルタネートが数種用意されている(ここにはないが g にもちゃんと2階建てがあり)。文字の大きさや文の長さによって使い分けると良いだろう。9ウェイト。ただいま60%オフセール中。
ゆったりしたエレガントなモダンローマンディスプレイ。この手の書体は最近よく出ていて、大体が背の高いプロポーションをしているが、これは珍しく横幅広めのxハイト大きめでちょっと変わっている。リガチャーが小文字には多めに用意されているが大文字にはまったくないので、使う際は小文字必須である。イタリックの傾きが強めなのも珍しい。1ウェイトのみ。
本日は 925/1000 (92.5%) 銀の『スターリングシルバーの日』だそうなので(初めて知った)こちら。ヴィンテージ感あふれるディスプレイローマン。ややコンデンス気味の古典的なローマンで、アウトラインがややガタついている Rough、あちこち途切れている Stencil、フィルが荒れている Stamp の3種のスタイルがある。ちょっとしたグリフ違いのオルタネートや、クラシカルなリガチャーが多数ある他、この書体に似合うイラストが少々添付されていて、すぐにロゴが作れるようになっている。画像には大文字しかないが小文字もちゃんとあって、傾いたオブリークタイプもある。
なんと発音していいのか分からない名前のなんとも変わったブラックレターディスプレイ。なんとブラックレターのクセに大文字しかなく、大文字同士のリガチャーがあり、かつサイズが半分になり上下に重なったグリフ(画像の BO の部分)もある。タイポグラフィやカリグラフィーに詳しい方はご存知だが、ブラックレター含めスクリプトは「大文字だけで組むのはご法度」なのであり、その常識を破った書体である。
ま、なぜスクリプトを大文字だけで組んじゃいけないかというと、「文字の左右がガタガタゴチャゴチャしてるためそれが連続して並ぶと超絶うるさく読みづらい」から、というだけなので、スクリプトでもうるさくない、例えば Mistral などは大文字で組んでも大丈夫である。本書体も左右がおとなしいグリフが小文字部分に割り当てられてるため(画像の “INTRODUCING”)、基本はこれで組み、先頭にデコラティブなものを置いて、あとは適宜リガチャーなどを使用すればうまく組めるだろう。怖がらずに使ってみて欲しい。1ウェイトのみ。
レトロなサンセリフディスプレイ。やや太めでコンデンスなジオメトリックサンセリフで、一部の文字にはにゅよっと伸びるスワッシュオルタネートがある。母音にはやや小さくなった上付きおよび下付きのオルタネートがあって、スワッシュを避けられるようになっている。アウトラインの角が丸くなっていて、それが優しい雰囲気を醸し出している。オーガニックな雰囲気がカフェやキャンプ用品などに似合うだろう。小文字はなく1ウェイトのみだが、アウトラインバージョンがあり。
本日『空の日』らしいのでこちら。ダンディなシグネチャースクリプト。傾斜が強く繊細でスピーディーなストロークだが、めずらしくストロークにコネクションがあまり取れておらず、1回1回ペンが紙から離れている印象。リガチャーが多数あるのでそれでコネクションは表現できるが、使わなければそれぞれの字が孤立するような結構めずらしいタイプである。1ウェイトのみ。