こんなに出して来年はどうするんだろうと思うぐらいのバレンタイン特集(笑)。フランス語で「愛」の名を持つディスプレイ。コンデンスなローマンだが、よくよく見ると線がぐにょぐにょ。手書きではあるものの、極力注意して手書きのニュアンスを消している。が、それが逆に温かさを醸し出している。アップライトとイタリック、それぞれ2ウェイトずつ。これもやっぱりオーナメントやフレームが充実している。
Category: Display
画家ポール・セザンヌの筆致をフォント化したスクリプト。元々、フィラデルフィア美術館での展示会のために作ったらしい。一時期欧米ではこれを使うのがかなり流行っており、色んな広告で使われてるのを見た。しかしその流行は日本にはまったく伝播せず(笑)。日本人には読みづらかったのかもしれない。オルタネートが2種入っており、多数のリガチャーがある。そして実は、サンプル画像にあるようなスケッチも全部フォント化されている。簡単にイラスト付きのデザインができるワケだ。アーティストな彼のためにこんなんもバレンタインにいかが?
懲りずにバレンタイン特集を再開。「あなただけよ」という名の、Carlinoと似た太めのペンで手書きしたような柔らかいディスプレイ。ユニケースで大文字小文字の区別はない。LightとBoldの2ウェイト(あんま差は感じない)に、イタリックと、ボウルが塗りつぶされたHoleというバージョンがある。この手の書体の御多分にもれず、可愛らしいオーナメント類が充実してる。♪おんりゆーううーううぉうぉうおー(これ知ってる人は結構年です)。
本ブログのロゴに使用している書体。Trajanと同じく、古いローマの碑文を元にデザインされた堂々とした美しいローマン。Trajanよりは手描き感が薄く、やや人工的。3ウェイトあり、ファミリーとしてややデコラティブなバージョンもある。元々Google FontでWebフォントとして自由に使用できるものだが、ダウンロードしてグラフィックにも使用できるようになっている。商用利用も無償。Adobeのソフトを買うとTrajanが付いてくるのでいらないとか思うかもしれないが、目先を変えてみるのもいいと思う。デキに関してはTrajanにも引けをとらない。名前はポルトガル語で工具の鑿(のみ)の意。
本日節分ということで、まめまめしいフォントを。見ての通り、枝豆をモチーフにしたフォントである。シルエット的には羊に見えなくもない(これまた見ての通り)。デザイナーは日本在住のようだが、詳細が書かれてないので日本人かどうかは不明。とはいえ同じモチーフでひらがなフォントもあるので、おそらく日本人だろう。ちなみに枝豆の中身をさやから取り出して乾燥させたものが大豆。なので同じもの。お~には~そと~。
バレンタイン向けとはいえガーリーな書体が続いたので、オトナの男性にも似合う書体を紹介。これ分類的にはローマン(セリフ)でいいんだろうか。小文字はなくスモールキャップスで、それのアップライトはローマンだが、大文字とイタリックはカリグラフィックになっており、大文字にはノーマルなカリグラフィックとスワッシュの付いたものの他に、フローリッシュの付いたOrnamentedと、ステムに彫りが入ったHandtooledがある。ゴージャス感を演出したい場合に。名前はスペイン語で「エーテル」の意味らしい。小文字(ローワーケース)が入ったバージョンもある。
手書き感の強いラフなスクリプト。森ガール(笑)が好きそうな書体である。拡大すると判るが、ザラザラした紙に書いたように輪郭もラフであり、それが柔らかさを醸し出している。ファミリーを持たないが、スワッシュのあるオルタネートを持つほか、リガチャーもいくつか持っており、さらに英語で頻出する接続詞のいくつかを単体の文字として持っている(下図参照)。$29とお値打ち価格。
ルネッサンス期の碑文のプロポーションを持った優雅なディスプレイ。サンセリフながらフォーマルな印象を受ける。ファミリーは持たないが、手書き感をより強くしたオルタネートも含んでおり、よりカジュアルな雰囲気にすることも可能。非常に読みやすくもあり、色々と用途はありそう。イメージ画像にもあるが、ただいまバレンタインセール中で30%オフ。
やや太めなペンで一発で手書きしたような、細身でキュートなディスプレイ。控えめなスワッシュのあるオルタネートも含む。ファミリーには、画像上部にあるような、丸っこくて正方形に近いプロポーションを持った大文字もあるほか、かなり可愛らしいイラストを含んだオーナメントもあり。何にでもカワイ~と言ってしまう女子にはウケる事間違いなし。
今週もまだまだバレンタイン特集は(勝手に)続く。余りにもやり過ぎ感のある(笑)スクリプト。お花畑が満開である。好きな人は好きかもしれないが、せめて小文字にでも花のついてない普通のものがあればもっと使いやすかったと思うが…。おとなしめ(それでもハデ)のものと、更に華々しいものがある。オーナメントもあり。ロゴや大見出し、カードの短文などに。長文には明らかに不向き。名前はドイツ語で「ワイナリー」の意。ブドウのツタを装飾に使うのは昔から定番中の定番。