筆者が独断と偏見で選んだおしゃれでかっこいい英語フォント(欧文書体)をほぼ毎日1書体ずつ紹介しています

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必見! お薦めのタグ7選

Pompeijana

Pompeijana

本日は35歳という若さで急死したK-1選手、アンディ・フグ(Andy Hug)の誕生日(1964年)。フグと言えば踵落とし(axe kick)だが何にもヒットしないので(笑)、出身のスイスにちなみ、同じスイス出身のアドリアン・フルティガーの書体を紹介。折角なので全然知られてないこちらを。カリグラフィーで言うところのラスティック・キャピタル(Rustic Capitals)という書体をフォント化したもの。需要がほとんどないのか、滅多にフォント化されることのない書体で、非常にレアである。1世紀頃からある非常に古い書体で、細長いプロポーションと強いコントラストが特徴。ブロードペンで書く時はペン先をほとんど垂直に立てる事が多いので、人差し指と中指の間にペンを持つと書きやすかったりするという、書き方さえも珍しい書体である。このフォントにはやや本体とは異質なボーダーフォントが付いている。

Category(s)
Design Date
1992
Designer(s)
Publisher

Kuro

Kuro

本日「黒の日」だそうなのでこちらを。カウンターが広く可読性の良い(ちっとも黒くない)サンセリフ。ジオメトリックをベースにしながらそれにこだわることなく、かなりの調整が施されている。b や p などボウルとステムがくっついてる字などは、ステム部分をばっさり切り落として直線にしているのが特徴的。アセンダーも小さいがディセンダーはさらに極端に短く、行間をあまり取る必要がない。読みやすいかはともかく、詰めて組むことが可能になっている。8ウェイトあるが、イタリックはレギュラーウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)

Linna

Linna

大文字のみのディスプレイローマン。通常このタイプはローマンキャピタル系のものが多いが、こちらはトランジショナルと呼べるだろうか。それもやや機械的なアメリカンな印象があるローマンである。見ての通り長いスワッシュの付いたオルタネートと、ちょこんとしたティアドロップが付いたオルタネートが入っている。あとリガチャーもちょろっと。ヘアライン部が完全にすっ飛んで消えてしまっている Stencil というタイプもあり、こちらの方が視覚的にはおもしろいだろう。作者はアフリカ系ブラジル人。そう言えばタイプデザイナーにアフリカ系はあまり見かけない。何でだろう?

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Mariage

Mariage

先日、秋篠宮夫妻のご息女・眞子様と小室圭さんが婚約の内定を発表された。twitter にも書いたが「婚約の内定」ってなんだろね…結婚の内定の事を婚約というのでは…。という疑問は拭えないがおめでたいのでフランス語で「結婚」の名を持つ書体を紹介。19世紀ヴィクトリア風のブラックレター。20世紀初頭にアメリカでデザインされたもののデジタル版である。まぁよくあるものでこれと言った特徴はないが、Linotype 版とは違いこちらの URW++ 版は、活版印刷のシルエットを再現したエッジがギザギザの Antique というバージョンがある。慣れないと読みづらいが、格調高いので名前の通り結婚式の招待状などにも。ちなみにフランス料理の世界でマリアージュと言えば、「料理とワインの相性」の事を言う。

Category(s)
Design Date
1901
Designer(s)
Publisher
Fontspring
Set Sail Studios

Kiwi

Kiwi

本日は9.1でキューイチ→キューイ→キユゥイ→キィウィという事でキウイの日だそうな(強引)。っつーワケでこちらを紹介。ポップなスラブセリフディスプレイ。ベースラインもテキトーで、あんま考えることなくグイグイデザインしていった感じがするが、線の太さはほぼ揃えてあってバランスもよく取れており、実は高度なデザイン能力がないとこういう書体は破綻しやすい。これはよく整えられていると思う。リガチャー、というか字は繋がってないが2文字の組み合わせのグリフが160種ほどもあって、おもしろい文字組が楽しめる。キウイ以外のフルーツも入ったイラストアイコンが50点ほど収録された Kiwi Fruit というのがファミリーにある。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Questa Sans

