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Papyrus

Papyrus

なんか不意にこの書体を見かけたので紹介。ラフなカリグラフィーヒューマニスト。15世紀頃に現れたヒューマニスト体を元にデザインされた書体で、往時のものよりはかなり細めのウェイトで、グリフも結構ラフでカジュアルになっている。エッジもガタガタでラフな紙に書いたような雰囲気があり、「パピルス」の名にふさわしい。ちなみにこの書体は以前は Mac に標準搭載され、またかなり多用されたために「もういいよクソダセェ」と欧米のデザイナーからは Comic Sans と同じぐらい嫌われていた(笑)。とはいえ、映画「アバター」のタイトルロゴの元になっていたり、徐々に復権の兆しはあるかと思う。筆者は結構好きな書体。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
1983
Designer(s)
Publisher

Eurostile Next

Eurostile Next

超有名古典的?ネオグロテスクサンセリフ。角の丸い四角をベースにした書体で(こういう形を squarish と表現するらしい)、’80年代ぐらいまでは結構多用されており、特にスポーツ分野でよく見たような気がする。今となってはレトロテイストを表現するのに適した書体となっているが、2012年頃に字種やファミリーを拡張して Next という名が付いてリニューアルされた。この作業には日本人の小林章さんも加わっている。字幅に5種類あって、イタリックもあって5ウェイトずつで計50種。

Category(s)
Design Date
1962, 2012
Publisher

Almandin

Almandin

手書きの跡が強く残っている柔らかなサンセリフ。と言っていいのかよく分からないが、Palatino Sans のように手書きのニュアンスが強い書体で、作者たちはカリグラフィーを学んだ後、Robert Slimbach の Cronos を大いに参考にして制作したそうだ。ストロークは中央が細く端が丸く膨らんでおりながら筆をスッと抜いたような感じもあって手書き風味があるが、骨格そのものは活字っぽい。ハイブリッドされた書体である。イタリックもあって7ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。

Category(s)
Design Date
2025
Publisher

Macbeth

Macbeth

本日はかのシェイクスピア William Shakespeare の誕生日(1616)だそうなのでこちら。レトロでぶっといゴシック風味のディスプレイ。太めのモノラインストロークに小さく鋭いウェッジ型のセリフが付き、ストロークの端がところどころ鋭いナイフのようにカットされている。説明文にはアール・デコ風とあるが、ちっともそんな感じはせず(笑)、どちらかというとブラックレターに近い。まあちょっと「いかにも」なスタイルで正直ダサい感じはするが、あと30年したら多分かわいく見える(かも)。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
Publisher

Edison

Edison

本日『発明の日』だそうなのでこちら。がっしりしたごくごくマジメな本文用ローマン。スラブセリフ並にセリフが太く大きなローマンで、プロポーションもどっしりしており、xハイトが大きく読みやすい。とにかく実用性に特化した無骨な工業製品のような書体である。作者はかのヘルマン・ツァップだが、ファンである筆者はこの書体を知らなかった(笑)。こんなのも作ってたんだな…。イタリックもあってウェイトは Book と Semibold の2種。他にやや幅が狭くウェイトの強い Bold Condensed があるが、完全に見出し用。

Category(s)
Design Date
1978
Designer(s)
Publisher

Bureau

Bureau

ハイコントラストでコンデンスなモダンローマンディスプレイ。古典的?モダンローマンの Didot を参考に制作したそうで、確かに割とクラシカルな雰囲気を持っている。イマドキの書体としてはめずらしくハデなオルタネートやリガチャーはなく、ごくスタンダードで潔い。ウェイトバリエーションもないが、見出し用の Display とややコントラストを弱めた Text の2種がある。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)

Cochin

Cochin

古くて有名だけどあんま使われてない(笑)定番書体。フランス生まれのトランジショナルローマンで、18世紀の版画家シャルル=ニコラ・コシャン Charles Nicolas Cochin の彫った文字を参考に1912年に制作された。最初は Nicolas Cochin という別の書体を作ったが、原典に寄せすぎたためかちょっとクセがあって使いづらかったようで、もうちょっと普通に調整したものが本作である。Nicolas Cochin に比べてxハイトが大きく、大文字と小文字のウェイトも揃っていて読みやすいだろうか。B の中央のバーがにゅよっとカーブしているのが特徴的。デジタル化にあたっては Matthew Carter 氏が関わった模様。2ウェイト。ちなみに LTC 版の Nicola Cochin は Adobe Fonts にて配信されている。

Category(s)
Design Date
1912, 1989
Publisher

Serlio

Serlio

堂々としていてかつエレガントなローマンキャピタル系ディスプレイ。ウェイトは軽くグリフはややアレンジが強いが、雰囲気はローマンキャピタルそのもので美しい。結構古い書体のようでリガチャーやオルタネートがないばかりか、誰がいつデザインしたのかも不明である。まぁ Linotype なのでドイツ国内の誰かかなぁと思う。名前は同名の15世紀イタリアの建築家、セバスティアーノ・セルリオ Sebastiano Serlio から来てる…のかもしれないが不明である。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイトのみ。

さて本年はこれにて最後の更新となる。2025年もぼーっと続けていくのでどうぞよろしくお願いします。皆さまよいお年を。

Category(s)
Design Date
Designer(s)
Publisher

Sprint

Sprint

本日は(現時点で)人類最速の男(9.58s/100m: 2009)、ウサイン・ボルト Usain Bolt の誕生日(1986)。というワケでこちら。レトロなレタリングスクリプト(?)。イタリアの有名なタイプデザイナー Aldo Novarese の作で、当時のレーシングカーなどによく見られたスタイルの書体である。太めの前傾したサンセリフで、繋がってはいないがスクリプト風味が多分に加味されており、なんとも言えないいい味を出している。s が筆記体な感じになっているのが特に良い。古い書体なのでオルタネートなどはナシ。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
1974
Designer(s)
Publisher

Metro Nova

Metro Nova

可読性の良いヒューマニストサンセリフ。アメリカのグラフィックデザイナー、William Addison Dwiggins (1880–1956) が1930年に制作した書体で、そのデジタル復刻版である。復刻には日本人タイプデザイナーの大曲都市氏が携わり、その経緯をご本人がブログで記してあるので、詳しくはそちらを御覧いただきたい。実はこの書体は知らなかったのだが、Dwiggins の伝記の復刻が Kickstarter で始まったのをきっかけに氏の書体を探したらこれがあった。かわいらしくもあり、ひと目で気に入ってしまった。オススメの書体です。ノーマル幅7ウェイト、Condensed 6ウェイト。

Category(s)
Design Date
1930, 2012
Publisher
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