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Fairfield

エレガントながら男性的なトランジショナルローマン。コントラストが強くモダンローマン風味があり、xハイトが小さく、そのためクラシカルな雰囲気がある。本文用とキャプション用があるという変わったオプティカル構成になっており、Caption の方はイタリックしかないが、本文用のイタリックよりちょっとだけ傾きが弱く、また字幅が広めになっている。1992年制作と古い書体のため字種は少なめだが、スモールキャップスとオールドスタイル数字はサポートしている。それぞれ4ウェイトずつ。

Category(s)
Design Date
Linotype
Publisher

Herculanum

本日はスイスのタイプデザイナー、アドリアン・フルティガー Adrian Frutiger の誕生日(1928)なのでこちら。ラフでつたない感じの手書きディスプレイ。一時期 MacOS に搭載されていたので見たことがある人も多いだろう。とてもカジュアルでかわいらしい感じがすると思うが、カリグラフィーの知識がある人には非常に素朴で古めかしい印象を受けると思う。というのも、1世紀頃のローマ時代の書物を参考に作られたものだからである。1990年に Linotype が Type Before Gutenberg と銘打って「グーテンベルク以前の書体をフォントにしよう」という企画を立ち上げており、これはその時に作られた書体のひとつ。名前は西暦79年にヴェスヴィオ山の噴火によりポンペイと共に滅んだ都市ヘルクラネウム Herculāneum から来ている。

Category(s)
Design Date
1990
Designer(s)
Publisher

Bell Centennial

本日は電話の発明者、グラハム・ベル Alexander Graham Bell の誕生日(1847)というワケでこちら。可読性の良いサンセリフ。電話帳のために特化してデザインされたサンセリフで、多くの字を印字するために字幅は狭め。また質があまり良くない紙に小さく印字されるため、インクの滲みを計算してあらかじめ線がクロスするところに「逃げ」が打たれている(インクトラップという)。現在はもはや電話帳は役目を終えているため本来の用途で使用されることは少ないが、このインクトラップがおもしろくてディスプレイとして使うデザイナーもいる。元は1922年に制作された Bell Gothic というものを使用していたが、ベルの会社の創立100周年である1976年に centennial(100周年)の名を付けてリニューアルされた。

Category(s)
Design Date
1976
Publisher

Peignot

本日はフランスのグラフィックデザイナー、A. M. カッサンドル Adolphe Mouron Cassandre の誕生日(1901)。というワケで氏のデザインした書体を紹介。アール・デコ風味のディスプレイ。「ペイニョ」と読む。フランスのファウンドリー、ドベルニー&ペイニョ Deberny et Peignot のためにデザインしたものとのこと。大文字は大文字だが(そりゃそうだ)、小文字のグリフには大文字と小文字が入り混じっているのが特徴。ストロークにコントラストがあって、角が大きく丸くなっている。
カッサンドルはその作風で一斉を風靡したが、晩年は不遇と貧困に喘ぎ、最後は拳銃自殺した。亀倉雄策は自著『亀倉雄策の直言飛行』で、「あれほど、世界中を自分の才能で征服した人が、なぜ自らの命を絶たねばならなかったのだろうか」とその死を悼んでいる。同著によれば、自殺したそのデスクの上には、ドイツの活字会社から「あなたの書体が少しも売れない」という苦情の手紙があったという。この Peignot のことではないようだが、その書体が何なのかは不明である。現在ではカッサンドルの当時のオリジナルのポスターは、印刷物にも関わらず、数百万円以上の値で取り引きされているらしい。

Category(s)
Design Date
1937
Designer(s)
Publisher

Noris Script

本日はドイツのタイプデザイナーでカリグラファーのヘルマン・ツァップ Hermann Zapf の誕生日(1918)。氏の書体は Palatino や Optima 等が有名だが、あまり知られてないこちらを紹介。氏の作風の特徴がよく出ているカリグラフィーイタリック。Zapfino とは違いかなりおとなしめだが、カリグラファーにはペンが複雑に動いていることがよく解ると思う。アウトラインはかすれも再現されており、結構リアルである。グリフ数はオルタネートもなく400弱と少ないが、その分安いので、カリグラファーは買って拡大して教材にするのもいいと思う。名前の Noris は、氏の生まれ故郷のニュルンベルクのラテン語名だそうだ。

