Monotype

Category: Display

Sophia

Sophia

本日はトロイア遺跡を発見したシュリーマンの誕生日。そのものズバリ Iliad という書体もあったが、まったくギリシャ風味はなくしかもダサいので紹介は見送り(笑)、こちらの書体を紹介する。6世紀コンスタンティノープルにあった碑文の書体を参考にデザインしたものだそうで、ギリシャ感バリバリである。小文字はないが、その代わり小文字部分には大文字のオルタネートグリフが入っていて、それらには右側に伸びるセリフの落とされたバーがあり、それで後に続く文字とリガチャーを作ることが可能になっている。’93年制作と古い書体だが、すでに OpenType のような機能を持っている事にびっくりである。さっすが Matthew Carter。今ならギリシャ文字もサポートしてたかな。
ブラピ主演の映画『トロイ』良かったなぁ。塩野七生はじめ専門家からは色々批判もあったようだが、純粋にエンターテイメントとして楽しめた。また観ようかな。Do you know what’s there, waiting, beyond that beach! Immortality! Take it! It’s yours!!

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Design Date
1993
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Quainton

Quainton

本日は「囲碁の日」「いちごの日」らしいが無視する(笑)。コントラストが非常に強いモダンローマンディスプレイ。プロポーションはややぼったりしてるが、大変ラグジュアリー感がある。セリフは普通のモダンローマンのようなヘアラインではなく三角形で、最近入手した資料によれば、こういう形は wedge というっぽい。オルタネートはまったくないが、普通に組んでも結構目を引くだろう。ちょっとでも小さくするとヘアラインがすっ飛んでしまうので、かなり大きめに使う必要がある。1ウェイト。

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Design Date
2016
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Chevalier

Chevalier

フランス語で「騎士」の名を持つ王道のカッパープレートローマン。小文字のない(スモールキャップスはある)書体で大変高級感があり、名刺などの社交用によく用いられる定番書体である。最近はまぁWebサイトのURLやメールアドレスなどがあり、これでは組めないのでなかなか使用機会も減っているが…ま、これを使う時はそれらを入れるのは野暮ってもんだろう。情報よりもエレガントさを優先してネ(笑)。オープンフェイスとシェーディングタイプがあり、オープンフェイスには通常の大文字とスモールキャップスのベースラインが揃ったものと、大文字が下がった(あるいはスモールキャップスが上がった)タイプがある。シェーディングタイプには四角で囲まれた白抜きのイニシャルタイプがあり。元はスイスのハース社(Haas)から発表された活字書体で、Linotype などいくつかのファウンダリーよりデジタル化されている。

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Design Date
1946
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MFC Laroux Initials

MFC Laroux Initials

デコラティブなイニシャルフォント。19世紀に発行された Monograms and Alphabets for Combination という本にあったものをフォント化したものだそうである。ケルト風味のある組紐文様が組み込まれたアルファベットに植物が絡んだデザインで、文字組みはせず単体での使用が想定されている。基本的にアウトラインだが、花のオーナメント部分だけが塗りつぶされたバージョンがあり、重ね打ちする事で彩色が可能になっている。このテの書体はなかなか使い道が限定されていて扱いづらいが、筆者はカリグラフィーをやるせいか結構好きである。なんかのロゴにそのまま使えるかなーと思う。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher

Roma

Roma

毎年この日には Trajan 風味の書体を紹介してるので今年も。例のトラヤヌス帝碑文をベースにしたサンセリフ。先日紹介した Trajan Sans に勝るとも劣らない完成度で、まぁ早い話がカブってしまうのだが、こちらは小文字があるのが違う所。小文字の方はヒューマニスト系のプロポーションで、x-ハイトが大きく可読性が良い。通常のソリッドなものは4ウェイトで、それとは別に塗りつぶしのパターンが3種類あり、サンプルのように彫ったようなシェーディングが施された Inscribe、逆に盛り上がったような Shaded と、アウトラインのみの Outline があり、それぞれの陰陽が逆になったものもあって、それぞれに色付けして重ね打ちできるようになっている。本日より3連休&クリスマス。皆さん良い週末を。

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Design Date
2011
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Salt & Spices Mono

Salt & Spices Mono

モノラインのミクスドファミリー。セリフ・サンセリフ・スクリプトとあって、そのすべてが細めの抑揚のないストロークでできている。スクリプトは紐がのたくったような感じで、セリフとサンセリフは腰高でx-ハイトが小さく、なかなかおもしろいスタイルをしている。両方とも小文字はなくスモールキャップスで、通常のものとカウンターが塗りつぶされたもの、アウトラインのみのバージョンがある。スクリプトの方には影のみのものがあり。元はブラッシュの Salt & Spices Pro というのがあり、これのモノラインバージョンである。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Cotoris

Cotoris

エレガントなフレアセリフディスプレイ。コントラストが強いが字形はあくまで柔らかく、小文字も小さくて優雅な雰囲気がある。リガチャーはかなり豊富に用意されていて、おもしろい文字組みが可能。小さなオーナメントも多数付属している。3ウェイトあるが、イタリックはレギュラーウェイトのみ。オトナの女性向け全般に重宝するだろう。作者は日本人で、名前は「小鳥」から来てる…のかな? 小鳥のアイコングリフがある。

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Design Date
2007
Designer(s)
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Badhorse

Badhorse

レトロな雰囲気を持ったセリフドゴシックとモノラインスクリプトのデュオ。勝手にセリフドゴシック(Serifed Gothic)なんて造語を用いたが、要するにコントラストのない(弱い)サンセリフにセリフと呼ぶにはかなり小さいセリフがちょこんと付いたものをこう呼ぶ事にする。ゴシックは小文字がなくてスモールキャップスで、ゴシック・スクリプト共に1ウェイトしかないが、見ての通りオルタネートが、そんなに豊富でもないが、まぁまぁの数があって、色々と文字組みが楽しめる。実際販売サイトへ行って作例を見て欲しい。作者はインドネシア在住の模様。向こうもラテンアルファベットが常用されてるので、欧文に関する感覚は日本人より優れているのだろう。

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Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Napolitanka

Napolitanka

本日は真珠湾攻撃の日で、ジョン・レノンの命日で、AKB48劇場杮落しの日なのだが、どれにもちなんだ書体が見つからなかったので普通に紹介する(笑)。コンデンスでコントラストの強い Didone ディスプレイ。ヘアラインが極端に細く、かすれてしまいそうで目がチカチカする。ストロークがフックしている所にはティアドロップターミナルが付いている。全体的に18~19世紀オランダのオーナメント活字のような雰囲気がある。2ウェイトあって、Regular と Bold の差がかなり大きい。ただいま45%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Synopsis

Synopsis

ちょっと変わったディスプレイサンセリフ。字形はローマンキャピタルを基本としており、均整が取れていて美しいが、変わっているのがそのステム。インラインになっているのだが、その入れ方がステムが捻れて見えるように入っている。まるでチュロスで作った文字のよう。プロポーションのせいかファンシーさはなく、どことなくラグジュアリー感がある。高級な化粧品や香水のパッケージなどに使用すると映えると思う。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。

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Design Date
2015
Designer(s)
Publisher
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