本日は20世紀前半に活躍したアイルランド生まれの建築家・プロダクトデザイナー、Eileen Gray アイリーン・グレイの誕生日。という事で、彼女の名を冠した書体を紹介。アール・デコスタイルのサンセリフディスプレイ。バーの下がった E や F、頭でっかちの B、R、積分記号みたいな S など、アール・デコの特徴がよく出ている書体である。ちなみにグレイはインテリアデザイナーとしても知られ、特に E-1027 というサイドテーブルは有名で筆者も愛用している(コピーだけど・笑)。5ウェイト。

本日は20世紀前半に活躍したアイルランド生まれの建築家・プロダクトデザイナー、Eileen Gray アイリーン・グレイの誕生日。という事で、彼女の名を冠した書体を紹介。アール・デコスタイルのサンセリフディスプレイ。バーの下がった E や F、頭でっかちの B、R、積分記号みたいな S など、アール・デコの特徴がよく出ている書体である。ちなみにグレイはインテリアデザイナーとしても知られ、特に E-1027 というサイドテーブルは有名で筆者も愛用している(コピーだけど・笑)。5ウェイト。
様々なスタイルのサンセリフディスプレイ。8種類のスタイルがあり、それぞれ 1901, 1913, 1919, 1927, 1933, 1945, 1984, 2001 という名が付いている。察しの通りこれは西暦で、それぞれの年代のスタイルを踏襲しており、例えば1901はアール・ヌーヴォー調であったり、2001はかの宇宙の旅的な所からインスパイアされたりとなっている。パッと見はすぐに違いが認識できないが、ひとつひとつじっくり見ていくとおもしろいだろう。これらはすべて大文字のみだが、これらとは別に Text というのもあって、これは小文字もあり、ギリシャ文字やキリル文字もサポートしている。それぞれ7ウェイトずつ。
なんとも珍しい書体が発表されたので紹介する。骨格的には普通のローマンだが、見ての通りアウトラインがかなりラフにカクカクしており、まるで版画か切り紙でデザインしたようなシェイプになっている。小さく本文サイズで使うと、パッと見では普通のローマンに見えるかもしれない。小林章さんの Conrad もなかなかおもしろい書体だが、ここまでインパクトの強いものはそうないだろう。これタグの付けようがないな…(笑)。インラインの大文字とオーナメントがあって、オーナメント類はコロンビア先住民の民族文様を模したものになっているそうだ。Std と Pro があって、それぞれ4ウェイト。ただいま84%オフセール中。
「希望に満ち溢れたバッタ」とかいうディスプレイ。バッタっぽい躍動感は全然なく、細いモノラインで手書き風にラフかわいく書かれている。ストロークの端にセリフの代わりに小さなドロップが付いているのが特徴。このブログの熱心な読者(いるのか?)ならお気づきだろうが、以前紹介した「希望に満ち溢れたキリン」という書体と同じ作者である。学生は夏休みに入ったようだが、ポケモンばっかり追いかけてないで、たまには原っぱでバッタでも追いかけてみてはいかがだろうか。
僕らの生まれてくるずっとずっと前(筆者はそうでもない)の1969年のこの日、アポロ11号が月に行ったって言うので、月の女神の名を持つ書体を紹介。アール・デコ調のディスプレイ。柔らかい女性っぽい雰囲気を持つ、コントラストの強い細身のサンセリフ。なんかおもしろい月のアイコンが入っている。ちなみに作者は小林章さん。名前にこの書体の特徴的な g を入れたいという事で別の名前を付けてたが、却下されてしまったとかいうエピソードを見たような気がするが、出典が探せなかった。間違ってたらゴメンなさい。
太めのDidoneなディスプレイ。ブラケットはあるがコントラストの強いアップライトのモダンローマンで、オルタネートにリボンのようなスワッシュが付いた字形が多数ある。Headline とあるからには Regular やなんかがあるかと思いきや1ウェイトしかなく、イタリックもないが、結構華やかな文字組みが楽しめるだろう。こんなんもウェディングにどうぞ。ちなみに作者はタイ人らしい。
手書きのラフなミクスドファミリー。基本はカッパープレートっぽいのが1種とブラッシュが1種、コンデンスなモダンローマンが1種あり、カッパープレートの方にはアウトラインがあって、それの塗りつぶしのパターンが多数ある。文字通りカメレオンのようにいろんな表情が楽しめる。オーナメントやバナー類も充実している。こんなカジュアルな招待状もなかなか良かろう。もうちょっとで今年も上半期が終わる。いやー怒涛の半年だったよね…疲れた。
かわいらしいモノラインディスプレイ。イタリックの風味が多分にあり、サンセリフとスクリプトの中間のようなテイストで、くるくるとカールしたラインが特徴的。スワッシュオルタネートやフローリッシュがちょろっと付いている。ちょっと子供っぽいが、カッパープレートのオトナエレガントな風味があまり好きじゃないという花嫁にいかがだろうか。説明文には「カップケーキショップや結婚招待状、フランスやイタリアへの食べ歩きツアーなどに」とある。なんか限定的(笑)。1ウェイトのみ。
太めのモノラインスクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトはアップライトでかなり可愛らしく仕上がっており、スワッシュはないがリガチャーが異様に豊富。オルタネートも含め700ほどのグリフがある。サンセリフの方は大文字のみで、よくよく見るとあちこち不揃いで躍動感がある。どちらもキリル文字もサポート。キュートさを演出したいウェディングにどーぞ。
平筆で書いたローマンキャピタルスクリプト。以前紹介した Turquoise と同タイプの書体だが、こちらはやや威風堂々感が弱くカジュアル気味で、手書き感がよく残っている。こちらも通常はない小文字があり、スワッシュの付いたオルタネートも豊富にある。10ウェイトもあり、さらにはオーナメント類の他、銅版画風のクラシックなイラストアイコンも多数収録されている。MyFonts のページにはかなりの数のサンプルがあるので、そちらもご覧頂きたい。これもウェディングにはよくマッチするだろう。ただいま72%オフセール中。