Questa Sans

所々ほんの少し字形が変わってるが可読性の良いヒューマニストサンセリフ。y のディセンダーが少し折れているのが特徴的。すでに実績のあるオランダのタイプデザイナー二人が The Questa Project というタイプデザインプロジェクトを立ち上げ、その中でデザインしたものである。同じ骨格で4種類の書体がデザインされており、他はトランジショナル(モダン?)ローマンの Serif、スラブセリフの Slab、モダンローマンディスプレイの Grande がある。それぞれすべて5ウェイトずつ。当然親和性が高いので、組み合わせて使うといいだろう。

Category(s)
Design Date
2017
Publisher

Mary Read

Mary Read

本日は女優キャメロン・ディアス(Cameron Diaz)の誕生日(1972)。彼女と言えば筆者の同年代の方はご存知だろう、『メリーに首ったけ(There’s something about Mary)』の超絶下ネタに大爆笑(あの髪型!)してたクチなので、そのメリーの名を持つ書体を紹介。
こういうのもスクリプトっていうのだろうか。ほぼ間違いなくブロードペンでデザインされており、モダンカリグラフィーの部類に入るかなと思う。コンデンスで直線的な角ばった字形で、コネクションはないが、一応イタリックの体(てい)はしている。セリフがくるっとカールしているのが特徴的。スワッシュオルタネートも少ないながらあり、ちょっとレトロで可愛らしいガーリーな書体である。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
2008
Designer(s)
Publisher

Rinstonia

Rinstonia

カジュアルなボールペンスクリプト。人の自然な筆致に近い字形でありながら、きちんと整理されており可読性をよく保ったスクリプトである。所々インク溜まりがあり、ボールペンの雰囲気がよく出ている。スワッシュオルタネートもあり。欧米人が使うサイン(signature)にも見えるが、あれは「他人が簡単に真似できない」よう特殊なデザインがされており、そういうのとはまったく違うのでご注意。1ウェイトしかないが、2,000円ほどと大変お買い得。ちなみに「ボールペンは和製英語で本来はボールポイントペンだ」とよく言うが、欧米でも ball pen と呼ぶ事はあるようだ(Wikipedia: Ballpoint pen)。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher

Ayres Royal

Ayres Royal

鬼のようにデコラティブなイニシャルを持つブラックレター。18世紀英国のカリグラファー、John Ayres の書体を参考にしたとある。この頃の英国では George Shelley や Charles Snell、George Bickham など綺羅星の如き天才たちが腕をふるっており、それぞれの名を冠した書体(Shelley ScriptSnell RoundhandBickham Script など)も開発されているが、この John Ayres もなかなか負けてない。コントラストが強くカウンターの広めなブラックレターで、装飾が大変優雅である。ただ、全文をこのイニシャルで組んだりするとかなり読みづらい(サンプルがすでに読みづらい)ので、そのためか Plus という、大文字に装飾のないフォントがファミリーにある。特に目立たせたいもの以外はこれで組んだ方がいいだろう。作者は他に Royal Bavarian Script という書体も制作しており、イニシャルだけ Ayres Royal で、本文はこちらで組んでみて欲しいと提案している。

Category(s)
Design Date
2005
Designer(s)
Publisher

Scotch

Scotch

本日は007シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドの初代を務めた名優ショーン・コネリー(Sir Sean Connery)の誕生日(1930)。スコットランド出身の氏に敬意を表してこの書体を紹介。つい最近発表されたスコッチローマン。スコッチと言えば Century に代表されるように、アクシスが垂直に近くコントラストの強いトランジショナルだが、その特徴がよく出ており、ネーミングにも「これぞスコッチだ」という強い意志を感じる。オプティカルファミリーで、本文向きの Text、大見出し向きの Display、小見出し向きの Deck があり、それぞれに6ウェイトあるが、Deck だけイタリックがない。字種はプロ仕様で、スモールキャップスやオールドスタイル数字も一通り揃っている。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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