筆者が独断と偏見で選んだおしゃれでかっこいい英語フォント(欧文書体)をほぼ毎日1書体ずつ紹介しています

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必見! お薦めのタグ5選

Adios Script Pro

Adios Script Pro

日本勢のメダルラッシュで盛り上がりましたリオ五輪も今日で閉幕。まぁまだパラ五輪がありますけども一先ずお疲れさんという事で、ポルトガル語、に近いスペイン語で「さようなら」の意味を持つスクリプトを紹介(ちなみにポルトガル語では adeus)。柔らかくブラッシュのニュアンスに近いカッパープレートスクリプト。1ウェイとしかないがオルタネートが山ほどあって、グリフは全部で1470もあるそうだ。色々と遊べると思う。

Category(s)
Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Byker

Byker

本日819は俳句の日であり、バイクの日でもあるそうな。なんでそれにちなんだ書体を紹介したいのだが、英語で byke は自転車を指し、日本で言うバイク(オートバイ)は motorcycle である。なのでこの Byker という書体も自転車の方をイメージしてるようで、車体や競技用スーツなどになるほどこんな書体(だいたいイタリック)で文字が入ってるなぁと思う。「ジオメトリック」と説明されているがそーでもない。字幅とカウンターの広い、読みやすいサンセリフである。字種は大変多くリガチャーも多めに揃っていて、普通に本文組に使えそう。ウェイトも7つと豊富。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)

Minimo

Minimo

コロコロしてかわいらしいジオメトリックサンセリフ。余計な線がほとんど省かれており、g などの字形が非常に独特で全体的にディスプレイ感が強く、あまり本文向きではないだろう。サンプルイメージはタイポグラフィの教科書でよく見るような、字間とカウンターのピッチがキレイに揃っていて素晴らしい(笑)。イタリックはオブリークタイプ。4ウェイト。ただいま80%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher

Brasilica

Brasilica

日本勢が結構メダルを獲ってて、リオ五輪盛り上がってますなぁ。というワケでブラジルな名前を持つ書体を紹介。太めのがっちりしたローマン。オールドスタイルほどのコントラストはなくてセリフも太く、どっちかというとスラブセリフにも近い。アセンダーやディセンダーも短く、小さく使った時に視認性を発揮すると思われる。5ウェイトあるが、なぜかイタリックはレギュラーにしかないのが残念。このイタリックがまたギリっと角ばっており、なかなかカッコイイ。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher
Fontspring
Set Sail Studios

Prêt-à-porter

Prêt-à-porter

フランス語で既製服(プレタポルテ)という名のデュオ。スクリプトとスラブセリフのミックスで、スラブセリフの方は普通のかっちりしたもので、よくある手書き風ではなく、ウェイトも9つある。スクリプトはモノラインとカッパープレート(風)のものがあり、どちらも結構ラフな形をしている。こちらはオーナメントも含め5ウェイトずつ。ただいま79%オフセール中。ちなみに反対語、つまりオーダーメイドは haute couture オートクチュール(直訳すると高級仕立服)というのだが、実はオーダーメイドというのは和製英語で海外では通じない。英語では普通 bespoke ビスポークという。be spoken (話し合った)が語源だとか。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Pacioli

Pacioli

本日はお盆で終戦記念日。ではあるが、これにちなんだような書体などないので、鎮魂の意味を込めて(?)碑文系を紹介する。1509年に Luca Pacioli という人が De divina proportione という本の中で、ローマンキャピタルを幾何学的に分析したものを書体化したもの。こういう分析をした人は Albrecht Dürer が有名だが、なぜか Pacioli のものを採用したらしい。ルネサンス期の芸術家たちは、古代ギリシャ・ローマ人たちが数学的にも秀でていた事に目をつけ、きっと文字の設計もこうしたに違いないと分析したらしいのだが、実際は平筆でフリーハンドだったらしく、現在この手法は否定されている(笑)。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
Publisher

Bunyan Pro

Bunyan Pro

Eric Gill の絶筆(?)となった書体だそうである。Gill らしい碑文風味のあるオールドスタイルローマンだが、Gill の代表的なローマン、Perpetua と比べるとコントラストが弱く、x-ハイトが大きくてややコンデンス気味。つまりより本文向きになっているだろうか。イタリックはカリグラフィー風味が抑えられており、f にディセンダーがない。3ウェイトしかないが、Pro 版らしく字種は豊富。ちなみに制作された当時は通常の手組みの活字版と Linotype 版があったようで、Linotype 版は Pilgrim という名前だったそうな。

Category(s)
Design Date
2016
Publisher
House Industries, now available on MyFonts!

Kilimanjaro

Kilimanjaro

本日は今年から公休日に制定された「山の日」、という事で山にちなんだフォントを探したが、これが意外にもあんまりない。有名な山の名前で検索したが、めぼしい物はヒットしなかった。アンデスとか南米だしいいかなと思ったが、以前 Andes (Rounded) を紹介してしまってるので、仕方なくコイツを紹介(ひどい)。アフリカ大陸最高峰の名を冠したディスプレイである。日本ではコーヒーのブランド名として知られる。あちこち塗りつぶされ変形してはいるが、字としての体裁を保っており、ちゃんと読めるところがスゴイ。日本では変形させすぎて字としておかしくなってしまった欧文ロゴをちょいちょい見かけるが、ロゴは読めてナンボである。和文ではそんな事はないので、欧文慣れしてないデザイナーがそういう事をしてしまっていると思われる。ちゃんと経験を積んでから取り掛かるよう注意されたい。

Category(s)
Design Date
2004
Publisher

Camila

Camila

曲線多めな Didone ディスプレイ。C や r など、ちょっと曲がった線があると、そこがクッとフックしているのが特徴的。全体的にはカウンターが大きめでゆったりした印象があり、モダンローマンにありがちな鋭さがない。7ウェイトあるが、どのウェイトもヘアラインが細いのでやっぱりディスプレイ向きだろう。MD、OG、HE、AV のリガチャーがあり、数字はライニングとオールドスタイルがある。

Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Eileen

Eileen

本日は20世紀前半に活躍したアイルランド生まれの建築家・プロダクトデザイナー、Eileen Gray アイリーン・グレイの誕生日。という事で、彼女の名を冠した書体を紹介。アール・デコスタイルのサンセリフディスプレイ。バーの下がった E や F、頭でっかちの B、R、積分記号みたいな S など、アール・デコの特徴がよく出ている書体である。ちなみにグレイはインテリアデザイナーとしても知られ、特に E-1027 というサイドテーブルは有名で筆者も愛用している(コピーだけど・笑)。5ウェイト。

E-1027
Category(s)
Design Date
2016
Designer(s)
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
シンプルモダンでおしゃれな欧文ロゴをデザインします

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