筆者が独断と偏見で選んだおしゃれでかっこいい英語フォント(欧文書体)をほぼ毎日1書体ずつ紹介しています

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必見! お薦めのタグ5選

Toothpaste

Toothpaste

本日は「いい歯の日」だそうなのでこの書体を紹介。練り歯磨きをモチーフにしたモノラインスクリプト。チューブから出した歯磨きで書いたようにしてあるので、意地でも一筆書きにこだわっている所が特長。i や j のドットと t のバーに妥協が見えるが(笑)、それらとアクセント記号以外はホントに一筆書きである。A とか相当ムリがあるが、小文字の字形にしなかった作者の執念には拍手を贈りたい。ところで今でも「歯磨き粉」っていう人いるよね? もはや「粉」ではないんだけども。

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher

Wagner Script

Wagner Script

本日は立冬だが、それにちなんだ書体などあるはずもないので普通に書体を紹介する(笑)。よく筆者が「分類不明」と称しているタイプのスクリプト。説明文をよく読むとだいたいこの辺は「continental face」と呼ばれるようで、意味的には活版印刷時代にヨーロッパで広く使われた作者不明の書体、という感じらしい。この書体も複数の名前を持っているらしいが、ちょっと詳しく調べたら、ライプツィヒにあった Wagner & Schmidt という所が1926年頃に発表した Troubadour という書体がオリジナルらしいとの事。その後、より細くなって1930年代後半にオランダで Gracia という名前で出回り、香水やワイン、チョコのパッケージなどに使われたらしい。それその通り、そっち方面に重宝するだろう。結婚式の招待状などにも。ちょろっとオルタネートもある。

Category(s)
Design Date
2011
Publisher

Typodarium 2017

Raban Ruddigkeit, Lars Harmsen / Schmidt Hermann Verlag / 2016年
Typodarium 2017

今年も出ましたフォント日めくりカレンダー。今年はどこぞのバイラルメディアで紹介されたせいか、Amazon でも欠品が続いており、まだ筆者の手元に届いてない。が、まぁ多分例年通りだと思うので特筆すべき事も特にない(笑)。版元のサイトでちょろっと中身が見られるので、興味のある方はドウゾ。

Between

Between

Monotype の日本人タイプディレクター・デザイナーである小林章さんの新作。タイプが 1 から 3 まであり、Between 1 はモダンなヒューマニストサンセリフ、2 は同氏が以前に制作した Cosmiqua というローマンの骨格をベースにしたとあり、見ての通り g に2階建てを採用したりするなど、よりオーガニックな雰囲気を持っている。3 は手書き感がやや残るダイナミックなタイプで、特にイタリックはその傾向が顕著である。という具合に 3 タイプありはするものの、全体的には統一された雰囲気を持っている。それぞれ8ウェイト。ただいま50%オフセール中だが、Monotype サブスクリプションにも入っているので、契約している方は購入不要。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher
Fontspring
Set Sail Studios

Cloister Open Face

Cloister Open Face

本日は紅茶の日。という事で、英国で午後に紅茶を飲む習慣である「アフタヌーンティー」をそのまま店名にしている某店(バレバレ)のロゴ、に近い書体を紹介。近いというか多分これじゃないかと思う。20世紀前半に活躍したアメリカのタイプデザイナー、Morris Fuller Benton がデザインしたベネチアン書体のオープンフェイスタイプである。クラシックで優雅な雰囲気があり、英国の貴族趣味を表現するのにもってこいだろう。Linotype はこのオープンフェイスしか書体にしてないみたいだが、当然ノーマルタイプもあり、それは URW++Lanston Type Company (LTC) が書体化している。筆者は LTC の方が好みかな。スワッシュイタリックが優雅である。

Category(s)
Design Date
Designer(s)
Publisher

Just Fall Holidays

Just Fall Holidays

本日はダーク・シュナイダーの最強呪文(当時)の日、もといハロウィン。というワケでこの書体(?)を紹介。説明不要のハロウィンイラストアイコン集。大した数が入っていない割にはの値段だが、ただいま25%オフセール中。アイリッシュ好きとしてはケルト起源のこの祭りが流行るのは歓迎だが、渋谷を見てるとあーあと思よねホント。沖縄の成人式みたいでね…。ま、今日はかぼちゃでも煮ようかな。Trick or Treat!

Category(s)
Design Date
2009
Designer(s)
Publisher

ITC Serif Gothic

ITC Serif Gothic

セリフの付いたゴシック(?)。なんのこっちゃだが、要はサンセリフにちょろっとセリフを付けたものである。ならセリフ書体じゃんというツッコミはこの際無視する。ジオメトリックベースではあるが、全体的に骨格が普通ではなくかなり個性的。作者の Herb Lubalin はタイプデザイナーではなく、レタリングが得意なグラフィックデザイナーなので、こういった常識外れなデザインができるのだろう。Avant Garde Gothic をデザインした人だと言えば納得行くだろうか。当時の感覚で字間がちょっと詰まり気味なので、若干空けて組む方が今っぽくなるだろう。6ウェイト。

Category(s)
Design Date
Publisher
ITC
House Industries, now available on MyFonts!

Analogia

Analogia

今どき珍しい、ウェイトファミリーのないクラシックなローマン。18世紀にベルギーのルーヴェンという街で、Martin van Overbeke という人が印刷した本の書体を参考にしたとある。x-ハイトが大きくややコンデンス気味で(特に a が潰れてる)ビジネスライクだと紹介されてるが、A の腰が高かったり N や M の肩が張り出してたりと、クラシックで品が良い感じが筆者好みである。イタリックとスモールキャップスはあるが、前述した通りウェイトはレギュラーのみ。まぁ当時はそんなもんだったのでいいかなとも思う。その代わり字種は豊富で、ヨーロッパ全域はカバーしている。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Roicamonta

Roicamonta

カッパープレート風味のある優しい雰囲気のアップライトスクリプト。小文字がさほど小さくなく、また字間が広めに取られていて読みやすい。ご多分に漏れず1200ほどのグリフがあって、色々とおもしろい組版が楽しめる。珍しいのは分数用の数字が多数ある所。8以上の母数が8の倍数なのが気になる…コンピュータ関係? まぁなんだかよく解らない。一応イタリックはあるが、あんまり傾いておらず、ほぼ変わりはない。レギュラーの他、Basic と Curly というバージョンがあるが、グリフ数はどれも同じで、違いがよく判らない(笑)。ま、気になる方は購入して確認してくださいな。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Pablo

Pablo

本日10月25日はピカソの誕生日。というワケで、そのファーストネームを持つ書体を紹介。解説がなーんにもないので、ピカソの筆跡なのかどうかもさっぱりである。少なくともそのサインとは違う模様。ラフなアップライトのブラッシュなので、画家が絵筆で書く文字に見えなくはないが…どうにも謎である。ま、オルタネートもウェイトのバリエーションもなく、さほど面白味のない書体。

Category(s)
Design Date
1995
Designer(s)
Publisher
ITC
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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