Category(s)
Design Date
1976
Designer(s)
Publisher

PGF Americas

ラフでつたない感じのサンセリフディスプレイ。ルドルフ・コッホの木版文字にインスパイアされたとあって、なるほど Neuland によく似ている。アウトラインがあまり厳しく調整された感じのしないラフなスタイルで、Neuland と違い10ウェイトもある。ほか、文字内に線が入った Inline とちょっと細いラインの Inline F、一文字ずつ四角で囲まれた Initials、これに似合うオーナメント(Ornaments)やイラストフォント(Dingbats)もファミリーにある。リガチャーも多数あり。全体的に中南米風味のある書体だなーと思ったら、作者はチリ人らしい。ただいま60%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2021
Publisher

Revival 565

スタンダードなオールドスタイルローマン。元はスウェーデンの Verbum というファウンダリーがコペンハーゲンにあった Berling というファウンダリーのために1951年にデザインした同名の書体で、これを Bitstream が Revival 565 という名前で販売し、それに ParaType がキリル文字を付け足したのが本作、という事らしい(くそややこしい)。元の Berling という書体は Linotype でデジタル化されており、のちに Berling Nova としてリファインされている。

本日は3.11。復興(revival)の意味を込めて。

Category(s)
Design Date
2009
Publisher

Avenir Next World

ワールドワイドになった Avenir。1988年に Adrian Frutiger によって「Futura をもうちょっとヒューマニストに」と制作された Avenir が、2012年に小林章さんによってリファイン・拡充されて Avenir Next となり、この度さらに多数の言語をカバーして再拡充された。各アクセント記号を含めたラテン文字はもちろん、キリル文字、ギリシャ文字、アラビア文字、タイ文字、ヘブライ文字、グルジア(ジョージア)文字、アルメニア文字を同様のテイストでデザインして収められており、グリフ数は2000を超えている。ただしイタリックにはアラビア文字、グルジア文字、タイ文字はないそうだ。「全部はいらんから安くして」という人のために(笑)、それぞれの文字セットをバラにしたものもある。デザイナーには日本人では小林さんの他、大曲都市さんの名前も見える。10ウェイト。ただいま50%オフセール中。

ちなみに画像には、金環食完成の前後に見える「ダイヤモンドリング」という現象が描かれていると思われる。この紫の部分がかの有名な「コロナ」である(笑)。本来いい名前なんだけどねぇ…。

Basilia

本日は『ピザの日』らしいので、バジルっぽい名前のこちら。これといった特徴がない(おい)スッキリした素直なモダンローマン。ヘアラインがやや細めでxハイトも小さいのでディスプレイ向きだと思う。古い書体のようで、字種も普通でウェイトも3種と少なめ。ただちょっと変わってるのが、Medium ウェイトに非常に幅の細い Compressed というバージョンがある。あまりに細いので、一見 Empire かと思うほど(言い過ぎ)。こちらは大文字のみ。

Category(s)
Design Date
1973
Designer(s)
Publisher

Electra

本日終了の Type through the Eras セールより紹介する最後。割と有名なトランジショナルローマン。20世紀中頃にアメリカで制作されたもので、人によってはモダンローマンに分類するかもしれないぐらいにそっち寄り。本文用として設計されており、コントラストは強いものの、結構読みやすい。手持ちの書籍でこれで組まれたものがあり、なかなかエレガントでいいなと思った。かくんと折れ曲がった f がなかなか特徴的である。本文用と見出し用の Display があり、それぞれイタリック(Cursive と呼称)もあって2ウェイトずつ。

Category(s)
Design Date
1935
Publisher